暘州通信

日本の山車

32261 天と地祗

2008年08月28日 | 日本の山車
32261 天と地祗
「天神地祇」という熟語がある。いずれも「カミ」として扱われる。
大山祗は大山津見とも書かれる山のカミ。海祗は海神とも書かれる海のカミ。
天のカミは「」、山、海のカミは「祗」であって、明確にわけられていた。
アヅミは安曇(アヅミ)、安曇川(アドガワ)、安土(アヅチ)などと表記を変えているが、もとは地のカミだったであろう。
長崎県の対馬に、アマテルジンジャがあり、天□(=文字なし。「祗」の左しめすへんを除く)天祗留神社でもおおきな誤りではないであろう。
では、アマテルジンジャの祭神はだれか? アマテラスオオミカミ(天照大神)があてられるのだが、異論、異説がある。
神明神社といえば、祭神はアマテラスオオミカミと考えてほぼ間違いないだろう。だが、アマテルオオカミとアマテラスオオミカミを同一視するのは問題がありそうである。
筆者は海神惠の宗像氏の祖神と推定している。