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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

年末行事

2013-12-27 22:02:05 | 日記

この10日ほど行事と来客でブログをさぼってしまった。
私の場合、それを理由につい怠けてしまう。

21日、味噌作り。
例年麹ができると翌日は味噌作りと決まっている。
この日の主役は竃。1年に2日だけ薪の火が入る。



これを司るのが住職、この竃も大分貫禄と言うか、ガタが来た。けれど立派に役割を果たしてくれる頼もしいヤツである。
その上は、またまた働き者の箱入り娘ならぬ、大豆さま。



大豆が蒸されると杵で搗き、塩と麹を会わせてボールにして味噌樽で深く長い眠りにつく。

22日、お餅搗き。
この日の主役はこの2人、私の母と地元のおばあちゃん、2人合わせると176歳になる。
小林のおばあちゃんは1日中お餅を伸していた。穫った杵柄はまだまだ現役。



母は搗き立ての小豆と黒密のきな粉餅をおいしそうに5つもほうばった。

24日、15日、クリスマス。
この日のビックプレゼントは京都からいっちゃんこと伊都子さんと東京から和空さんと詩人のあきこさん。



それぞれが、それぞれの人から、何かを受け取った。
その何かを抱えてそれぞれの居場所に帰っていった。

私も3人からいただいたものがある。
3人に共通しているのは、自分の口からおくびにもがんばっているとかすごいとか言っていない。
それなのに、それぞれが自分の夢を追い続けている。
その夢に自分を託している。自分を試し自分を賭け、自分に課している。

この怠け者には、今年最後のビックなプレゼントになった。
私もそれに習いたい、それに習おう、まだ自信はないけれど、やはり習おうと思った、今年の暮れ。









麹作り

2013-12-18 22:59:45 | グルメ

年末恒例の麹作りが始まった。
麹は宿坊である1室が簡易室として使われる。多分この部屋にはもう麹くんたちがいっぱい住み着いていると思われる。
先日のNHKの番組で米麹を取り上げていた。世界広しといえどもお米からできる麹は日本にしかないそうだ。
アスペルギルス、オリゼと専門用語では言うらしい。
その胞子の大きさは1000分の6ミリ、カメラに写った胞子は煙のように空気中に浮遊していた。

麹の素であるもやしは富山の種屋さんから取り寄せる。
こんなことがあった。
同じ種と大豆でできたお味噌を食べ比べたところ、全然違っていたのだ。正直に言うと、だんぜんよろみの私たちのお味噌の方がおいしかった。
本を片手に素人の集団である我らが味噌、どうしてなのか。
室も作り方もそんなに厳格ではないのに、おいしいお味噌ができてしまう。
その大いなる素は無農薬、自家製肥料でできたお米にあるのではないかとみている。

昨日に麹の元となるお米に菌を撒き、揉んで付着させ室で花を咲かせる。
温度と湿度の調節をしながら増殖するのを待つ。ところが加湿器が故障、長年使ってきて寿命が来たみたいだ。そこで急きょ購入。
しかしコンピュターシステムが高度に進んだために帰って不都合が出てきて返品、購入、ようやく第1段階に到達した。

麹箱に白い花が咲き始めた。それを手で崩してお山をふたつ作った。
麹箱の寝床でゆったりとゆっくりくつろいでいる麹たち。
手を入れるとしっとりとむっくりとこの心地良さがが指に伝わってくる。
それを邪魔してほぐして、またくつろいでもらう。
手に伝わってくる、麹時間はゆる時間。何とも眠くなるふしぎな時間だ。
これが夜の11時、次は明日の早朝5時とか。
我が家と1号室の室は廊下で繋がっている。その15メートル先から麹の芳醇な香りが漂ってくる。
この香りが決め手になる。今年もいい香りで暮れそうだ。
さて、寝坊しないように5時に目覚ましをセットせねば。








保存食-1-

2013-12-12 22:04:17 | グルメ

このところ毎日保存食を作っている。
季節的に雪の下になってしまうから、収穫したものを長く、おいしく、食べ切りたいから、畑に野菜がなくなるから等の理由がある。
その中で漬け物だけで途中のものを入れると9種類になる。
日の菜漬け、野沢菜漬け、ザワークラウト,干し柿入り大根漬け、蕪寿司,大根寿司,白菜漬け,糠漬け,キムチ。
まだ醗酵途中のものがあるが日替わり漬け物を楽しんでいる。

野菜があるから漬ける。食べきれるかどうかよりあればあるだけ漬けてしまう。
もったいないから、おいしいから、漬け物が好きだから,理由を挙げれば切りがない。
時間があるから、いや時間があるないに関係なく、体が動いてしまう、気持ちが向ってしまう。
作ることがおもしろい、やりだすと止まらない。



