暘州通信

日本の山車

玉依姫 様 (四一一)

2013年07月03日 | 日本の山車
玉依姫 様 (四一一)
 これは仮説です。
 すでに述べましたから重複しますが、房総の発展は上総南部の海岸に面したところに、日氏
系の中臣氏、阿波忌部氏、物部氏。綿津見氏系のカモ氏。出雲氏。さらには、多胡氏、羊氏、平群氏、穴太氏、車持氏、我孫子氏(あびこし)などの豪族が割拠し、鹿島氏もおそらく香取氏から出て大きな勢力となっていったことがうかがわれます。鹿島氏は神奈川県の真鶴から太平洋側を茨城県、福島県、宮城県、岩手県などにたくさん祀られますが、ほかにも意外なところに祀られていることがあります。これは後の春日神社の祭神となって以降のことかもしれません。【鹿島踊】の行われているところは古い祭祀の【鹿島神社】の氏子でしょう。
 江戸川を遡上する武蔵國(埼玉県)に、日氏の
祭神である、アメノヒワシノミコトを祀る古い神社が点在しますが、おそらく上総から発展して、群馬にまで勢力を伸ばした房総起源の氏族と言えるでしょう。