暘州通信

日本の山車

00626 市方神社祭

2008年08月08日 | 日本の山車
00626 市方神社祭
神奈川県小田原市荻窪七五五
市方神社
□祭は十月中旬
□汎論
山車は天保年間の建造と伝える古い山車。二層式で、棟が高い。車は四輪で、基臺の内にある内車。前輪はやや小さく、少し狭まる。大きな唐破風の屋根は山車全体を覆い、上臺は白の丸堤燈が三段にかけられる。下臺は無地紫地の大幕で飾られる。当地方には各地で単層式、素木造の山車(屋臺)が見られるが、旧態をのこす貴重な祖形を保っている。


02617 正一位岩走神社祭

2008年08月07日 | 日本の山車
02617 正一位岩走神社祭
東京都あきるの市伊奈
正一位岩走神社 (しょういちいいわばしりじんじゃ)
□祭神
ワカヒルメノミコト 稚日女尊
タジカラオノミコト 手力男命
タナバタヒメノミコト 棚機姫命
□祭は九月中旬
山車六臺を曳く。
□山車
新宿
・宮本
・森町
・本宿
・上宿
・新宿
創始は明治中ー末期ころに、八王子の万町が建造した山車を譲り受けたという。
現在曳かれる山車は昭和三十年ごろに建造されたもので三臺目にあたる。
・北郷
(順不同)

□汎論
信濃国伊那(長野県)の住民十二名が入植して開村したといい、神社の創祀は戸隠大明神より分祀を得たのにはじまるといわれる。祭は頭屋制で行われていたと推定される。
藤原豊前守宮沢安通が正一位を受階し、寛政六年(一七九四)に神社に祀られたことから正一位岩走神社となった。社地の伊奈(いな)は信州の伊那にちなむ名だという。


市営(県営)土地改良事業の不正 2

2008年08月06日 | 行政・司法問題
市営(県営)土地改良事業の不正 2
高山市営長尾土地改良事業、高山市営長尾畑地総合整備事業は岐阜県単事業として行われた二件の土地改良補助事業で、岐阜県、高山市から補助金が出ている。
名称が長いので、便宜上前者の高山市営長尾土地改良事業を「長尾土地改良事業」。後者の高山市営長尾畑地総合整備事業を「長尾畑総」という。
長尾土地改良事業地にはいまだに地番がなく、所有者も確定しない土地が数箇所ある。
長尾畑総はいまだに事業が完了せず。換地も行われていない。


02574 御宿春日神社祭

2008年08月06日 | 日本の山車
02574 御宿春日神社祭
千葉県夷隅郡御宿町高山田
春日神社
□祭は九月下旬。
山車十臺を曳く。
□山車
・六軒町
・須賀
・岩和田
・新町
・浜
(順不同)
□汎論
豊作と豊漁を祝う祭。岩和田、神幸は、須賀、新町、浜の各地区を練り当日還御する。
童謡、「月の砂漠」ゆかりの地で、加藤まさをを記念する「月の沙漠記念像」が御宿海岸に立ち、月の沙漠記念館がある。


00529 田野辺の天祭

2008年08月06日 | 日本の山車
00529 田野辺の天祭
栃木県市貝町
たかお神社

祭は八月下旬
□汎論
たかお神社[高□(文字なし=雨かんむりの下に口を三つ並べさらに下に龍を書く)神社。青森県八戸市に「おがみ神社(たかおがみ神社)」があるがおなじ文字である。
天祭(てんさい)は、五穀豊饒と風水害の除難を祈願する祭という。仏教色が濃くかつては、夜を徹して念仏を唱え天棚をまわったという。お盆の棚に縁起をもつという説もある。天棚は依代として一定の期間つくられる。いわば車輪のない山車ともいえる置山である。栃木県内に行われる天棚は。次第に数を減じており、現在は二十数箇所くらいとなっている。和初期のころにはおよそ二百くらいあったというから約十分の一になってしまったわけである。鹿沼市や近隣には見事な彫刻屋臺が見られるが、天棚から流用されたものもある。各地にみられる天棚には神の迎え方、棚を設ける場所、祀りかたなどに若干の差異があるが、
日、月、十二支の軸をかけて供物を供え、天棚下では太鼓、笛、笙などの楽器によりお囃子が演奏される。

