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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

クマともりとひと

2020-02-27 15:13:47 | 自然の不思議
「クマともりとひと」の冊子を知ったのは、石川県の熊森協会の支部長さんの飯島さおりさんだった。
この協会は熊を危険動物とみなし、狩猟対象にし殺傷処分され、今は絶滅の危機に瀕していることに注目し、奥山に豊かな自然を取り戻すことで熊が救えると立ち上げたものだ。
熊森協会があることすら、私は何も知らなかった。

私は18から約15年間、北と南アルプスを歩いて来た。
出逢ったのはカモシカくらいで、1度も熊に出逢ったことがない。
今に比べたら頭数もいっぱい棲息してたと考えられるのに、見たこともない。

熊が人里に出没するようになったのは人工林が増え餌場がなくなったことにある。
日本と森林は70%くらいと聞いていたが、その多くは人工林だという。
つまり、針葉樹が多く実の成る広葉樹が少ない。
それによって、台風などによる山崩れが起きるなどの被害が出ている。
奥山を育て再生することによって動植物の豊かな連鎖となり、ひいては山の幸、海の幸をもたらしてくれる。
その取り組みをしているのが、熊森協会だ。

その冊子を読み、もういても立ってもいられずその冊子を注文してしまった。
簡単に読めて、内容も深く、一人でも多くの人に知ってほしいと思ったからだ。



1冊、100円、熊森協会です。
そこにはここに書かれていない苦労話や人々の熱い思いが載っています。

熊が生きて行ける奥山は、この地球を救えることに繋がる。
この美しく豊かな大自然を、残してゆきたい。
熊って、ほんとうはおとなしく賢いそうです。
できたら、飼いたい!
かわいいと思いませんか?



もう春の椎茸と蕗の薹が出てきました。

今朝降った雪がもう解けてしましました。
まだ2月、例年だと1m近い積雪の与呂見です。
気候がおかしいのです。
なぜでしょう。

人生の師

2020-02-25 14:34:09 | 日記

それは求めていたからか、それとも偶然なのか、自分でも確知できないものがそれと響き合い、琴線に触れたのだろうか。
岡村美穂子さんは15歳で鈴木大拙と出逢いそれが彼女の一生を決定付けた。
そこには強い意志と努力と行動と、また彼女の資質が伴わないと35年アシスタントはできない。
それには大拙への尊敬、信頼があって初めて成り立つ。



もう立金花が咲いて来た。

ここで恒例の道元の現成公案のお話があった。
毎年耳にしているのにも係らず、身に就いていないということだけは明らかだ。
でも何よりもそのお話をされる櫛谷宗則さんの人柄に触れることが何よりの楽しみになっている。
その言葉には重みがあり、かつ秘められた光を宿している。
生に接することでその人の醸し出す人柄に包まれ、笑顔に和まされ、ほっとさせられる。
だからと言って神的な存在ではなく、人間味があってそれでいて厳しさも持ち合わせている。
その人生は坐禅三昧と現成公案の勉強漬けの日々を暮らしていると聞く。



気付かされたのは、私は人生の師には成り得ないこと。そう言う天分はないし努力も意志も持ち合わせていない凡人だということは知っている。
そんな私に実物として居てくださる、そのことで支えられている気がしている。
いつも傍にはいないけれど、この人がいるから私は私としての役が果たせる。
その出逢いに、感謝しかない。
では、この私は何なのか、私の役割とは、これからの課題でもある。
まだ、時間はあるかな。



アキは何をしているのかな。








冬のお菓子

2020-02-19 15:27:05 | グルメ

我が家の誕生日が6人中4人が1月から3月に集中している。
私と娘はしかも1日違い、だから今までも一緒に祝うことが多い。

ところが今年は違った。
家族になった娘婿を含め6人中5人が次々と風邪を引いてしまい、誕生日は見送ることになった。

娘夫婦の新所帯にはほとんど家具らしき物がない。
そんな時、南の島に引っ越すので欲しかったらどうぞと言ってくださる人、ちょっとした事故から親と同居するので電化製品をどうぞ。
そんなこととなり、思わぬ物が手に入った。しかもお礼も何もいらないと言ってくださる。
そこで娘が手作りのケーキを焼いて届けることにした。



時はバレンタイン、チョコケーキにチョコのお菓子、キーウィのケーキを作り、こちらまでお裾分けしてもらった。
自分は作らなくて、言いたいことは言う。「うん、焼きたてより日が経った方がうまいわ。」と偉そうな感想の息子。

まだ娘にはオーブンがないのでここに来て焼いている。
だんだん私より娘の方が作る回数が多くなっている。
多分、娘の作った方がおいしくなっているかも。

自然界も冬ならではのケーキが作られる。
散歩をしているとおもしろいものを見つける。
雪が転げ落ちて丸まり、まるで白いクリームのバームクーフェン。
また、木に蔓が絡まりついてできた焼き色のバームクーフェン、どちらもおいしそう!



