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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

ウラギンヒョウモン

2022-06-26 20:16:08 | 自然の不思議

裏銀豹紋と漢字で書くらしい。
これは蝶の名前で、それが今までオカトラノオの花に群がっていたのがこの蝶だったのをつい先日知った。



この蝶がアキのいる本堂の前の階段に羽が閉じた状態で落ちていた。
見るとアルミ質の光った美しい斑点が付いている。
見た瞬間、以前何かで見たことを思い出した。



それは唐松岳に登る際、寄った田淵行男記念館で買った絵葉書にあった物だった。
まさかそれがこんな身近にいたとは、しかも今回キャベツのネットの中で見つけた。
蝶は止まる時羽根を閉じているが、それが宝石のような模様があるとは気付かなかった。

早速パソコンや図書館でその詳細を調べたが、分からない。
なぜ裏にキラキラ光る銀色を施しているのか。
これはオシャレではなく、何か意図がある筈。
人からは飛んでいる表しか見られない。
しかし止まっている時に裏が見える、ということは蜜を吸っている時が危険なので太陽の反射で身を守るのだろうか。
それにしても見事な模様に見惚れてしまった。
自然の造形美のセンスにはいつも驚かされる。
これからオカトラノオの花が咲く。
白い花にオレンジと銀色の蝶の花が咲く。



逆光で羽を広げたところ

今年、初めて藍の華が咲かない。
こんな時に限って風呂敷三十枚の注文が入っている。
今までにない最大のピンチに陥っている。
注文主には最悪墨染になりますと承諾を得ているが気に入ってもらえるか、それが問題。






能登地震

2022-06-20 21:30:34 | 自然の不思議

それは前触れもなく突然起こった。
20年ほど前の能登沖の地震では震度5強でしかも長かったので本堂や家の壁にひび割れや壁土も落ちた。
今回は震度4ということと持続時間が短かったので被害はなかった。
でも、もう少し長かったら外に飛び出すところだった。

今回は珠洲で6強になった。友人の珠洲焼の窯場が被害を受けたということで住職がその後方付けの手伝いに行った。
幸い、ここの被害はなかったが友人たちからメールやお電話をいただいた。
久しぶりに聞く友人たちの声、昔の書道仲間、仕事関係の人などこんな時だから話ができるのかもしれない。
こちらの無事がわかると話は身近な話題になり懐かしい時を共に過ごすことができた。



蓬からジュース作り

その中に、ドイツの友人のガビーさんからメールが来た。日本の地震のニュースがドイツにまで流れていることに驚いた。
そうか、ロシア、ウクライナ問題についてももう全世界の人が知っている。
でも違いは、地震は止められない、しかし、戦争は止められる。止めるべきだ。
では、どうすればよいのか、難しい、分からない。争いは誰もが望んでいない筈なのに。

今回の地震は昼間ということもあり、被害は少なかったようだ。
でも、またいつ余震が来るのかと思うと、ちょっと怖くなる。
マイマイガによる被害が止まらない。ブルーベリーの葉っぱが全て消えた。
夜盗虫も胡麻の苗を倒してしまった。
自然相手だけでも大変なのに、人同士で争っている場合ではないのに、、。



猪が入って蓮池が半分以下になってしまった。








虫の目

2022-06-14 20:42:27 | 自然の不思議

虫の目と言うのは、虫眼鏡ではなく、私の目が虫を見つける目になってしまった。



摘み取ったニンニクの芽

畑の野菜がレタスとえんどうそして苺が取れるようになった。
その数はまだまだ1日数個でしかない。
ところが、それに反し虫、毛虫の数は数倍どころか数十、数百、いやもっといると思われる。
今年で2年目、3年は続くと言うマイマイ蛾の毛虫が野菜という野菜、木という木ほぼ全てに付いている。
特に多いのはバラ、楓、ブルーベリー、花海棠、柿など。やはり甘い香りがするからだろうか。
そういえばレタスにはついていない。これは少し苦味があるからだろうか。
野菜は茄子、えんどう豆、苺など。



何をみても最初に目に入ってくるのは毛虫。
それに触れないように豆を収穫、イチゴを摘み取る。
しかし、その前に目に付いた毛虫をゴム手で摘むか、木切れで挟んで地面に落とし長靴で踏む。
つまり潰す、殺す。それがこのところの畑仕事の一部になってしまった。
もう気持ち悪いとか、嫌だとか、そんなことは言っていられない。
ある意味気持ちを凍結というと大袈裟だが、固めてしまわないと先に進めない。
1日何匹踏んでいるのだろう。いや、何十匹、自分でも思い出したくない。



アマリリスといちごジャム

見ようとしなくても、目に入ってくる毛虫。
いつになったら姿を消してくれるのだろう。
もう楓の葉は葉脈だけになって来た。花海棠も枝が残るばかり、野薔薇はどうにか花を咲かせてくれた。
どんな種も大発生の後は自滅に向かう。それが命あるものの宿命だろうか。










空の4重奏と地の3重奏

2022-06-03 21:06:22 | 自然の不思議

早朝、不如帰がけたたましく鳴いていた。ティンパニーだろうか。
しばらくしてアカショウビンが笛を吹いていた。
畑仕事をしているとカッコーが応援してくれた。ピッコロかフルート。
しばらくすると長閑なほえーよーとアオバトのコントラバス、にしては高い音かな。
鳥の声を楽器に喩えるのは難しい。

6月になって夏の鳥の4重奏が揃った。
流石にこの季節にしても4種類の鳥の鳴き声が聴ける日はそんなにない。
声は聞けてもその姿はほとんど見ることはない。特に青鳩は1度もなく、アカショウビンも運次第。
5月に夏のような気候になり、今度は長梅雨になるのではないかと今から気がかりだ。



地にはふわふわと揺れる黄色い雲。花ニゲラとブタナ。
ニゲラが低音をブタナが高音を担当し、風に揺れながら歌っている。
そこから少し離れたところで、ゆらゆらと薄青色の湖が波打ってフーガだろうか。
植物の専門家に見せたが確かなことはわからなかった、忘れな草。



そんな今日、黄色い雲は草刈りで消えてしまった。
空の4重奏いつまた聴けるだろうか。



珍しい黄鶲を見つけてしまった。
弱っているふうに見えたが、しばらくして姿が見えなくなったので飛び立ったらしい。
猫に見つかったら、きっと大変だっただろう。

今日、胡麻を定植して、ようやく夏野菜の植え付けを終えた。
大根とにんじんの間引き、トマトの脇芽かきなど、畑仕事に終わりはない。
田んぼの田植えもあと数日で終わるという。
月曜日から5人がお手伝いに来ている。
なれない田んぼ仕事、1日中陽に当たることのない都会暮らしにはハードな毎日になっている。
それでも、「新鮮な体験」と疲れた顔にも表情は爽やかだ。
私もちょっと疲れ気味、でも応援の人たちの笑顔に私の心は軽やか。