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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

味噌作りとお餅搗き

2016-12-28 21:03:41 | グルメ

毎年年末に5軒一緒に味噌作りとお餅搗きをする。
子供たちがいた時はそれはそれは賑やかで年末の行事はお祭りになっていた。
朝6時半頃から夜の9時頃まで庫裡の竃に火が入るとお米を蒸す熱気はそのままみんなの熱気だった。
総勢30人近くなっていたのが,今は十数人になり時間も夕方前には終わってしまった。

それでも毎年知人や友人が集まり,バックに流れるCDもボブディランやビートルズもロックもかかって,やはりお祭りになった。
今回初参加の都会から能登に引っ越した親子と知人の親子も参加していつもと違うお祭りになった。



終わって干された道具類。

いつもこの祭りに参加していたハナは今回外された。
その理由は,みんなが忙しく立ち働くのに少しでもぶつかると転んでしまうので庫裡から出されてしまった。
仕事が終わり,今までにないギターの生演奏と歌が仲間から披露された。
仕事が終わったみんなはストーブの周りに集まり聞き入っていた。
その背景の外にハナと2歳の女の子の散歩姿が映った。
今までハナに興味を示していてもいざ近くなるとちょっと怖がっていた女の子だ。
それがどんどん,どんどん庫裡から離れ,どんどんどんどん参道を下って行くではないか。
その先には車道があり,耳が聞こえない車も怖がらないハナとの道行きはあまりに危険だ。
そこで演奏会を抜け出し,走ってようやく二人に追いついた。






すっかりハナと女の子は仲良しになっていた。
老犬と女の子,何か童話の世界を見ているような不思議な風景だった。

窓を拭いた台所の窓からホウジロとミヤマホウジロがノイバラの木に数羽と待っていた。
薔薇の赤い実でも食べるのだろうか,白くなった道を背景に羽根を精一杯膨らませた鳥は福を孕んでいるようだった。

これから大掃除とおせち作りになる。













経済学科から農科

2016-12-23 11:01:06 | 日記

来客があり、たのしく、そしておもしろい数日を過ごした。
最初は娘がお世話になっているお寺の住職さんで,大分からいらした。
お電話でお聞きしたお声の通りの柔和で,しかもお話好きの住職さんだった。
今まで疑問に感じていた仏教,お坊さんに付いて,少し疑問がとれ、少し目を覚めさせていただいた気がしている。
その住職は,インド哲学から,浄土真宗のお坊さんに、どこかで筋道が通っているのでしょう。

次ぎに来られた方6人,その中で金沢大学の経済学科の学生がいた。
ほとんどの学生が就職をする中,彼は農を選んだ。
しかも山の中で無農薬有機栽培で田んぼ畑をするつもりでいる。
周囲から,農では食べていけないよ,と言われても彼の決意は怯まない。

この地球上で自然破壊をしているのは人類で,できるだけ過剰に使ったり,無駄にしない暮らしを目指そうとしている。
言うだけでなく,自ら実行する先に辿り着いたのが,「農」だと言う。



来客時の朝食。大根葉とジャコ炒め,大根おろし,カボチャ煮、花豆,沢庵,黒豆と小豆入り玄米 エノキと大根と白菜の味噌汁。
そうそう,学生さんには特別に生卵を付けて、特に大根おろしと大根葉がおいしかったようだ。
砂糖や煮干しを入れない煮物や味噌汁にも甘くてびっくり、のようでした。

これから養鶏をしようとしている30代のご夫婦,やはり無農薬にこだわり少しずつ畑を広げ,尚かつ食べていけるだけの技能を身に就けようとしているご夫婦。
かつて私たちもこんなキラキラした目していたのだろうか、懐かしさと、頼もしさを感じ,またこちらまで元気をいただいた数日だった。

気持ち悪いほど暖かい。年末の行事の麹作り,味噌作りとお餅搗きの準備の水仕事がとてもらくちんなのだ。
でも、寒くないと悪さをする虫たちが絶えないと思うと、やはり心配が先立つ。
水仙の葉が10センチほど伸び,さてどうしようと困っているみたい。
寒い時は,寒くないとすべてが狂ってしまう。



麹菌を蒸したお米にまぶす作業。



出来上がった麹。












師走の一日。

2016-12-16 20:55:11 | 日記

私は一体何をしているのだろう。
今日の一日は何をしたのだろう。
朝6時前,ハナは廊下で私が降りて来るのを待っている。
今までの廊下から外に出るのが雪でできなくなり、玄関から出した。
ところが玄関先は雪の山、ハナは家の横の細い板の上を歩き出したところで足を外すこと2回,私がお尻の方を持ち上げてどうにか道路に出ることができた。
それから次男のお弁当作り,それを終えるといつもなら朝課に出るのだが、スコップを取り出し玄関先の雪掻きをした。
そしてハナのご飯を作り、ハナを迎えに出るが、家に入ろうとしない。
そこで私たちのご飯を準備して、ハナを呼びに出る。
ようやく家に入ったのはあの細い板の上,今度はどうにかうまく歩いて家に入る。
食べている間に板の上にゴザを敷いて滑らないように、足を取られないようにする。
そうこうしているうちに屋根雪がどさっと落ちて来てまた雪の山。