食いしん坊が散歩すると、おいしいものが見つかる。



雪が積もると、ホワイトチョコのケーキができる。











金沢 現代会議

2020-02-15 22:12:40 | 日記

2月13日、金沢まで行って来た。
金沢現代会議、鈴木大拙館主催の会議で今年で8回目だと言う。
今回は岡村美穂子さんの「大拙という居士号」についてと姜尚中さんによる「不確実性を生きる」についての講演だった。
朝日新聞でそのことを知り、申し込みをして参加できた。

岡村さんについてはほとんど知らなかった。しかし話の内容がとても大きく、そして謙虚でかつユーモアもあって、素敵な女性だった。
大とは、大小の大ではない。すべて、全部、絶対だということ。二つとない一つしかない命だと。
拙とは、我を捨てた、謀のない、作為のない、自分、その自分を考えている自分はそんなところにはない、と。

彼女が大拙と初めてあったのは15歳の時、彼は既に80だったと、しかしその意味を問う彼女に真剣に向き合ってくれたという。
それ以来、大拙に師事してきたという。
何と言う出逢いなのだろう。二人の求める深さと人格が引き合ったのだろう。

姜尚中さん、本やテレビを知っていたので、この目でその姿を拝見したかった。
スマートで飾らない姿とソフトな声に魅了された。
内容も真摯で深淵で、やはり知識も膨大でとても30分では足りない。
この現代の不確実性について、自然災害とAIによる弊害を訴えた。
人間の意識から始まった分別、そこから迷い、不安が生じる。それをAIによって確実なものにしようとしている。
現代は時間的にも空間的にも圧縮させ、本来の身体としての人間性が失われようとしている。
それには無心になること、それは絶対的受動性だという。受動的でありつつ動的だというのだ。
それは、余裕を持つことだと、相手から、物から距離をとる、間を置くことだと。
無心、それは修業、お稽古事で繰り返し行うことで本能が働く、人間的に自由とやすらぎと創造をもたらしてくれる、と。



私の拙い文では理解ができないだろう。
でも、生の声を聞き、生身に接すると、伝わって来るものがある。
話し手の真剣さを感じ取ることができる。
よかった、と思う反面、困った、というのが本音です。
ホールはほぼ500人くらいだったでしょうか。
満席で、そのほとんどが中高年、でも,みんなの表情は真剣そのもの。
少しでも、心身ともに余裕のある現代になってほしいと思いました。



アキの寒さに対して、この余裕!
でも、雪は山際と屋根雪を残してほとんどが消えました。
これが、水不足、虫の大発生の災害にならなければいいのですが。











冬の鳥

2020-02-11 15:51:10 | 自然の不思議

ここには5世帯が住んでいるが、その中の一人の住人と鳥の話をしていた。
彼が住んでいるのは山の上の林の中でそこにはアカゲラ、青ゲラ、シジュウカラ、ヤマゲラがい家から見られるという。
そこで今ヤマゲラ用の巣箱を作っている。直径2、8センチ、雀より小さくないと中に入ってくれないという。
そこは以前アカショウビンが巣を作って子育てをしていたところだ。

我が家の前庭と後に先日から鳥が来ている。
そこは野薔薇の木で双眼鏡で見ているとバラの実を啄んでいる。
前庭にはジョウビタキ、台所の前には2羽のちょっと大きめの鳥が来ている。
調べると、どうもツグミらしい。おなかの点々が特徴で貴婦人の毛皮のコートにも見える。



写真が悪くて、分らないだろうな。

こちらが定点観測をしているから見えるのか、冬という季節の贈り物なのか、そのプレゼントはとても優雅だ。
冬でないと見られない美しい鳥達、今日も白いキャンパスに色とりどりの羽根を描いてくれる。

冬のプレゼントというと、ようやく真っ白いふんわりの雪が積もったが、もう午後には木の枝の雪も落ちてしまった。
今までなら、長い棒を持って雪落としをするのにその風物詩はない。
ここは薪風呂を焚くのと鶏の餌やりの当番があってそれを交替でしている。
寒い外に出るのは気合いが必要だが、一旦出てしまうと、その白い世界に浸ることができる。