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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

秋を拾う

2024-09-27 17:10:15 | 自然の不思議

此の所、穏やかな天気が続いている。今日は冬野菜の種を蒔き直した。これで何度目だろう。芽が出た途端虫にやられてしまう。数年前まで野沢菜も、日の菜も蕪も大きく育ち、冬の漬物を9種類つけたことがある。もうそれは叶わぬことになってしまったのだろうか。

久しぶりに参道を降り、散歩をして栗を拾ってきた。大きな栗ではないが緑のイガの中に茶色の栗が2、3粒入っている。そのイガも割れるとそれを食べるものがいる。猪か、秋になると実り、それを食べるものが必ず出現する。やはり自然は巡っている。

今年、女郎蜘蛛のネットに今まで見たことのない黄色の糸が目立つ。しかも強く長い。調べると酸化すると黄色になるとあったが、初めてのことで、夏の強い紫外線を受けての自衛なのかと思った。

まだ大丈夫と言う私のエネルギーの風船も、あの被災地の惨事を見ると流石に萎んでくる。でも、まだ割れてはいないので、また少しづつエネルギーを吹き込もう。

秋には秋の実りがあり、秋の花が咲く。突如暴れ出すこともあるが、まだまだ、自然は生きている。


「またか、、。」

2024-09-24 10:58:53 | 畑仕事

1月の地震の後の9ヶ月後に、今度は大雨。「またか、、。」である。どちらも今までにない規模の災害が起きた。ここでは1日半の停電、土砂崩れ、幸いなことにレンタルのシャベルカーがあったので、二日掛けて自分たちの手でどうにか参道も通れるようになった。ところが今度は水が止まった。それも外れたパイプを繋ぎ、1日で回復した。どちらも自分たちで乗り切れたが、輪島では死者、行方不明者も出ているという。

ここは基本的に土着的な暮らしをしているのでライフラインには強い。しかし、畑はぐじゃぐじゃ、田んぼにも泥水が入っている。こんな時、人は何を思うか、ひどいところと比べて、「まだ、良い方。」誰も怪我もしていない。また大勢の友人たちが心配してくれている。それが何よりも心強い。

「またか、、。」自然相手では、受け入れるしかない。半分諦めと、もう笑うしかない。まだ笑う余裕がある。昨日、先日ボランティアの人からお手紙と荷物が届いた。それにはお礼の手紙と本とコーヒー豆が入っていた。最後に、これからも「よろしく、」と。こんないいことも呼んでくれた。まだまだ、これから続く。いいことの、「また!」の出逢いを。


秋田犬と秋田犬

2024-09-16 20:42:13 | 日記

震災後初めてボランティアの人たちが2日間、10人が来てくださった。今までは友人や縁のあった人たちだったが、面識のない人たちは初めてだった。ボランティアと聞いただけで何か自分とは違う他人のために尽くす行為にかけ離れた人ったちだと勝手に思っていた。

ところが実際にお会いしてみると、気さくで物怖じせず偉ぶらず、むしろ前から知っていたような親しささえ感じられ、すっかり意気投合してしまった。仕事は雨天ということもあって、本堂の崩れた壁を塗り替えるために全体を剥がす作業をしていただいた。みんなマスクをして土埃の中での作業となった。」翌日はひび割れたコンクリートの床の倉庫の整理にあたってくれた。

私は全てを見ていたわけではないが、その動きはみんなテキパキとしてすっかり綺麗になっていた。マスクを取った顔は笑顔だった。どうしてボランティアをしているかと聞いてみると、人の役に立つことは自分の仕事になっているような、もうごく自然の成り行きのように思えた。だから気負いもなく、される側にも喜ぼれても恩賜せがましい言動や行為は感じられなかった。

そこには車に乗っていた犬が見えた。秋田犬だった。その表情は見る私たちが癒されるほどの和やかな犬だった。まさしくボランティア犬にぴったり。我が家の秋田犬も可愛さでは負けないと思っていたが、今回だけはちょっと力不足だったかな。

このことを通して、また人の輪が広がった気がしている。ほんとうにありがとうございました。


夏のご馳走

2024-09-02 09:50:49 | 畑仕事

震災後ではあるけれど、来客はいつもと変わらずやって来ている。むしろその方が活気が出て元気付けられている。その度にお土産とできる限りのご馳走を作る。

とは言え、つい先日までいつもの魚介の豊富なスーパーが閉店されていたり、漁港が隆起して船が出れないので品薄になっている。地盤沈下でなく隆起という想像を絶する地球の動きに身動きができない。確かに畑にも地割れとなり、大地が動いたことが見てとれる。そのエネルギーには驚きよりも恐怖を感じてしまう。

いつもの定番のバーベキューに串に刺した焼き鳥、どうにか手に入れたお刺身も出揃った。ただ、残念なのは豊富な夏野菜が少なかった。ここの一人がみんなの分まで作ってくれたが、肝心の自分の野菜畑が悲惨だった。今ようやく茄子とパプリカが出て来ている。

でも、何よりのご馳走は人が集まること。賑やかな夏の夜を楽しみました。