ここで穫れた野菜を送ったところ、六角文庫の草画帖が届いた。
以前は金沢に住んでいた彼ら、ご夫婦は今は北条に住んでいる。

彼らの知識は深く広い,話しだすと時代も世界も文化ももう限りなく広がる。
時が流れ、二人とも病気を抱え,あまり外に出ない。
でもありとあらゆることに精通している彼らは日々身近なところの些細な動きや変化を見逃さず,それを草などの茎の筆など使って墨絵や俳句に写し取る。
私は何をしているのだろう,私は何を見ているのだろう、と立ち止まる。
動いて動いて,何かを見落としてしまっていないいか。
この小さな画帖を見ると手元が止まる。
その世界と時間に浸ることが出来る。
おもしろいこと、不思議なことはそこらへんに転がっている。
彼らのようには出来ないが,忘れていた大事なものを見つけ出してみせてくれる。
ジャズの流れるあの空間にまた足を運びたい。

去年の朝顔のつるから朝顔が出て来た。













