今年は全体に温かったので、いつもより紅葉が期待できそうもない。
それでも参道を下り、散歩に出ると秋を飾るパレットが用意されていた。
あの毒々しいまでのテンナンショウ、ここではマムシ草は見慣れていても発見するとドキッとさせられる。

道沿いに架かる紫式部の紫はやはり高貴な感じがするのは、けして名前に由来するだけでなく、やはり気高さがある。
同じ実をつけるものでも、この名前の付け方は、時におかしく、時に哀しく、時にあまりの嵌り方に感嘆してしまう。

今回、同じ実でも食べられるものを発見した。ヤマブドウ、先日ヤマブドウのワインを口にしたが、酸味が強くて閉口してしまった。
「そうだ、これでワインビネガーにしてみよう!」
ところが高いところで手が届かない。次回は何か道具を持って来よう。
それまで、どうか他のものに食べられませんように。

そう、今年電気柵をしてなかった田んぼの稲を猪に食べられてしまい、餅米が全滅とか。
友人が「ここは電気柵とかトタンがないから、風景がきれいね!」と言っていたのを思い出した。
いよいよここまで来てしまった。
人と動物との共存、とは言うものの、現実は厳しい。
柵をしても数が減る訳ではない。
これからが思い遣られる。

残された稲。