00554 常陸大津御船祭

2008年08月05日 | 日本の山車
00554 常陸大津御船祭
茨城県北茨城市大津町字宮平一五三二
佐波波地祇神社(さわわちぎじんじゃ)
□祭神
アメノヒカタクシヒカタノミコト 天日方奇日方命
オオナムチノミコト  大己貴命
ツミハヤエコトシロヌシノミコト 積羽八重事代主命
ミワノカミスクナヒコナノミコト 三輪神少彦名命
ヒメタタライスズヒメノミコト 媛蹈鞴五十鈴姫命
イスズヨリヒメノミコト 五十鈴依姫命
□祭は五月上旬(五年毎)
漁船を陸にあげ、神輿を乗せて曳く。
□汎論
佐波波地祇神社は、延喜式神名帳の常陸國二十八座の一座として記載される古社。
大宮大明神、六所明神ともよばれる。
大津はかつて佐波ノ湊といい、三代實録に、清和天皇期の貞観元年四月二十六日、辛亥、佐波波神進従五位下の記述がある。
また、社伝に、多珂郡皇浦佐波ノ湊に鎮座の佐波波神は 天日方奇日方命にして号を大宮大明神というとある。
大津町で行われる御船祭は、鹿島の御船祭とともに著名な舟祭である。
本祭には諏訪神社下で神輿を神船に移し、水主とよばれる歌子の御船歌や囃子にあわせて多数の人たちによって曳き、浜ノ津神社下に向かう。およそ五時間ほどを要する。
御船に車輪がなく、算盤(そろばん)と呼ぶ木枠を敷き、若者たちが船縁を左右にゆらして移動させて曳く。津神社下につくと御輿は潮垢離の神事を行い環御する。
浜下り神事であろうか。神船は海上を渡御していたが、海の部分が陸地となったため陸曳となったという。
国および県指定文化財、無形民俗文化財に指定されている。



00468 山車コンクール

2008年08月05日 | 日本の山車
00468 山車コンクール
福島県河沼郡会津坂下町(あいづばんげまち)
□祭は九月下旬。
□汎論
会津坂下町は、お富さん、別れの一本杉、赤いランプの終列車など数々の歌謡曲で知られる春日八郎さんの出身地。
秋祭には仮装山車コンクールが行われるほか、約四百年の伝統があるという大俵曳き
会津の三大田植のひとつとして名高い早乙女踊り、お田植祭、諏訪神社の提燈行列など伝統藝能、民俗行事がおこなわれる。
十五ほどの町内が約一ヶ月をかけてまったく自由な発想で、趣向を凝らした山車を作って曳く。
埼玉県の北本市と姉妹都市になっていて相互に交流がある。


03225 八幡神社祭

2008年08月04日 | 日本の山車
03225 八幡神社祭
山形県最上郡金山町
八幡神社
□祭は八月中旬。
飾人形山車五臺を曳く。
□山車
・七日町
・十日町
・内町
・羽場
・山崎
□汎論
金山郷は、大永より天文年間は鮭延領として、秋田仙北の小野寺氏一門である佐々木氏の支配下にあったが、変遷の後、元和八年に戸沢氏が封ぜられてからは、明治初期の廃藩置県に至るまで約二五〇年間戸沢氏の領地であった。戸沢藩政時代は金山と及位を併せて金山郷といい、金山には代官所が置かれた。
山車は毎年趣向を凝らしたものを各組がつくる。


05886 横手送り盆祭

2008年08月04日 | 日本の山車
05886 横手送り盆祭
□祭は八月中旬。
山車(大船、小船)が出る。
□山車
・大水戸町
・西前郷町
・中前郷町
・柳町
・馬口労町
・田中町
・上内町
・下内町
・富士見町
・平城町
・朝倉碇町
(順不同)
休止
・大町上丁
・大町中丁
・大町下町
・四日町上丁
・四日町中丁
・四日町下丁
・鍛冶町
・栄通町
□汎論
神社に属しない民俗行事で、起源は送り盆祭として、江戸時代に飢饉による多数の死者を供養するため、河原で屋形舟を流したのが始まりとされる。秋田県指定無形民俗文化財となっている。「さいさい囃子」が演奏されるなか、丸太と藁でつくった屋形舟はが市内を練り、横手川の蛇の崎川原に集まったあと、蛇の崎橋の周辺では屋形舟のぶつかり合いが行われる。

01649 白石神明社祭

2008年08月03日 | 日本の山車
01649 白石神明社祭
宮城県白石市
神明社
□祭神
アマテラスオオミカミ 天照大神
境内社
手長男神社
山神社
青麻神社
稲荷神社
□祭は五月上旬。
山車八臺を曳く
□山車
・本町
・中町
・長町
・亘理町
・田町
・短ヶ町
・新町
・東益岡
・西益岡
(順不同)
□汎論
神明社は、大同二年(八〇七)坂上田村麻呂が陸奥東夷を攻めるとき、伊勢神宮
より分祀を受けて祀ったのを創祀と伝える。
安政二年(一八六五)に、二宮尊徳の弟子だった倉田耕之進の書による大伴家持の万葉歌碑が立てられている。
   皇の 御代さかえんと 東なる みちのく山に 黄金花咲く
□問い合わせ
白石市商工観光課
電話 0224-25-2111

市営(県営)土地改良事業の不正 2

2008年08月03日 | 行政・司法問題
市営(県営)土地改良事業の不正 2
高山市営長尾土地改良事業、高山市営長尾畑地総合整備事業は岐阜県単事業として行われた二件の土地改良補助事業で、岐阜県、高山市から補助金が出ている。
名称が長いので、便宜上前者の高山市営長尾土地改良事業を「長尾土地改良事業」。後者の高山市営長尾畑地総合整備事業を「長尾畑総」という。
長尾土地改良事業地にはいまだに地番がなく、所有者も確定しない土地が数箇所ある。
長尾畑総はいまだに事業が完了せず。換地も行われていない。


