9月に苗を植えたところ,葉っぱが肥大して結球して直径が20センチほどに育った。
春ならば種から蒔くがこの時期は少し時期がずれると巻かないキャベツになる。
早いと虫に食べられるし遅いと結球しない。
追肥と土寄せを3、4回したところ10月になってぐんぐん大きくなり、ようやく立派なキャベツに育った。
食べ方はいたって単純だ。
キャベツの千切りである。これがそのものの味が味わえる。
春キャベツに比べると少し固いが、葉っぱが隙間なくぎっしり詰まっている。
少し固いのは切り方をなるべく細くしてふわっとお皿に盛る。
好みでソース,マヨネーズで食べるが我が家は醤油党だ。
味が淡白な野菜ほどそのおいしさが際立つ。4年間外で食べてきた娘は口に入れるごとに同じ言葉を吐く。
このキャベツ、ほんとうにおいしいね!」
そう,滋味,旨味,そう表現するしかない。
あまりの有り難さ故に加熱する料理が作れない。
そんな時,キャベツの収穫のバイトをしている友人が80個ほどをドカンと庫裡に置いていった。
5世帯で分けても膨大な量だ。
そこでようやくキャベツ料理解禁。
まづはお好み焼き,ポトフ、初めてのザワークラウトも仕込んでみた。今は経過待ちだ。
一段楽したところで、ロールキャベツ,これは娘が初挑戦した。
「味は何にする?」「クリーム味,塩とこしょう,トマト?」「うん,トマトにしよう。」
冷凍しておいたオレンジ色のトマトピュレを出し、最後の味を整えてもらう。
ご飯の方付けはしても、中々最初からお料理に参加しない娘,ここにいる時くらい少しでも覚えればいいと思うのだが、、。
私が教えられる事や時間は限られているのだが、、、。
さて、次は餃子にしよう。
たくさんあるとその有り難みが薄れる。
巷では200円もするのでふんだんに使えない。
友人にもお裾分けして、その有り難さを味わう。
我が家のキャベツの上に雪が積もった。まだ11月なのにこのまま根雪にはならぬと思うのだが。
お正月に帰山する息子らに食べさせたいが、このまま持つのだろうか?
枯れ葉を包み込んで、待ってみようかしら。