ざーざーざー、ざわざわざわ、、。
今は1月,今は冬。
ザーザーザー,音を立てて雨が降る。
向かいの山を煙らせ,切り裂くように雨が降っている。

ここはどこ? ここは奥能登で一番雪深いよろみ。
雪はどこ? 冬くらい雨を休ませてあげてよ。
ざーざーざー、ざわざわざわ。
心の中に,冬だけでも静謐な静けさが欲しい。
真っ白い,無機質で冷たくて,それでいてふんわりと包まれるあの心地良さ。
このざわざわは、どこからくるの?
雨の音,眠れぬ動物達の蠢き,この春を思い,夏を先取り,秋の収穫を危ぶむ。
まだ見ぬ先を見ようとする。
すーすーすー。くーくーくー、、。
廊下から,炬燵の中から。
目を閉じ,からだを横たえ,安堵し切った犬と猫。
ざーざーざー、すーすーすー。ざわざわざわ、くーくーくー。

雪の中を疾走する秋田犬のアキ、雪を引っ張って来てよ!
雪やこんこん,,炬燵でねんねのユキ,あなたの名前は雪なんだよ。

家の中に雪が積もっている。
先日仕込んだ糀箱,雪の田んぼが広がっていた。













