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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

台所の工夫

2014-08-31 20:17:29 | グルメ

友人が介護の合間に気晴らしをと、天然生活ブックスの「台所の工夫」と言う本を見せてくれた。
彼女は佐藤初女さんの心棒者でいろいろとお手伝いをしていることからその本を推薦したと思われる。
そこには16人の台所の写真と見取り図と台所への関わり方が書かれていておもしろく読ませていただいた。

それぞれの台所は大きさも職業もいろいろで、それぞれの工夫が見られる。
最小限に道具を厳選して工夫する人、動線を極力工夫する人、逆にまったく気にせず、むしろいとまも惜しまない人等々、それぞれの工夫はそれぞれの人生観が見えてくる。

その中の佐藤初女は台所を祈りの場にまで高めた92歳の生き様がそのまま表れている。
そのおむすびは多くの人のこころを結び、つなぎ、祈りへと導いている。



右の棚が今回作ってもらったもの。そこに調味料、ハーブ類を置いた。

とても私にはそこまでゆかないが、介護の合間にもう1度我が台所を見直す機会を与えてくれた。
今日はまだ8月である。いくら介護の合間とは言えこの時期にこんな自由な時間がなぜあるのか。
いつもの8月は畑と藍と柿渋の染めと藍の葉を刈り、乾燥して、夏野菜の収穫、保存食作りと動きっぱなしの夏だった。
それでもできたのは若さだけでなく、夜ぐっすり眠れたからである。
今年藍建てを初めて20年、初めて休んでいる。多分どちらにしてもいい藍染めはできなかったろう。
でも,台所の工夫はその合間にでもできる。むしろ動いて動いて疲れた方が夜眠れるような気がしている。
でも,このところ手紙が書けない。あちこちに失礼している。頭が働かず気持ちが動かない。



ゴーヤの肉詰めフライとジャガイモ餅、これは娘作、中にチーズを入れて、モッチリとおいしく出来上がった。



日の菜の発芽。











晩夏

2014-08-29 21:43:44 | 日記

虫の声が一段と大きくなった。
落ちたトマトをコオロギが食べていた。
夏の星座も8時の天頂にわし座が上がっている。
また電線にツバメがとまっていた。いつもこんな時期だったかしら?
庭先にホオジロだろうか、2、3羽が地上でバッタらしきものを口にくわえ、樹上に飛び上がった。
先日はカマキリが脱皮直後だったろうか、部屋のハンガー近くで見つけた。
この秋は、どのくらいの高さに卵を産むのだろうか。その高さと雪の深さは相関があるという説を証明した人がいると言う。



この夏は夏ではなかった。だから晩夏とも言えない。
いつも冬野菜の種を蒔く時期が難しい。
早いと虫にやられ、遅いと成長が遅くなる。
冷夏の今年、もう種蒔きを終えた。
日の菜、野沢菜、水菜、チンゲンサイ、ターサイ、春菊、小松菜、赤蕪、それにおもしろそうだからイタリアン菜っ葉数種が入った種も蒔き終えた。
早いものはもう芽が出ている。
さて、この冬はどうなるのだろうか。
ニンニクも収穫したと思ったら、もう来年用を植え付ける時期になる。
収穫は終わりでなく、新たな始まりでもある。



ふくらぎのハーブ焼き



グリーンゼブラもおわり。








金時豆

2014-08-28 21:32:36 | 畑仕事

日本の各地で雨の被害が出ている。
そればかりか、温暖化で今まで育ってきていた農作物にも変化と言うより異常が出てきていると今晩のNHKのクローズアップ現代で取り上げていた。
みかんがこの能登でも栽培できるようになるのも夢の話ではなくなった。
これはけして喜ぶべきことではない。この細長い日本列島だからこそ地域性があり、それぞれの特徴ある作物ができるのであって、これが熱帯化して画一化したのでは農業だけでなく、日本人の情緒や嗜好など、目に見えないところにへの影響は測り知れない。

ところで金時豆だが、この長雨で大きな被害が出てしまった。
収穫は半分以下、しかも大きくて形がよく、色も美しいものは数えるほどにしかない。
畝を建て、種を蒔き、支柱を仕立て4ヶ月、ようやく収穫時期になったのに、来年の種分くらいしかならないだろうか。
未熟な鞘毎雨でふやけ、腐ったものや熟したと思ったら、鞘の中で黴びてしまった豆。
中には小さいながらも鞘の中で芽を出し始めたものもある。
これをどう捕えればいいのだろう。生命力があると褒めるべきか、気が早いと諭すべきか、どちらにしても、次なる命へのバトンにしてはあまりにか弱過ぎる。

