よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

千客万来

2018-05-31 11:17:35 | 日記

今月最後のお客様が帰られた。
と言っても,最後は娘だったが。
以前、よろみの客様、友人なのだが,ここで餃子を娘と拵えたときのたのしさをまた二人でしたいと申し合わせて来られた。
去年の春、パートナーを亡くし,思い出の地ここよろみに愛犬といらした。
髪を切られた彼女はちょっと寂しげにも感じられたが,娘と餃子を作り出すと以前の笑顔が蘇った。



その前は可愛らしいフィリピン人のALT、と友人がお泊り。無謀にもまた英語を習おうとしている。
今回は,遊び半分は許されない地金入りの教師とお見受けした。
老化防止などと言っていられなさそう。

その前は三男の餞にと手打ちそばを住民たちに振る舞ってくれた東京から七尾に移住してきた知人のお泊り。

そしてその前が台湾人と通訳の日本人の学生が3泊。
台湾から来られた方は元新聞記者と言うこともあり、質問が鋭い。
通訳の学生も懸命に見えた。
彼女はちく100年の民家に棲んでいると言うので中谷家に案内した。
ところが,庄屋を商家と勘違いしたらしい。
中国語をマスターすると地球上の人口の半分は通じると言っていた。
そうか,時代は今、アジアかも知れない。



他国を知る前に,自国のことをもっと知らなければほんとうの意味で友好はないのかも知れないと思う。
5月の半分は来客と外出となり,その合間に畑仕事があって,夜は爆睡になっている。
そんなとき、娘が夜中アキに二回起こされ、散歩をさせてたところ下痢便だったという。
来客に魚料理を振る舞い、その残が多かったかも知れない。
今回3泊だけの実家滞在も忙しなかっただろう。
初めての一人の帰省、やはり二人の方が楽しさは倍増すると我が家族は口々に言っていた。



たいへんと言えばたいへんだが,千客万来は大歓迎です。















出張料理−4−

2018-05-22 20:38:55 | グルメ

16日から18日まで滋賀の琵琶湖湖畔にある麒麟クラブで出張料理をしてきた。
相手は中国からのお客様20人とスタッフ10人の計30人分を2人で作ってきた。
朝は5時起きして準備し,夜は11頃までかかってしまう。
料理はビーガンなので卵も乳製品も使わないので献立を考えるのがたいへん。
できるだけ旬のもので無農薬となるともっと限られる。

中国から来られた目的は,東條百合子さんの健康法や看取りの講義など盛りたくさんの講義が用意されている。
来られた方々は富裕層の人たちとか,今はお金より健康が重要と言うこと。
通訳の方がいたが,片言の英語でどうにか対応。
知らないもの同士も寝食を共にすると、打ち解けてお互いに笑顔が見られるようになった。

私の自己紹介で,ここの暮らしに興味を持たれた台湾の元新聞記者と通訳の学生と共に帰山した。
彼女らは3泊して行った。
その話はまた。

昨日もお泊り3人で,今日は1日畑仕事、もう眠いので、、。





全然関係ない写真、蜜蜂とトンボ。
そう言えば,アカショウビンとカッコーが啼き出して,初夏のはじまり。










春の畑仕事

2018-05-13 07:23:43 | 畑仕事

今日は雨、畑仕事は小休止。
それを見越して昨日は息子と二人で藍建てとトマトの畝を立てた。
今まで、一人でやってきたことが自分でも信じられない。
大分、助かっているのに,夜は机に座るといつの間にかうとうとと眠っていた。

春は次々にすることがあってからだとあたまがぐるぐるだ。
畑にはまだ夏野菜のほんの一部が植えられてる。
でもそれだでは霜が心配で,ネットを掛け,気候にあわせて外したり掛けたり,気が抜けない。

ビニールハウスは第2の畑。
畑の本舞台デビューを待っている。
これから種を蒔く豆類もある。
春の畑はマルチタスクと言える。

それに加え,この16日から2泊3日で,中国からのお客様20名とスタッフ10名の食事作りを頼まれ、高島市に行くことになっている。
そのメニューを考え,手はずをしなければならない。
折角の雨の休日も,ぐるぐる回っている。
頼まれることはうれしいが、やはり、たいへん。
うまくいくかな,きっといいことが待っている、よね。

今日は母の日、先日娘から手作りの高菜漬けとどら焼きが届いた。
何よりのプレゼントは,「母ちゃん、私、料理が好きみたい!」その言葉だった。
あの娘がねぇー,家族誰もが驚いている。

写真の欄が消えた?










燕飛来。

2018-05-09 21:36:30 | 自然の不思議

今年で14回目となった正法現蔵現成公案の勉強会も無事終わった。
今回は若い新人もいて何か華やいだ雰囲気が感じられた。
私はいつもながらの典座、いつもの二人がアシスタントととしてサポートしてくれたのでおいしくたのしくできました。
来客23名に私たち総勢30人が3泊4日集い、またそれぞれの仕事場に,生活の場に帰り急にガランとした空間が残った。



勉強会後の食事の風景

そこに来たのがツバメ、あのタキシードの身を包み,あの素早い身のこなし、待っていたツバメがやってきた。
去年は巣を作り卵も生んだが庫裡のコンクリートに無惨にも落とされ割れていたのを発見。
それでも今年もやってきてくれた。

ところが,今日庫裡から続く宿坊、開山堂になにやらただならぬ音がして見に行くとカラスが出られずにパニックになっていた。
今までそこまで入ったことはなかったのに、どうして、どこからはいったの?
どうやらツバメ用に開けていた窓から侵入したらしい。
しかもツバメを追って入ったらしい。

さて、どうすればいいのか。
ツバメが入れてカラスが入れない窓の開き加減が難しい。
カラスの気配でもうツバメは巣作りを諦めるだろうか。
ここに来た当初は5、6カ所巣を作っていたのがもう一カ所だけになってしまった。
あの飛行する姿やあのさえずりは、私を和ませ楽しませてくれる。
忘れずに戻ってきたツバメが愛おしくてならない。
どうか、無事に卵を産み、元気に巣立ちますように。



みんなが帰った後に満開になった藤を背にしたアキ。
1年前の5月5日の勉強会の日になくなったハナと同じように,みんなから可愛がられていました。