ここの住人5人の女性が主に畑をしている。
以前は共同でしていたが今はそれを区分けして、それぞれの畑を担当している。
するとそれぞれが好きな野菜を中心に作り始め、畑時間も自分の都合で畑に出勤している。

U子さんは早い。私たちの朝食時間にはもう畑にいる。
だからお昼前には午前の仕事を終え、午後も早く出て3時半には切り上げお風呂タイムとなる。
A子さん、時間的には1番畑にいるのが長い。長いということは、よく働いているということになる。
彼女は、花より団子、でなく団子より花だろうか、家の周りの手付かずの土地を自ら草刈り機を使って花で埋め尽くしている。
S子さん、彼女は現代美術家、畑もアートさながら草ひとつなく、アート作品に仕上げる。
時間は、ご飯タイムはどうなっているのかな、と心配になるほど少し涼しくなったことから暗くなる直前まで打ち込む。
E子さん、勤めや娘さんの学校の関係と家の周りが畑なのでこちらからは見えない。

そして私、6時からのお弁当作り、朝課、掃除それから朝食、家事の関係から畑に出るのは10頃になる。
そして夕方は5時半か遅くも6時には引き上げ夕飯の支度にかかる。
どうしてみんなの動きがわかるのか、監視カメラではありません。
この居間の私の座っている位置から畑の様子が見えてしまう。
ここでくつろいでいる時も、みんなお働いている様子が見えると、ゆったりできない。
みんなの家からは見えないから、ちょっと羨ましい。
また、みんなの姿がないと、具合でも悪いのかなと心配になったりする。
私が畑から解放されるのは、どこか旅に出た時か、雪で畑が真っ白になった時しかない。
明日から7月、もうすっかり山も畑も緑になった。
畑にも胡瓜、ズッキーニなどの夏野菜が採れ出した。
トマトはまだ緑のまま、中には病気のものも見える。
さて、この夏はどれだけの野菜が食べられるのだろうか。
みんなの汗の結晶、と言える。




