よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

アンナプルナ山群の旅 ー番外編ー

2018-12-14 21:13:47 | 旅行

そろそろ現実生活に戻らねば、と思っていた矢先、西遊旅行会社の添乗員さんから「旅日記」なる冊子が送られてきた。
これはまた、私の旅日記の続きを書かねばならない、と思ったのです。

そこには旅の行程から場面場面の写真、山の紹介、地名、説明、食事、花、現地のシャルパさんたちの名前などが丁寧に載っていた。
そのひとこまひとこまから人の声やお料理の香りが蘇ってきて「そうそう、そうだった。」と一人でたのしんでしまった。

それにしても、事前準備からこんな事後の記念のアルバム、旅日記まで作ってくださり、びっくり!うれしい!です。
思い出に残る、一生の記念になる山旅となりました。
それも添乗員さんさんたちの心からのおもてなしの賜物だと思っています。
このブログを通して、心よりお礼申し上げます。

今回の山で私が用意したものが二つあります。
雨具、これが古いと防水が心配、そしてストック、しかし1本のみ。
幸い雨具は使わないで旅を終えることができました。
ストックは、やはり役立ったのかな?
それまでの登山はストックなど使わなかったので、最初は邪魔のように思ったのですが、然るべき時は、助かるのだと気付きました。

物置にはまだ若い頃の登山靴があります。
その重いこと、自分でもびっくりです。思い出の登山靴も、もう履くことはないだろうから、近々処分するつもりです。ちょっと寂しいかな。
今回もニッカーボッカーで歩きました。
そして当時の刺繍したセーター、ほとんど体型が変わらないので、充分着れるのです。
また、古き良き時代の登山スタイルで、また登ろうと思っています。
西遊旅行社さんにまたお願いしようかな?





これは自慢の冬野菜、自分でもびっくり、21センチありました。 おいしさもたっぷり。








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冬の華

2018-12-13 22:18:14 | 自然の不思議

ネパールのこの季節の花にはとても驚かされた。
ここではもうほとんど自然界の花は見られない。

いつも花は本堂や家に絶やさないようにしているが、今は紫陽花の自然に乾燥したものか、紫式部の実くらいしかない。
ところが、今年の気候のせいか季節外れの撫子と山吹が人知れず咲いていた。
それが先日の霜で白い縁取りがされ、新種として蘇ったように艶やかな姿になった。
でもそれもお日様が昇ると元の控えめの花に戻っていた。

この季節、日が射しているのにさーっと雨が降る。
私は太陽の方向の反対側に走り出す。
やはりそこには虹が掛けられ、しかもよく見ると2重になっている。
今日の虹は色がはっきり見えるよ、と声を掛けている間に、虹はもう消えてしまう。





儚い冬の華、それがいいのかもしれない。



そうそう、山帰来、サルトリイバラの真っ赤な実を、クリスマスと、お正月用の飾りに少しだけ戴こう。
少しなら、鳥さんも分けてくれるだろう。

今日はキムチ用の白菜に塩降り、沢庵の浅漬け、生姜の保存の焼酎漬け、などの年末のお仕事でした。













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アンナプルナ山群の旅 ーおみやげー

2018-12-11 21:58:31 | 旅行

ネパールから帰山して既に2週間が経ちました。
あまりに濃い旅でしたのでまだその名残もありますが、師走も10日となり日常の生活も慌ただしく過ぎています。
日の菜、野沢菜、大根寿司、キムチなどの漬け物、生姜、唐辛子、小豆、花豆、黒豆などの収穫とその保存、加工など、いつもの師走の仕事が進んでいます。
またこれからは麹作り、味噌造り、そしてお餅搗きの年末のお仕事が続きます。





アンナプルナの旅の最後は、おみやげ、です。

今までの旅のおみやげの多くは、フライパン、鍋などの調理器具がメインでした。
日本ではあまり見られない調理器具を見ると欲しくなって大きな鍋をしょって帰国したりしていました。

今回は山登り、山旅と言うことで何も考えていませんした。
おみやげのほとんどは紅茶、コーヒー、蜂蜜などの食べるもの、日々これらを飲んでちょっと今までにない味を楽しんでいます。
その中で気に入ったのが、花の本とアンティークと言われてつい買ってしまった、いえ買わされたのかな?魚型の鍵。
これには仕掛けがあって、鍵穴は鰓を動かすことと、その上開けるには魚の目を押すこと。
物は真鍮らしく重くてちょっとたいへん、でも5000ルピーを3000と言うことで買ってしまいました。
ところが、空港に行くといっぱいあるではありませんか。
お値段は5000、ところがよくよく見るとコピーで仕掛けになっていなかったので、まあいい買い物と言うことで自分に言い聞かせました。



