よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

Japan Blue スクール

2021-07-27 14:29:25 | 展覧会

Japanブルースクールと名を打って、ここのよろみの龍昌寺で藍染の教室をする事にしました。
今まで、毎年いくつかの展覧会をしてきたので他の人に染めさせてあげることはできませんでした。
でも、今年は注文のTシャツ、暖簾の他に九月の京都での展覧会がありますが、まだ余裕があると思い教室をすることを決めました。

藍染は藍甕がないとできません。それに季節限定、しかも染めることで染める力も弱ります。
それもあって人数限定の三日だけとしました。
日時は 7月30日、8月11日、8月28日です。
もし興味のある方はお申し込みください。



空 水 土 展覧会 のブログにも載っています。

電話、ファックス  0768−26−1240 龍昌寺 村田啓子
e-メール      hanakuro@ca1.wannet.jp

尚、私の過去に染めたものを載せておきます。参考にしてください。








コロナワクチン副反応

2021-07-24 10:20:21 | 日記

それは夜中の1時だった。
全身の痛みで目が覚め、それから眠れぬ夜になった。

1回目は夕方からの腕の痛みだけで終わり、2回目も夕方には痛みが出たがそれだけだと思っていた。
ところが夜中、花火の飛び火のような痛み、筋肉痛なのか今までにないところの痛みが走った。
これが副反応なのか、人からも聞いていたが他人事だと思っていたが自分にも来た。
結局次の日は一日寝床で過ごしたが眠れたわけではなかった。
熱を測ると37度、微熱だった。幸い他には症状はなかったので時間が過ぎるのを待つしかなかった。
お昼から食欲も少し出てきた。



私の夏の夏バテ用の梅ジュース

本当はできることならワクチンを避けたかった。
自分一人のことだったら止められたが周りのことを思い打つことに決めた。

副反応の差はなんだろう。
単なる個人差なのか、当日少し動き過ぎた結果なのか、あの注射の量は個人の体重にあった量だったのか疑問だ。
一つの病気に対するワクチンは本来ならば10年ほどかかると言う。
それを無理矢理作ったのだから当然の結果かもしれない。
それにしてもコロナの威力は衰えないどころか変異して生き続ける知恵を持っている。
地球上の人口が増え過ぎたのか、文明の負の遺産なのか、これからも人類が見えぬ威力に対峙する事になるのだろう。
効果のほどまだ分からない。できるだけ少ない人数で、できるだけ軽く終わって欲しいと祈るしかない。








夏の虫

2021-07-21 20:18:17 | 自然の不思議

去年は梅雨明け宣言がないまま8月になった。
それはそれで雨による野菜の不作もあったが、今年はすでに梅雨明けとなり連日の日照りで畑がひび割れてきた。
降る時に降ってくれないと野菜の成長が悪く実りが危惧される。

朝4時半、ひぐらしが鳴き出し、1日が始まる。それは15分ほどで一斉に止んでしまう。
その声は日毎に大きくなっている。
まだ7月なのに夏真っ盛りの数になっている。



今年の夏は毛虫の大発生となり、それが今蛾となって外ばかりか中にも飛び交い子猫の格好の遊び相手になっている。
その毛虫、藤の葉、山法師、楓の葉を食べ尽くした。
ところがもう夏なのに春先の新緑のようにまた葉を付け始めた。
蛾の勢いに圧倒されたが、木々の再生の力にも感嘆の声をあげてしまった。



トケイソウが咲いた。

ところが、畑は悲惨な結果になっている。
夜盗虫に胡麻、パプリカを根本から切られ、再生は不可能になっている。
他にもナメクジ、アブラムシなどの多くの虫の出現で今までにない夏の畑になってしまった。
そればかりか、土壌の菌による病気が蔓延してしまった。
これについては、次回に。








繋がる

2021-07-16 20:49:09 | 自然の不思議

楽ちゃん誕生から1ヶ月、体重は3キロから4キロを上回り、元気に育っている。
彼の実家の大分からご両親がお宮参りならぬお寺参りに来られた。
彼の子供好きはお父様から受け継いだようで、孫の写真を見たらどうしても抱っこしたくなったと言う。



お祝いのご馳走

彼らの家は納屋を改造した家とも言えない家、でも近くに人家はなく静かで緑に囲まれた自然の中にある。
その狭い家にお二人は泊まられたのだが、それをお母様はとても贅沢な暮らしだと言っておられた。
そんなご両親に私はとても好感を持った。
そのお二人に育てられた彼だから私は安心している。

娘は子供を産むことで自分がいるのはそれまでの生と死によって延々と繋がっていることを知ったと言う。
生まれて死ぬことを実感したという。

自分が今ここにいるのは壮大な繋がりの中にあることを知った人生の大事件、それが出産だった。
でも、時間と共にあの時の痛みも発見の興奮も薄れてゆく。



単に直結した繋がりだけでなく、周囲の多くに人たちからもお祝いのメッセージをいただいたり、やはりつながりを感じた。
人生1ヶ月、始まったばかりです。
私のお手伝いは終わりました。
正直、大変でした。畑仕事は真っ盛り、そして藍染も注文を受けていたので1日があっという間に過ぎました。
でも、自分が当事者でないことは責任は軽く、楽の字の如く、楽しく、久しぶりに生々しい命と向き合えたことは新鮮でした。
終わってみると、なんと輝かしい時間だったと思えたのです。
それがなくなると満ちていたのが空洞ができたように寂しさも感じたのは不思議でした。
小さくてもエネルギーに満ちていた楽ちゃんだったようです。









いただきもの

2021-07-07 21:32:10 | 日記

娘のお産と子育て関して、そのほとんどが友人たちからの頂き物で済んでいる。
確かに子供のものは一時的なものが多いが、巡りめぐって必要なところに届けられる。
ものが溢れているこの時代にみんなの心遣いが嬉しく、きっといい子に育つに違いない。



いただきもの、の中に海で釣った魚、海からの頂き物。
いよいよ夏野菜が食卓に載るようになった。
ズッキーニ、キュウリ、レタス、エンドウ、まだトマトやナスはまだだけれど、これだけでも食卓は緑が溢れる。



ズッキーニの肉詰め

考えてみると、私たちも天からのいただきものなのだろう。
私の出産時、生まれて新しい命の誕生なのに、「死」を同時に感じた不思議な体験をした。
娘は子供を産んで、今までの命のつながりと反対に死を思ったと話してくれた。
私たちはどこからきたのか、どこに向かっているのか。



珠州のコーブからの頂き物の抹茶チーズケーキ、私の大好物

先日のラジオの子供科学電話相談で小学2年の女の子が、「宇宙ができる前は、何かあったんですか。」
「何にもなかったんですか。」と。
その質問に科学者さえ時間も空間もない、それって考えられない、と。
この域になると宗教なのかもしれない。