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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

鳥の楽園、猪の運動場

2015-06-29 20:54:27 | 自然の不思議

朝の散歩の時のことである。
今までにない風景を見た。

同じ田んぼに蒼鷺が8羽、鴨が4羽入っていた。
それまで何羽かは見たことはあったが、その数の多さにびっくり、しかも、かもも一緒に入っていた。
何をしていたのだろう。餌を食べていたのだろうが、私には何かの会合か相談、もしくは談合かと思ってしまった。
私がだんだん近づくと、それに気付いて飛び立った。
くつろいでいたところを邪魔されたと思ったのか、誰かに聞かれたくない大事な相談をしていたのか見事にいなくなった。

人の気配がない朝方は、彼らにとっては楽園なのだろう。
こちらも今までにない風景が見られてラッキーだった。
それにしても、一つの田んぼに彼らの餌になる得物がいると言うことは、それだけ状態が自然に近くていい田んぼと言うことだろうか。



今、参道は紫陽花の楽園。

参道を下りて左に行くとほとんどが我らの田んぼだけになる。
その一番奥は去年猪が入り、やむなく取りやめた田んぼになる。
猪がいると言うことで、散歩もままならぬことになった。
それでもハナが一緒だからと、久し振りに出向いてみた。

その途中、沼になっているところがぐちゃぐちゃになっていた。
「もしや、猪の跡?」
その状態は耕運機が入ったような深さがあり、葦はもうめちゃくちゃなのだ。
「ここって、猪の運動場!」



猪の運動場の途中で、桑の木

ハナは途中から歩みが止まってしまった。
そこに行き着く前に、「もう、帰ろうよ!」と付いて来てくれない。いよいよ老犬になってしまった。
やはり10歳を越えてから散歩の途中で何度もつまづく。
ハナが弱ったから、猪がのして来たのかも知れない。
まだ猪にはお目にかかっていないが、これからもお会いしたくない。

ニュースでオリンピックの競技場の予算が900億円上乗せされたと報じていた。
安藤忠雄さん然り、政府の官僚然り、私には理解できない。
その金額はあまりに無謀だ。他に使い用があるだろうに、怒りと落胆で、どうすればいいのだろう。

鳥の楽園は、それはそれでいい。ほんとうは、稲が倒されたりするのだが、、、。
しかし、たかが人間の運動場に巨額のお金を投ずるのは、愚かとしか思えない。



私のお金のかからない遊び。

















夜盗虫上陸

2015-06-27 21:05:18 | 畑仕事

今年、今までになく多くの野菜が虫にの餌にされてしまった。
人参は種蒔き3回目にしてようやく発芽して線状になって育って来た。
胡麻は2回目もそのほとんどをぱさりと切られてしまった。
ピーマンも15センチほどに育ってからも、ぱたりと切られた。
そして唐辛子、オクラも育って順調だと歓んでいると、翌朝には倒れている。

今年、地面に1センチほどの穴が幾つも空いていたのを見た。
蟻の巣でもなく、そこに植え付けた小豆のほとんどが消失した。
その原因は見えない。
住民によると、根瘤線虫だというが、よくわからない。

先日もオクラが切られていたので、土の中を探すと、夜盗虫がいた。
小さな苗ならともかく、本葉も出てこれからと言う時にやられるとこちらのショックも大きい。
ヨトウムシ、またはヤトウムシという。昼間は地中に潜み、夜になると地上に現れて悪戯、食事を摂る。
ネットで駆除方法を調べると、糠で引き寄せるとあった。
ここの肥料は糠と薫炭と草から抽出したエキスを混ぜ醗酵させたもの。
どうもまだ醗酵未熟な肥料を使ったことが原因と見た。
何のことはない、ヨトウムシを呼んでいたことになる。
それにしても肥料を作る時季はほぼ同じなのに、いままではよかったのに、、。
それは雨と熱さが苦手と言う。この春は雨が少なく寒かった、やはり気候も大きい。

ミミズは畑を耕してくれることもあり、見るだけなので慣れたが、このヨトウムシ、見るからにワルの様相をしている。
気味が悪いが、3本鍬で潰した。
後味も悪いが、仕方ない。





1日雨が降って、初めて畑に出なかった。
ハナも日廊下でごろんと寝転んでいた。
今年初めて一人の日、のんびりとしてこんな日がもっとほしいと思ってしまう。
久し振りに本をじっくり読む。
鷲田清一の「ひとはなぜ服を着るのか。」この人のものはいつも感性が豊かで深い知性を感じる。
彼は日常から切り込んだ視点で普遍性に切り込む姿勢がおもしろい。
服は第2の皮膚だと言う。私が蛇やヨトウムシなどを苦手とするのも、この皮膚感覚から来ているのかも知れないと思った。
そうそう、彼の息子が21世紀美術館の学芸員とか、その名前もメルロさん、彼らしい命名だと思ってしまった。



