goo blog サービス終了のお知らせ 

よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

今、よろみの春。

2025-04-25 10:46:51 | 自然の不思議

枝垂れ桜はピンクの滝、桃は桃源郷、と言ってもこことあそこと離れた所。地面は立金花と水仙が黄色で埋め尽くす。畑は草が生えて緑になってきたのを耕運して茶色、山は新緑。

連休には現成公案の勉強会で都会からやって来るがその時はピンクも黄色も姿を消し、緑のグラデーションになる。

最近の気候で雪が重く、山道の桜や他の庭木もが折れたり、被害が出ている。被害は猪、テンによっても起こっている。独活の場所を掘り起こされ、根っこが剥き出しになったり、鶏がこの冬に10羽ほど襲われてしまった。またネズミも大活躍。猫2匹ではとても追い付かない。これが自然界の営みなのだろう。

5月の連休には畑の野菜はまだない。頼みになるのが山菜なのだが。それもタイミングがあったり、猪との競争になる。せめて筍だけは十分食べれますように。これから布団干し、食器洗い、メニューを考えたり、勉強会の準備がはじまる。

まだ、写真が入りません。言葉だけてお伝えするのは、難しい!


雪解け

2025-03-12 10:03:15 | 自然の不思議

雪解けと言ってもまだ畑には雪が30センチほど積もっている。また除雪車が除雪した雪が山のように積み上げられている。私の畑は参道に1番近いところなのでまだ1メートル以上あるだろうか。私の畑仕事はまだまだ先になる。そこで連作障害の対策として新規に畑を作ろうと思い野原のところに雪解けと肥料を兼ねて木灰を撒いてもらった。さて、今年のトマトはどうなるか?

参道を歩くと除雪車で切り取られた紫陽花が散乱し、中には根っこごと倒されたものもあった。まあ、仕方ないだろう。生命力旺盛な紫陽花のことだから、復帰してくれるだろう。足元を見ると水仙の芽が出ている。それも球根ごと掘り返されたものもある。これも回復してくれるのを待つことにしよう。

県道に出ると日向の田んぼの雪は解け、水が流れ出している。いよいよ雪解けだ。ちょろちょろと可愛く元気な水音は春の訪れの兆し。

雪の上は風で飛ばされた空気中のゴミや土などであの潔癖な真っ白から汚れが目立つようになった。そう、あの鶏の羽が落ちていた。冬に鳴いていたフクロウは今年聴けなかった。

生き物たちの営みが始まる雪解け、さて、どんな春になるのだろう。


冬の殺鶏事件

2025-03-06 10:20:21 | 自然の不思議

ここでは鶏を小屋で飼いみんなが5日交代で鶏当番をしている。餌とお水をやり、卵をいただく。飼料の殆どは残飯とくず米。鶏も最初20羽入れたが、弱い鶏が死に、この冬はほぼ毎日のように死んでいる。

その犯人は?、テン。夜中に鶏の叫び声で目が覚め小屋に行くとそこにテンが小屋から逃げれなくなっていたのを住職が見つけ鉄棒で叩いたとか。しかし翌朝瀕死の状態だったのを退治したとか。

この冬、雪原に動物たちの足跡を見ていない。積雪1メートルになったこの冬、むしろ気になっていたが、どこかで生息しているのだろう。大きさは小さいが獰猛なテン、僅かな穴を広げて小屋に入り首から血を吸うと言う。その穴を見つけて住職は何度か塞ぐのだが、また今日も2羽やられた。もう5羽になってしまった。

どちらも生き物だが、人に近く、しかも卵を与えてくれる鶏の命を優先してしまう。あのアガサのミステリーではないが、「そしてだれもいなくなった。」になりかねない。犯人は分かっているが、その侵入口を探すのが大変。古い小屋だからどこからでも入れそうだ。この春、中雛を入れることになっている。それまでに小屋を改修しないとならない。

自然の中に暮らすと言うことは色々な葛藤や試練と向き合うことになる。また当分の間、卵は金の卵になる。もうオムライスもお預けだ。


雪のオノマトペ

2025-02-18 11:14:19 | 自然の不思議

冬はもっぱら炬燵守り、読んだり書いたり、そう、テレビも見たり。昨夜は映像の世紀とヒューマニエンスを久しぶりに遅くまで見ていた。

窓の外から、散歩の時に雪を観察している。音のしない雪や降り方を自分なりに言葉にしてみた。雪が降る、舞う、踊る。音もなく、音と共に。その音もない雪の降る様を先人たちは色々な擬音で表現した。しんしん、サラサラ、サーサー、ふわふわ、ふんわり、ふわりふわり、ふらふら。くるくる、ちらちら、こんこん、どんどん、、、。

音もしない雪を降り方や形から想像して作る。また自分の中の心情と合わせて作る。そこまで書いて気がついた。それらはカ行、サ行、タ行、ハ行で他のものは見つからない。しかし宮沢賢治のように、独自の世界観を持っている人は思いもよらない表現が出てくる。

甲府から奥能登に来て、どうもここが一番寒く雪が多いらしい。冬は農作業から解放され一番ゆったりできる時。若い時はスキーを楽しんだが、今は雪に遊ばせてもらっている。雪を踏んだりスキーの音は自分で作る音、でも今は雪自体が作る音を楽しんでいる。

音もなく降る雪、その雪の降り方や形から音のオノマトペが作り出せるだろうか。雪が木から、屋根から落ちる音、まだまだ雪に関する音はいっぱいありそうだ。こんなことをしていていいのだろうか。昨夜のロシアとウクライナの歴史を見ると、そこにも雪を愛でる時の訪れを願うしかない。


雪の造形

2025-02-13 10:19:35 | 自然の不思議

もうかれこれ10年振り位の降雪なるだろうか、1週間ほど雪が続き110センチになっている。家、車庫、倉庫、庫裡の周りには積もった雪がさまざまな雪の造形を見せている。造形というより雪の芸術といったほうが適切だろう。

連日男たちは雪掻きに汗だく、お陰で居間や台所に光が入るようになった。雪の重みや緩んだ温度で屋根から雪がドドッと落ちる。その音と振動はまた地震を思い起こし、猫や犬も怯える。

悪いことばかりではない、この雪で畑を荒らした虫たちはいなくなるだろうか、僅かな期待をしているのだが、、。

雪の美しさの大きなポイントはその白さにあると思っている。これが外の色だったらきっと静観できない。積もった雪と屋根瓦から落ちた雪の造形。雪が溶けて屋根瓦から氷柱のシャンデリアとなった形、やはり芸術家なのかな。

どうか、水と電気が止まりませんように、これからしばらく雪の造形を楽しませてください。それにしてもその重みは2階の襖を開けなくし、隙間だらけの本堂の屋根雪は寒さ故にそのまま積もっている。潰れないかなと心配をしたり、内心複雑です。