こんなことが人間界にあるだろうか。
老女と青年の恋!?ハナは12歳の秋田犬,彼は2歳のグレイハンウド?犬,
もう2匹はいつも熱々。
先日,ハナがヘーゲルとカントを連れ出し,結局ヘーゲルは戻って来なかった。
なのにまたハナは性懲りもなく,またまたカントを誘惑?して、いや,カントがハナにべったりなのだ。
どうやらカントの飼い主が写真に夢中になっていたのをいいことに,また2匹はアバンチュール?としゃれこんだ。
1度あることは2度ある。2度あることは3度ない。
今日は今までとは反対方向だった。ハナって思っていた以上に賢いのかもしれない。
ここから7キロ付近で,ちょうど私が買い物からの帰り道に出会した。
「あれ?エェー,ハナじゃない!」「こんなところまで来て,びっくりするじゃない!」
車を止めるとハナが当然の顔をして寄って来て,後ろの荷台にぴょんと載った。
実は私がようやっと後ろ足を持って乗せたのだ。
しかし,カントがどうしても乗らない。それどころか来た道を走り出した。
途中,寄り道したり,止まったり,それを見ながら車を止めたり走ったりしながら家へと追い立てる。
ここでまた見逃したら,今度こそ飼い主はショックで立ち直れないだろう。
カントが本通りから脇道に入ったところが知人の家だったので飼い主に迎えに来てもらうように頼み,私は必死で彼を追った。
あの小さな体で走る走る、近づき過ぎると危ないし、見失うと困るし、対抗車が来ると危ないし,内心ひやひやだった。
そこから4キロほど走らせたところで飼い主の車に出逢い,無事戻った。
後でその経緯を聞くと、飼い主は2度今までの8キロ付近の散歩コースを探し,住職も2時間近くあちこちと心当たりを探したそうだ。
まったく人騒がせなハナである。
今日,母にもびっくりさせられた。
薬の副作用で歩くこともままならなくなり、ほとんど居間と部屋の往復だったのに、ちょっと目を離した隙に、縁側から庭までサンダルを履いて歩き出した。春の陽気に誘われたのだろうか。
ハナにしてもすっかり後ろ足の筋肉が落ち,ふさふさだった毛も薄くなったのに、気持ちが動くと思わぬ行動に出る。
本人も、誰もが思ってもないことが、時としてできてしまうこの不思議。
ハナも、母も、今日は疲れたのかいつもより早くに床に就いた。
春の宵,西の空に宇宙大のダイアモンドが上がった。

左は帰って来ないヘーゲル,お似合いのツーショットだろうか?