買い物をすると、ついその値段と価値が分らなくなる。
あまりに日本との物価の値段の違いに戸惑い、その材料費、造る手間暇を考えてしまった。

おみやげの多くは、人に渡し、本と魚の鍵がここにある。
私自身のおみやげは、山旅そのものでいつまでも私の中に残ることでしょう。
それと登山のブランクがあったのを埋めてくれた、むしろまた続けられると言う自信なったことが大きい。
これからも私なりの歩き方があると思いました。
「山」は私自身とも、実は、旧姓が「生山」おいやま、でした。

もし、また山に登ることがありましたら、誘ってください。
たいへんだけど、たのしい山旅をご一緒したいと思います。








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アンナプルナ山群の旅 ー水、電気、紙ー

2018-12-08 21:36:59 | 旅行

今回のツアーの西遊旅行会社さんから、トイレットペーパー、ウェットティシューを持参するように言われていた。
その理由が旅をして理解できた。

この現代の日本に住んでいると、水も電気も紙もあって当然で、なくなったら買いに行けばいい。
そんな当たり前のことがネパールの特に山岳地では貴重なものであることを知った。
場所によっては電気は時間が限られ、それもせいぜい明かりとしての電気で、多分冷蔵庫も洗濯機もましてテレビなどは普及されてないと思われる。



日本のこの生活に慣れると水は湯水のごとく、電気は付けっぱなし、音量も大きく、必要以上に光源は明るくなり、紙はふんだんに使う。
少し前に「もったいない。」と言う言葉が使われ、原発事故後は少しは自省するきっかけになっただろうが、今はどうだろう。
日本を離れ、地球を何分の1歩いただけで今までに出逢ったこともない世界を観ることができた。
驚きと新鮮さとそれに伴う気付き、教えを学ぶ機会になった。



必要最小限で、快適に、工夫と想像でたのしく暮らしてゆきたいと思う。
ただ気になったのは、プラスチックのゴミがどこかしこに散乱していることだった。
誰が捨てるのか、誰も拾わないのか、折角この美しい風景の中に暮らしているのだから、もったいない!と思ってしまった。
日本でも同じことは言える。ネパールほどではないが、この周辺を散歩していると道端の草むらに空き缶などが捨てられていることがしばしばある。
腹立たしさより何か寂しく感じてしまう。
それにしても今問題になっているプラスチックのゴミの多さにびっくりしてしまった。
水も電気も紙も十分でない山奥にもプラのゴミは溢れている。
大げさかも知れないが、地球の汚染がここまで来ているのか、どうにかならないの!と大きな声を挙げたい。
私に何ができるのか、まずは自分の生活の見直しからかな。
もし、またネパールに行く機会があったなら、私のザックにはゴミを拾っていれようかな、と思った。










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アンナプルナ山群の旅 ー食事ー

2018-12-06 21:10:58 | 旅行

旅の楽しみの一つに、その国の食事、食べ物がある。
若い頃、外国から帰ると友人を呼んで食事会をしていた。
その一つ、チーズフォンヂューなるものを作り、とうとうその鍋一式を買いそろえてしまった。
でも、ここに来てからは作ったことはなく、鍋は棚に載ったままになっている。

ネパールの定番料理はダルスープ、ダルとは豆とか、それが数種類入っている。
塩味でそれに香辛料が入るが特に癖がなく飲み易かった。



朝一番のモーニングティーから始まり、朝食はお粥に日本からの振り掛け、たまご、パンケーキ、野菜の炒め物など遼も品数も十分なおいしい食事だった。終わりには紅茶、コーヒーなど一人一人の注文に応じた飲み物もうれしい朝食だった。



昼間はお弁当か着いた場所でコックさんのお料理、夕飯も食べきれないほどの食事が用意され、旅の期間中楽しみと山歩きの原動力となって私たちを支えてくださった。
山道を歩いていると、棚田があり。家の回りには必ず野菜が作られていた。
芥子菜、ブロッコリー、豆類、日本でも作られている野菜が青々と育っていた。
その上、鶏、水牛のミルク、チーズが作られ、軒下には蜂蜜があり、粟から蒸留酒が造られ、多分ほとんどが自給自足ができていると思われる。
確かに多種多様な食品はないかも知れないが、ある意味贅沢な食卓とも言えるのではないだろうか。



ここでも、お米、お味噌、野菜の多くは自家製、しかも無農薬自家製の肥料での栽培のものなので安心、安全と言える。
何を持って贅沢と言うのか、それは個人の価値観や嗜好があるから一概に言えないが、おいしく食べているか、満足しているかで決まる。

先ず、生きて行く上で、誰もが十分食べられること、栄養的にも衛生的にも心配ないこと。
ネパールの実情を私はよく知らないのですが、少しでもそれに近づけられることを願って。



写真と内容は一致していませんが、どれもおいしそうでしょ?
時に日本のお寿司も出てきて、その心遣いに、改めて感謝です。
重い食料を運び、おいしいお料理を作ってくれた皆さんの笑顔が何よりの、御馳走でした。





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