お盆の上の左から、生姜の甘酢漬け,パセリのグリーンソース,手前は梅ジュースの梅から作ったチャツネ,フライパンは落花生,これからピーナッツバターにする。

次回から一つ一つ紹介します。

昨日の出来事。
蕪寿司作り,雪の前に白菜を収穫,それを新聞紙に包んで保存。ピーナッツバター作り。
夜は雷が鳴り、いよいよ雪の気配。母の寝室の隣に私が寝るようになり、秋田犬ハナは廊下へお引っ越し。
ところが廊下にいない、私の部屋が開いている。
その私の布団の上にハナが寝ていたのにびっくり。こんなことは初めて。雷が恐くて奥の部屋に移動したのだ。
今日の出来事。
雪の中から長ネギを掘り出して袋に保存。雪で埋まる前に支柱を立てる。生姜を水と焼酎に漬け込む。柚子のコンフィ作り,ピーナッツバターの続き。
雪が積もりました。重い重い雪なので長い丈棒を持って庭木の雪払い。
朝課の後、雪の上の足跡を追ってハナを村まで出迎えに雪の中を走る。しかしいた形跡はあったが肝心のハナの姿がない。
私の頭には雪の時に交通事故で亡くなったハナの子クロが思い出されたり、保健所の捕獲もあったので気が気でない。
元来た道の足跡を確認するが雪や車輪や私の足跡で見当たらない。息が切れ足が重たいのだがまた走って帰る。
結局のところこの敷地内に戻っていた。
もうハナにはびっくりさせられっぱなし。つまり、ハナはとても元気ということなのだ。
そして、私はいい運動になったということ。











生姜

2013-12-10 22:37:10 | グルメ

生姜を栽培してから3年になる。生姜は3,4センチの生姜そのものを種として地中に埋める。
植えてから2ヶ月くらい経たないと地上に芽が出て来ない。忘れた頃,もう諦めかけた頃ようやく薄紅色の円錐形の芽を出す。
今までは収穫と言っても、元の大きさのままでしか育たなかった。
それが今年は見事な大きさの生姜になった。
芽が出てきたら追肥と土寄せ,その繰り返しでようやくこの通り。



どうです?見事でしょ!来る人来る人,郵便屋さんにまでお披露目をしてしまった。
郵便屋さんは輪島市内の情報も届けてくれる、本人も野菜作りをしているので時々物々交換をする仲になってしまった。
「イヤーぁ、すごいね,生姜をうまく作れたという話しは聞いたことない。」
などと褒められたのでつい1株分けてあげてしまった。

大きなものは計ると800グラムもあった。
まづはそのまま擂っておうどんに、湯豆腐にと生でたのしみ、炒め物に、さて、次は、、、。
甘酢漬け、次は生姜シロップ,切って蒸して乾燥させて保存用に。
全部で10株作ったのでまだまだ残っている。
この保存方法を検索したりしながら考えている。

穫り立ての生姜の淵はうっすらと薄紅色をして、肌は滑らかで瑞瑞しい。
しかし一旦擂ると豹変する。香りは鼻孔の奥まで刺さってくる。それはけしていやなものでなく、むしろ食欲を刺激する。
その刺激は喉の奥にも攻めてくる。強烈なのだが、それもどこかで心地よささえ覚える。

全部で6キロほどになったろうか。この冬上手に使いこなすことができたら、来年はもっと増やそうか、などともう来年のことを考えている。
鬼に笑われてしまうだろうが、鬼もこの辛さで退散するだろう。
そうそう,私が掘り出す前に、何者かがほった形跡があった。サツマイモは猪の見事にしてやられたが、今度ばかりは退散したらしい。
そのくらい,生姜パワーは最強なのだろう。







金星と三日月

2013-12-07 15:56:41 | 自然の不思議

昨日の夕方、金星と三日月が南西の空に縦1直線に並んだ。
夕飯作りのときは私のラジオタイム。
天気予報で空の天体ショウを知り、ガスを一旦泊めて外に飛び出した。
ちょうど木立の隙間から金星がクリスマスの飾り付けのように光っていた。

今までも金星が明るいとは思っていたが、この時季の暗い空だったせいかまばゆいばかりに光り輝いていた。
どんなダイヤモンドもあの輝きにはかなわない。
誰でものダイヤモンドで、誰のものではない宙の宝物だ。

三日月の明るさにも驚いた。
金星と競っていたからか、いや,金星が下で支えてくれたからこそ輝いていたのかもしれない。

月と星が上下1直線に並んだ。
空に弧と点が黒い紙を切り取ったようにそこだけが輝いていた。
この形の違いこそ、二つがまた輝やかせるのだろう。

この天のアートもほどなく山に隠れてしまった。
この儚さが、輝きのもとかもしれない。



甲府への途中車中から,乗鞍岳。
私が初めて登った山は、鳳凰三山だった。
亡くなった父と弟2人で見た星空は忘れられない。
全天が宝石で溢れていた。畏いばかりの輝きに圧倒された。
それから15年ほど,私は山に魅せられ登り続けた。
また、あの星たちに会いたい。
この腰痛、どうにかならないか!?