今まで、どれだけ「今までにない」と言う接頭語とは言えない「接頭語」を使ってきただろう。
今回は大雪でなく、「今までにない低温」

今まで何日か掛かって作られる氷柱が一晩にして1メートルにもなった。
ストーブをいつもよりたくさんの薪を入れても暖かさは感じられない。
日中なのに洗面所の水が凍り始めた。
塩分が多いキムチも物置で表面が凍っていた。
かつてない寒さとしか言いようがない。
これはどのような影響を暮らしに与えるのか、自然界に及ぼすのか。
去年の降雪でも生き残った葉虫たち、この寒さで今年はダメージを受けたのか。
期待したいような、怖いような、落ち着かない。
この寒さでも平気なのが、秋田犬のアキ、雪の中を走り回っている。
またアオゲラも次なる穴を作り始め「コンコン、コンコン」とリズム良い音を出し、猫たちが窓辺に何事かと集まっている。
風は雪を飛ばし廊下にもうっすらと積もった。
「危ない、危ない。」廊下でスケートだ。
廊下はー4度、サッシのガラスが全面凍った。
そのガラスの氷アートが素晴らしい。
氷の歯車か、氷の桜、ばら、波、氷はそんな意図はないのかもしれないが、勝手に名づけている。
それぞれの造形はどうしてできるのだろう。
温度、湿度、時間、それらが作用してそれぞれの氷の美を見せてくれる。

「バキバキバキバキ!」大きな裂ける音が聞こえた。
庭の甲府から持ってきたもう7メートルまで大きくなった百日紅の幹が裂けた。
大雪によるものと思っていたが、木の中の水分が凍って裂ける、それを凍裂と言うと新聞にあった。
でも、百日紅は耐えて生き続ける。
今、アキは雪風呂に優雅に浸かっている。














