NHKの日本百名山で瑞牆山と金峰山を放映していた。
思わずテレビに近づき見入ってしまった。
私の故郷の山であり、忘れもしない私の記念の山であり、私の青春の始まりの山登りだった。
かれこれ50年と言う歳月が経ったのにも係らず、あの時のことが鮮明に思い出される。
あれほど山の虜になったのにも係らず,この能登に来てから白山しか登っていない。
新しい環境と生活に追われ,今また山が恋しくなっている。
弟二人の死と両親を見送ると、何かふっと自分でも分らなくほど時々虚しさに襲われる。
そんな時、ふっとあの山の風景が蘇り、霧の中をただただ黙々と歩き続けた私がいる。
お花が揺れ、山頂の風に吹かれ、朝日に輝く山々が見えてくる。
大きな大きなものに包まれた私がいた。

この秋友人とヒマラヤトレッキングの予定だが,不安と期待が交錯してる。
歩けるだろうか,歩き続けられるだろうか。
いや、登るのでなく,歩くのだったら大丈夫かな。
地球のてっぺん近くを,この足で歩きたい。
いや、あの懐かしい山々を歩きたい。