最後はヒメジオンで。








蛇参上

2015-06-26 21:57:30 | 日記

どうしても慣れぬもの、どうしても拒否反応が反射的に出る。
これはどこから来るのだろう。

「出た,それも我が家に台所に付随している物置に。」
物置と言ってもパントリー、だから漬け物類、豆や柿酢、麺類、などが収納されている。
だから日に何度も物置に入る。

乾麺の入っている缶からおうどんを出そうとしたその時,頭上で「シュー、シュワー。」と何か妖しげな音がした。
見上げると、ロープのような,,,。もう,思い出すだけでもぞっとずる。

「きゃーっ!」と声を挙げ住職を呼び,それをどうにかしてほしいと懇願した。
聞けば,ドッグフードの袋の下をネズミがかじったと言う。
多分それを目掛けて出現したのだろう。

住職が棒を用意した時には既に蛇の姿はなかったとのこと。
それ以来物置に入れなくなってしまった。
ドッグフード、キャットフードを台所に移動、何か用事があるたびに住職を呼び出した。
こんな時だけ?頼りになる住人。

一昨日漬けた梅の水が上がったか,その確認もしてもらい,流石にその時は私もようやく物置に入れた。
先日来、鶏小屋にも蛇が出現し,卵を呑み込んだとか。
蛇はアオダイショウ、今のサイズは2、3メートルとか。
私は1部しか見ていないので,全体は知らない。

生理的に,本能的に,受付ないのが蛇だ。
足がなく,長くくねくねと動く様と皮膚の模様、触ったことはないが,想像しただけで虫酸が走ってしまう。
確かに人によって好みが違う。違うのは当然なのだろうが,それはどこから来るのだろう。
けして危害は加えないから,私の前には出て来ないで!

このところ、ニャンニャンと言う野良猫を飼っているので,最近は出逢うことなかったのに。
そう言えば,昨日は飼い猫でないノラと縄張り争いの声がして1日姿がなかったのだ。

どうか,お願いします。せめて,物置はやめて!
野良猫、ニャンニャン、頼りにしてます。





これらは私の好きな籠類なのだが、見ようによってはちょっと怖い!













料理人と主婦-大根の桂剥きー

2015-06-25 20:41:36 | グルメ

何でもそうだろうが、数をこなさないと上手にならず,しかもきれいに早くできない。
大根の季節ではないのに,修行中の息子は市販の大根を使って練習をしていた。

何よりもびっくりしたのは,その薄く均一に剥くことではなく,最初の一皮を厚く剥いてから始めたことだった。
料理界では当たり前なのだろうが,主婦にとってはあり得ないことで,つい聞いてしまった。
「もったいないでしょ!」これは何かに使って,その部分は繊維質で固くて使えにとのこと。
私何ぞはついそれを何に使うかそのことを考えてしまう。

桂剥きは絹のように美しかった。
この主目的は食べることより,飾りに活かすことが大事なのだろう。
この白さ、シャキシャキ感が大根の桂剥きの醍醐味なのだろう。

桂剥きだけでなく,魚を捌くのも,それに速さが求められると言う。
だが,けして速いばかりがいいのではなく,必要に応じて時間はきちんと計ると言う。

私も桂剥きをしてみた。
ムラあり、そして全体が台形になってしまった。
料理に関してはキャリア的には主婦の私の方が長いが,ここ数年で越されてしまった。
これは、喜ぶべきこと、です。







ズッキーニがなり始めたと思ったら,既に余り始め,お裾分けの始まりです。











料理人と主婦-蛸の茹で方ー

2015-06-21 16:20:10 | グルメ

知らないと言うことは,何と罪深く、浅はかなことだとつくづく思い知らされた。
無駄が多く,折角の味を台無しにしてしまう。何よりももったいないのである。

私が茹でた蛸は白く固くなり,味が抜けてしまった。
それに比べ,息子のものは蛸が透明で,舌の上でのびやかに,歯に抗うことなく喉元を過ぎてゆく。
臭みを消え,噛めば噛むほどじわっと蛸の風味が滲み出す。

茹で方は全く予想できなかった。
「糠を持って来て。」「はあ,筍じゃないのに?」
彼は蛸に万遍なく糠をまぶし丁寧に撫でるように揉むように足の先までゆっくりマッサージをした。
次にそれを流水で洗い落とし,沸騰した湯に潜らせた。
そして冷水で急冷。これで終わりだ。

時間的にも手間もかかる、でもゆであがった蛸は全く別ものだった。
その味を最大限生かす知恵は伝統的に受け継がれて来たのだろう。

折角糠があるのだから,これからこの茹で方でやってみよう。
ほんとうは,ちょっと蛸に触るのが,苦手。



京都に帰る前日の夜、握りのお寿司。
次回はいつ帰省できるのか分らない。
次はまた新たな技をたのしみに待っています。



私の料理、豚肉のズッキーニ包みフライと畑の野菜サラダ。