よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

天候と気分

2023-02-15 10:13:35 | 日記

何だろう、冬に晴れると落ち着かない。

すっかり北陸の人になってしまったのだろうか。

関東から移り住んだ人の多くは、このどんよりした天気にめげると言う。

このじっとしていられるチャンスを活かさないてはない。

この冬は大雪か晴天かで、変化が大きい。冬の中に春がお邪魔したり、冬と春のせめぎ合いが続いて落ち着かない。

冬にたっぷり浸り、じっくり春を待つ、この試練と期待の待つと言う時間が失われつつある。

待つと言う時間を楽しむ、それがいい。

ブログの書き方が違って、それに対応できない私です。


冬の誕生日

2023-02-08 10:02:55 | 日記

2月6日は娘の誕生日、2月7日は私、1日違いなので誕生日を祝うのはいつも一緒。
ほとんど6日にしていたので私は歳をとること無しに歳を重ねることができた?
今年は娘家族と私と次男の5人で誕生日を祝った。



年ごとに増えていった家族、それから年毎に減っていった誕生日会。
そして、今年の主役は1歳7ヶ月の孫の楽、ニコニコとそこにいるだけで食卓が華やぐ。
その誕生日会の写真が取り込めず、お見せできない。

そのご馳走は父親が釣ってきた鯵のカルパッチョとフライ、イカフライ、ポトフ、サラダ。
そして娘が焼いたレモンフェザーケーキ。
それはかつて私が焼いたケーキでレモンがたっぷり効いた生クリームをスポンジの間と上にかかったリッチなケーキ。
いつしかそれが娘へと継がれて行った。
誕生日会の歴史となった。



甲府の友人から送られたバースデイカード

お魚は新鮮で、ポトフは冬にふさわしいふくよかな味わい、ケーキはどこのお店にもないすっきりふっくら。
楽はいつしかスプーンで椅子に座って食べるようになった。
年月を経ると成長を見せてくれる。同時に抗えない厳しい月日も見ることになる。
元気でみんなが集う、また、友人からもメーセージが届いた。それだけで嬉しい。









氷の鳥

2023-02-03 11:33:38 | 自然の不思議

廊下が氷点下になると窓ガラスにさまざまな造形が現れる。
それを見るのが冬の私の日課になっている。
先日、窓ガラスに優美で繊細な羽根ができた。
しかし、それは一枚一枚がガラスに貼り付いている。
羽根の一枚一枚が毟り取らればらばらになっている。
痛々しくも美しく、元の氷の鳥を探したくなる。



もしかして、その一枚一枚の羽が溶けて集まると、私たちには見えない透明な氷の鳥となってこの寒空に羽ばたいているのかもしれない。
そんな空想をして遊んでしまった。



ところが今朝のことである。
その廊下に羽ばたく音がした。「鳥だ!」
それは手のひらに収まるほどの小さな茶色の鳥だった。
20メートルほどの廊下を窓にぶつかりながら飛んでいる。
早速網を用意し、捕獲しようとするがなかなか捕まらない。
ようやく網で捕らえ、外に逃した。
家にいたら猫に捕まる、外も厳しい自然界、生き延びられるだろうか。
慌ててカメラに収めることもできなかった。
なんの鳥なのか、本で見たが分からない。
もしかして、あの氷の鳥?
塒はどこなのだろう。