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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

氷の牙、氷の歯車

2023-01-26 10:22:23 | 自然の不思議

今まで、どれだけ「今までにない」と言う接頭語とは言えない「接頭語」を使ってきただろう。
今回は大雪でなく、「今までにない低温」



今まで何日か掛かって作られる氷柱が一晩にして1メートルにもなった。
ストーブをいつもよりたくさんの薪を入れても暖かさは感じられない。
日中なのに洗面所の水が凍り始めた。
塩分が多いキムチも物置で表面が凍っていた。
かつてない寒さとしか言いようがない。
これはどのような影響を暮らしに与えるのか、自然界に及ぼすのか。
去年の降雪でも生き残った葉虫たち、この寒さで今年はダメージを受けたのか。
期待したいような、怖いような、落ち着かない。

この寒さでも平気なのが、秋田犬のアキ、雪の中を走り回っている。
またアオゲラも次なる穴を作り始め「コンコン、コンコン」とリズム良い音を出し、猫たちが窓辺に何事かと集まっている。

風は雪を飛ばし廊下にもうっすらと積もった。
「危ない、危ない。」廊下でスケートだ。
廊下はー4度、サッシのガラスが全面凍った。
そのガラスの氷アートが素晴らしい。
氷の歯車か、氷の桜、ばら、波、氷はそんな意図はないのかもしれないが、勝手に名づけている。
それぞれの造形はどうしてできるのだろう。
温度、湿度、時間、それらが作用してそれぞれの氷の美を見せてくれる。



「バキバキバキバキ!」大きな裂ける音が聞こえた。
庭の甲府から持ってきたもう7メートルまで大きくなった百日紅の幹が裂けた。
大雪によるものと思っていたが、木の中の水分が凍って裂ける、それを凍裂と言うと新聞にあった。
でも、百日紅は耐えて生き続ける。
今、アキは雪風呂に優雅に浸かっている。













無明

2023-01-24 11:08:50 | 日記

一応ここは禅宗なのだが、冬の勉強会は浄土真宗の佐野明宏さんをお招きしてお話を聞く。

私たちは無明の存在だと。
その無明とは一体なんなのだ。分からない。
その分からないことが私を引っ張る。
それは闇、明けることのない闇。

常に私たちは、私に私が執着している。それを我執と言う。それすら気づかない。
どこまで行ってもそこから逃れられない、その本能という前のもの。
ますます分からない。
私たちは業縁の存在、無明の存在であると。

分からないと不安になる、救われたいと願う。
そこに明号を称える、しかし助かるはずがない。どこまで行っても闇の中。
でも、求めようとする、分かろうとする、その分からなさを受け止めるしかない。
闇の中に松明を灯し続けるしかない。



多分、書いている本人がわからないのだから、これを読んだ人はもっと分からないだろう。
午前と午後の二日間、分からないづくしのご馳走をお腹いっぱい、いえ、頭いっぱい戴きました。
知っている、分かっていると言う日常に闇の灯りを灯された。
決して気持ちいいのではないが、「これでいいのか!」と喝を入れられた。
そうそう、真宗では分からなさを「有難い」と、禅宗では「おもしろい」と言うと。
私はおもしろいと感じてしまった。



ハキダメギクと名付けられた草







冬のご馳走

2023-01-19 11:21:21 | グルメ

冬と言うと鍋だが、この冬はまだ鍋らしい鍋を食べていない。
その理由の一つが冬野菜の白菜と大根が少ないことにある。
少ないと言うより、小さい。種を蒔く時期と虫の大発生が原因だ。
白菜の芯以外のほとんどはレース状で大根は小根になる。



お正月に来られたインド通の来客の大根カレー他3種

それでも毎日食べるご飯は美味しく食べるのが大事。
「ない」とどこかしらからここにないものが届けられる不思議、有難い。
だからいつもと違うメニューが食卓に載る。



いただいたバジルペーストと明太子でパスタ

お正月の賑わいが去り、穏やかな日が続いている。
そんな中、夜中から吠え出すアキ、暗いうちは周りの迷惑を思い家の中に、明るくなって廊下の戸を開く。
すると急に雪の野原に飛び出した。



やはり「何か」来ていたのか。でも雪の上にウサギや狐の足跡はほとんどない。
去年は鶏が貂に襲われ全滅したが、今年は雪の上の生き物は少ないのか。
そう言えば、冬に鳴くフクロウの声も聞いていない。
猪は豚コレラなのかやはりその気配がない。
鶏も鳥インフルエンザが流行っていると言う。
人も動物も生きにくくなっているのか。
その大元は人の営みなのか、、。



お正月の伊達巻、焼豚、ミートローフ

週末は浄土真宗の講義を佐野顕明さんがしてくださる。
人の暮らしに添った講義が聞ける。








冬の誕生日

2023-01-15 08:17:45 | 日記

家族の3人が冬に誕生日を迎える。
最初は次男、いい歳になっているとみんなに言われているが、本人はどう思っているのか。

ここに子供らはまだいたこ頃、総勢10人ほどが集まってご馳走を振る舞った。
用意したお寿司1、5升もぺロッと平らげ、残っていたご飯でチャーハンも作ったことを思い出した。
いや、他にも作っていたはずだが、忘れてしまった。



今回のご馳走はエビフライとパエリア、ちょうど頂いたサフランもあったので本格的だ。
誕生日にはケーキが欠かせなかった。
今回は娘がショートケーキを焼いて持参してくれた。



外は真っ白い雪、でも部屋の中は賑やかであったかい。
今年は本人より、楽ちゃんが主役になっていた。
いつまでこの賑わいが続くのだろう。



2月は娘と私の誕生日、さて、何を作ろうか。
田んぼや畑の仕事がない静かな冬だからこそできる誕生日会。
贈り物こそないが、集まって一緒に食べる、それだけで十分だ。
しかし、忙しい春と夏に誕生日になる2人は今でも「俺たちの時はなかった。」と文句を言われ続けている。








集まったお正月のケーキ

2023-01-08 10:17:13 | グルメ

お正月なのに、ケーキが集まってしまった。
4人で6種類、まるでケーキ屋さん。
どれも甘さ控えめ、でもイチゴもナッツ類もびっしり。
白と赤とチョコ色とナッツとレーズンのドット模様。



年末の忙しい中手作りのケーキを焼いてお年賀として持ってきてくれる。
その熱さが体の芯まで温めてくれる。
それを13人で切り分けて頂く。
そのなんと平和に満ちた一時か、みんなの顔がおいしさで綻ぶ。
なんとそれをお抹茶で一服というになってしまった。
思いがけない組み合わせも笑いの中に溶けてしまった。



20年間使ったオーブンが壊れ、それからはトースターで焼くチーズケーキだけになってしまった。
それぞれのケーキをいただくのも好きだが、また私も作りたくなってしまった。
思い切ってオーブンを買うかな。
今年の目標の一つに加えよう!



年末に作ったお節12種類もなくなった。でもまだお餅が残っているな。
雪の上に雨が降り、今年も気がかりな天気。
雪の壁越しに山茶花の赤い花が見える。
この静かな冬の時間を暖めよう。