市営(県営)土地改良事業の不正

2008年08月03日 | 行政・司法問題
市営(県営)土地改良事業の不正
土地改良事業をめぐる不正は各地で後を絶たない。とくに公営土地改良事業は、行政の陰に隠れて不正が行われることが多く、行政職員、土地改良区役員、県議会議員、市議会議員らが暗躍している。
さらに法務局、裁判所判事までもが行政とその弁護士に翻弄され、適正な措置が講じられないのは由々しきことで、困ったものである。
以下に岐阜県と高山市を例にとってその流れを記述しておこう。
1 地番のない土地が数箇所もある。
高山市営長尾土地改良事業は、高山市が行った土地改良事業であるが、高山市長土野守はこの事業は民営であると言い張り、岐阜地裁高山支部は民営として判決した。
ところが、行政訴訟においては一転して高山市営事業であると説を曲げ、岐阜地方裁判所はそのように判決した。
司法、行政の二枚舌である。

00312 花巻祭

2008年08月03日 | 日本の山車
00312 花巻祭
岩手県花巻市城内七-二十八
鳥谷崎神社(とがさきじんじゃ)
□祭は九月上旬。
山車十数臺を曳く。
□山車
・大通り二丁目
・駅前大通り
・西大通り
・花北地区
・双葉町
・若葉町
・吹張町一区
・吹張町二区
・里川口町
・あさひ組
・豊沢町
・東町
・上町
・鍛冶町
・末広町
□汎論
鳥谷ヶ崎神社(とやがさき)は花巻市のほぼ中央の高台東にあり、高台は花巻城跡地である。高台からはに北上川が望まれる。鳥谷崎神社の創祀は不明だが、城地に三社が祀られていたものを天文五年(一五三六)に城主の稗貫氏が併祀して鳥谷崎座三柱神社と改称した。祭は開藩以来続けられてきた長い歴史がある。
従前は高さ十三メートルにもおよぶ屋形山車が出ていたが、電線の架設で姿を消し風流山車となった。平成四年に開町四百年を記念して屋形山車が再現された。
祭には、山車連合パレード、花巻囃子踊り流し。葛神楽、上根子神楽、胡四王神楽
鉛古代神楽 円万寺神楽、下似内神楽など数々の神楽の奉納がある。
□山車文献資料
・今昔 花巻まつり
□問い合わせ
鳥谷崎神社
岩手県花巻市城内7-28
電話 0198-23-2030


00216 神明宮祭

2008年08月03日 | 日本の山車
00216 神明宮祭
八戸市廿六日町
□祭神
アマテラスオオミカミ 天照皇大神 
合祀
トヨウケノミコト 豊受命
ホムドァケノミコト 誉田別命
アメノコヤネノミコト 天児屋根命
□祭は八月上旬
見立て山車を曳く。
□山車
・廿六日町山車組
・新荒町附祭若者連
・上組町附祭
・根城新組町附祭
・売市附祭
□汎論
神明宮の創祀は、九戸だったといい、金浜、新井田、中居林、長者山、さらに宝栄六年(一七〇九)に現在の廿六日町に遷座された。長者山新羅神社には相殿にアマテラスオオミカミが祀られている。


03100 新羅神社祭

2008年08月03日 | 日本の山車
03100 新羅神社祭
青森県八戸市長者一丁目
新羅神社(しんらじんじゃ)
□祭神
シラギサブロウ 新羅三郎源光命
相殿
クライナタマノミコト 倉稲魂命
オオモノヌシノミコト 大物主命
スサノオノミコト 素盞鳴尊
アマテラスオオミカミ 天照大神
トヨウケヒメノミコト 豊受姫命
ホムダワケノミコト 誉田別命
境内社
高おがみ神社
穴守神社(穴守稲荷)
稲荷神社
八坂神社」(山麓に鎮座)
桜山招魂神社
□祭は八月上旬
見立て山車を曳く。
□山車
・吹上山車組
・糠塚山車組
・類家山車組
・鍛冶町
・八戸共作連
・華屋臺
・六日町
・十三日町
・十六日町
・長横町
以下は休止
・三日町
・廿三日町
・八日町
・沼館
・旭町
・大工町
・湊柳町
・廿八日町
・本鍛冶町

□汎論
青森県内の新羅神社は、八戸市のほか三戸郡南部町、上北郡十和田湖町などにあり、南部藩の旧知行地に祀られる。長者山に祀られるので長者山新羅神社ともいわれる。
後三年の役(一〇八三-一〇八七)の際、源義家に従い功績のあった新羅三郎義光の孫にあたる加賀美遠光の三男光行が、南部の地を領したことから祖先の霊を祀るため創始した。寛文四年(一六六四)に盛岡の南部藩から分かれ「八戸南部藩が藩庁を置いた所で、八戸城跡がある。
八戸三社大祭の起源は享保六年といわれ、新羅神社、おがみ神社、神明社の合同祭になっている。