金時豆は私の嗜好品でなくてもいいもの、増してこれを収入源にしているものではない。
でも,これまでのしてきたことと時間と私の思いを考えると溜め息になる。
その溜め息は見えないし、痼りにもならない。「あーあ。」でおわる。
多分、また来年も作らなくてもいいのに、また種蒔きをするだろう。
こうして何年もやってきた。
どうしてなのだろう。欲なのか、習慣なのか、懲りない性格でもないし、ほんとうに自分でもよくわからない。
種を蒔くと言う未来への時間、育てることそのもの、そのはらはらどきどきが私を突き動かす原動力かも知れない。



紅くならなかった金時豆



美しい青の朝顔











トマトピューレ-作り方と保存方法ー

2014-08-26 14:34:02 | グルメ

料理を作ると自分という者が見えてくる。
大胆でなくいい加減、つまりずさんと言うこと。緻密でなく面倒臭がり屋がそのまま出る。
トマトが好きで1年中食べたい。しかしハウスものや市販のでなく無農薬有機肥料のものを。
だから自分で作るしかなく、この雨の多い能登で80本も作っている。
こだわりや凝り性でなく、生理的に、感覚的にしているだけのことである。単に食いしん坊から出発した結果である。
だから、より簡単にを目指した自分なりの知恵かもしれない。

今年は雨の当たり年、ひび割れ、腐り、落下と言う事態になった。
多分いつもより味は落ちるし、量も半分以下になった。

トマトピューレはトマトの蔕を除き、他はカットしてそのままミキサーで粉砕する。
それを加熱して、アクを取りながら水分を飛ばし、最後に塩を振って、それを牛乳パックに詰めて冷凍保存する。
それだけのことである。

皮毎煮込むことで色も鮮やかでしかも栄養的にもよいと思われる。
瓶のように消毒も入らず、必要なだけパック毎カットして使える。
保存スペースも無駄なく納まる。
しかし、ただ気になるのは、電気代。いつもこのことに後ろめたさを感じる。
でも,電子レンジはごはんの温め位しか使わないので、お許しを。



トマトピューレ、加熱中。



毎朝白い朝顔を数えている。
昨晩は娘に母の介護をお願いしたので、9時間中断なく眠れた。
やはり、眠らないと、気力体力がもたない。
おかげさまで、すっきりした朝を迎えられた。







介護疲れ-不眠ー

2014-08-25 15:28:23 | 日記

介護疲れをまた書くつもりはなかった。しかし友人からブログが更新されてないと心配の電話がかかってきたので、言い訳と言うか、理由を書くことにした。
母はネフローゼで尿タンパクが止まらずプレドニン20ミリから30ミリに増量された。
その結果、昼も夜も興奮状態が止まらず、隣に寝ている私までが眠れなくなった。

そればかりではない。幼児期に戻り、人格までが犯され、終いには「お母さん、死にたい、お母ちゃんのところにいきたい。」と口走るようになり、泣ききわめき出して止まらなくなった。
あまりの変化にどうこちらが対応してよいのか右往左往するばかりだった。

そこで友人知人のドクター、ナースなどに電話し、その対処の教えを乞うた。
「プレドニン精神症」と言うらしい。副腎皮質ホルモン剤による一過性の症状で個体が対応できる1定量を超えるとこのような症状が出ることがあると言う。
私に課せられたのは、延命か、個人の尊厳かという厳しい選択になった。
私個人では決めかね、家族にも相談してプレドニンを以前の量に戻すことにした。
母を見ていても不本意だと判断した。眠れない、錯乱、この状態では本人も休めなくしんどいばかりだと思った。

興奮状態は3日ほど続き、私の判断で鎮痛剤を飲ませ、今度は眠ってばかりになった。
これもまた心配になった。母92、いよいよ私の覚悟の時が来たのかも知れない。

今度は、私が眠れなくなった。母が眠っている時も、そうでない時も、どこか気が張っていて、どうしても眠れない。
今晩は娘に夜を交替してもらうことにした。
また友人からもショートステイのアドバイスを受けた。
こちらもその覚悟を決めなくてはならない。
私が母の立場だったら、そうするように勧めてくれるだろう。
けして救われないが、許してくれるだろう。



これは白菜の苗。住職が盆業前に種をポットに蒔き、留守を1週間預かる。昨年は雨で根腐れになったので、ポットの底に亀裂を入れ、雨の時はビニールで覆い、地面から40センチほど高く設置し、上にはネットを被せ、虫対策。