ハナは食べてまた外の車庫の隅のところに座っている。
上に掛け物をすると、ガチガチ震えている。それでも家に入ろうとしない。
そこでフリースの布でハナ用のコートを作る。
それには、その前にお洗濯をして乾かし、サイズを測って、どうしたらうまく着せられるかと考え、どうにか午後には仕上げる。



車庫の隅の、タイヤと肥料袋の前で。1日のほとんどをここで過ごすハナ。

時季は師走,そうだ、年賀状だ、今年はどう書こうか。
そうだ,農協にお味噌用の大豆を持って来てもらえる日にちを連絡。
そうだ,メールでキムチの材料を注文しようとしたが配達日が遅過ぎる。そこで金沢のお店に直接電話したところ、明日には届けられるとのこと。なーんだ,やはり直接電話で打ち合わせして注文した方が確実だった。

ハナの防寒コートは改良の余地あり。また明日に。
今、お風呂と鶏当番。薪を何度か釜に入れ、水加減湯加減を見て入れるようにする。
鶏小屋まで雪を掻き分け餌やりをして卵を持って来る。
ついでに雪の中から大根を3本抜いて、チンゲンサイとターサイと水菜を穫る。

ハナの居場所に風が吹き込むのでコンパネで囲いをする。
そんなことをしているともう夕飯作りの時間になる。

今,「海からの贈り物」を読んでいる。
主婦と言う仕事によって自分と言うものを零している、分断されると言う表現があった。
けしていやでやっている訳ではないけれど、むしろ進んでやっていることなのだが、時々は立ち止まってしまう。
「これでいいの?」「何をしているの?」と。



雪帽子を被ったノイバラの実。










初雪

2016-12-12 20:27:16 | 日記

日曜日の朝,畑も道も真っ白になった。
土の上に雪が積もると、ようやく家の中がきれいになる。
それは、ハナが泥足で上がって来るので、せっかく住職が拭き掃除をした廊下が泥だらけになる。
畳の上は新聞紙を敷いて泥になるのを防ぐ。



泥だらけの廊下とゴザの踏み台。

ところが問題はこれではない。
積もった雪も道路は解け、屋根雪が落ちたところは積雪が10センチ以上になる。
それが冷えると凍り、解けると足を取られる。
ハナのために作ったゴザの踏み台も滑り、そこに上がろうとすると今度は足が雪に嵌って動きが取れなくなる。
仕方なく玄関に回って、ようやく眠る場所の部屋に入ることができる。
以前だったら全く問題のなかった段差が、今は困難だったり、よく観察すると恐怖となっているように見受けられる。

秋田犬は夏に弱いが寒さには強い、と言われているが、この冬の雪にどう対応するのだろうか。
今は、この寒さでも、一日のほとんどを外で過ごすハナ。
どう乗り切るのだろうか。私はどうしてあげればいいのだろうか。
介護犬ならぬ、介護され犬?
それでも、食欲は相変わらずあるので、まだまだ大丈夫だよね、「ハナ!」

真っ白い世界は美しい。でもそれがあるものにとっては不都合になる。
雪の上でも平気で寝転ろんでいたハナ。その姿は人間の私から見るとまぶしい存在だった。
でも、今もかわいく、たいせつな存在であることに変わりはない。



11個になった花梨が、今日は5個落ちていた。












今年最後のハエ。

2016-12-09 14:11:12 | 日記

今日のハエが今年最後のハエだろうか。
例年なら、10月頃にまとわりつくハエが、12月になっても部屋にいる。
どこから発生しているのか、毎日毎日ハエ叩きで取っても取っても一向に減ろうとしなかった。

炬燵に座っている私のほっぺに止まる。パソコンをしている手に止まる。
ご飯を食べている食卓やお皿,その中のおかずにも何の躊躇もなく止まる。
だから放っておくことができずに炬燵の上の手に届くところにハエ叩きを用意している。

この時季のハエは、流石に動きが鈍く、ハエの動きより私の素早さが勝つ。
と言っても、5回に1回は取り逃がすけれど。
最初,できるだけ逃がしていたが、あまりのしつこさに私の寛容さも飛んでしまった。
できるだけそっと、潰さないように、素早く、逃さないように、それは一種ゲームのようでもあった。
一発で動かなくなるハエ,まだ羽根を小刻みに震えさせているハエ、その姿は様々だった。
正直気持ちのよいものではなかった。「でも、仕方ないでしょ。」と自分に言い聞かせた。

2,3日で決着がつくかと思っていたのに、それは1週間,10日と続いた。
でも、だんだんと数が減って来たので、これが最後と思い、今日も一匹叩いた。
来年はきっとハエは少ないだろうと信じて。

私の中で一つのルールみたいなのがある。
部屋のあちこちに糸を張る蜘蛛はセーフ,カメムシも直接私に接触してない限りセーブ。
それでも、自分優先であることには間違いない。
ふと、争いの最前線を想った。



霜の朝に。

ようやく,浅漬け沢庵と日の菜漬けと野沢菜漬けが終わった。
これから蕪寿司ならぬ大根寿司,キムチを漬ける。
沢庵と日の菜漬けは、塩と糠だけでいいが、大根寿司とキムチは材料も手間もかかる。
それなのに。なぜするのか?自分でも分らなくなっている。