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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

特別な日常

2024-01-28 11:27:10 | 日記

日常とは、どういう状態を言うのだろう。特別なことのない平穏な日々。食べること、眠ること、家族や友人知人との語らい、仕事もつつがなくできる、それらを含めてできる状態なのか。小さなことの変化はあっても大きな変化、ましてそれが心や体に影響を及ぼすともう日常とは言えないのか。

元日の朝のお節 この日の夜から今までのお正月がなくなった。

何もせずにごはんが食べられる、これは私にとってもう非日常になる。動きたくても動けない、それはもう日常とかけ離れている。ありがたいことに友人知人が受け入れてくれて金沢、小松そして諏訪経由で私の故郷甲府に行く。つくづく私の財産は友人だと知った。

穏やかな寝顔の楽と爽

電気が復旧すれば今すぐにでもよろみに戻りたいが、しばらくはこんな特別な日常を過ごすことになるのだろう。こんな時つくづく思うのは、生きていること、元気であること、有り難い。

日常とは、特別なことの集まり、奇跡的な時間と空間での人の営みと思えた。


粉々になって日常

2024-01-21 14:34:51 | 日記

地震から20日以上経った。今は金沢の友人の家に避難をさせてもらっている。未だに日常とは何なのか分からなくなっている。今までに経験したことのない揺れ、もうダメかと、その時長男が外から早く外に逃げろ、その声に押されてそのまま外へ飛び出し、どうにか休止に一生を得た。

その後も地響きと共に家を揺るがす余震が何度となく襲ってきて、眠れぬ日々が続いた。その夜からよろみの5世帯が庫裡に集まり、外に置いてあった車で泊まった。幸布団はあり、食べ物はお正月でストックしているものを持ち寄り、暖は薪ストーブ、水は坂に下のタンクから持ち運んだ。

参道はひび割れ途中崩落して車は出せない、しかし下の車庫にあった車がその後役立った。数日して友人たちが金沢方面から5、6時間かけてから下まで救援物資が届けられた。蝋燭からランタンになった時ほどあかりのありがたさを感じたことはない。

何よりもありがたかったのは、それぞれができる範囲でいろいろな援助をしてくださったこと。参道も木を切って土台を作り、ユンボを手配してくれてどうにか降ることができた。まだ乳幼児を抱えた娘は早々に金沢に避難、女性たちも次々に家族を頼りによろみを降り、残った男たちが交代で犬猫鶏の世話を担当した。

それぞれができることを自ずとして、今までにない絆が強まった。5軒のうち2軒はもう住めないかもしれない。でもそんな中でも冗談を言い笑わせてくれた人、冷蔵庫のものを持ち寄りお正月同様にご馳走をいただいた。

自然の力は時にして抗えないほどの猛威を振るう。でも、何よりも力強いのは、人の支えだ。今できること、生きている限り、できる。まだ、先が読めないが、しよう!

ようやくブログが書けた。できる限り続けたいと思う。