ほとんどの雑木が葉を落とし、その樹形が見えてきた。
葉で遮られた鳥たちの声が響いて来る。
台所の前のには野薔薇が2mほどになり、剪定された。
この薔薇の剪定では住職とバトルを毎年繰り返している。
私がすると「ぱさり。」住職は「ばっさり!」なのだ。
私がこの時季楽しみにしている薔薇の実がどうにかいっぱいついた。
冬、雪で覆われ、野山に何もないときのお花はこの薔薇の実になる。
畑の真ん中に10mほどの合歓の木がある。
その枝に鳥たちが一斉に止まり、また一斉に飛び立つ。
その広がっている枝を埋め尽くすほどの鳥が群がっていた。
望遠鏡で見ている先から、また一斉に飛び立って、空に広がり、また群れをなして合歓の木に止まる。
私の技術とカメラではそれを写すことができないが、この肉眼はその群れの動きを追い、それを脳裡に焼き付けることができる。
かつて、これほどの群れの大きさを見たことがない。
それは、どうも、アトリ。
その他にもこの時季ホウジロの小さな群れも見られる。

薔薇の赤い実は、そのまま部屋に飾られる。
その小さなシャンデリアのような明かりは、この寒い冬をぽっと照らしてくれる。
アトリは、花鶏と書くらしい。合歓の木の枯れ枝に花のようなアトリが留り、薔薇の枝には赤い明かりが灯る。
晩秋の冷たい雨の中,鳥たちは元気だ。

これは合歓の木ではありません。
もっと、もっといたのですが、遠過ぎて写すことができませんでした。









