この時季、生けた花がすぐ萎れてしまう。
紫陽花の後、生ける花を探しに境内を歩いて見つけた。
グラジョウラスはもう先まで上り詰め、もう後がない。
向日葵は茎を伸ばして2メートルほどになって,そのてっぺんでお日様が昇る方向を指して同じように輝いて咲く。
花豆はもう登る先がなく、ふらふらと彷徨いながらオレンジのカンテラをかざす。
金水引は花瓶に指すとすぐ頭を垂れてしまった。
鬼百合は名前を気にしてかずうっと下を向いて咲いている。

生ける花がないと言いながらも、目を凝らすと今まで目に入らなかった物までが見出せる。
但し、水揚げが問題だ。
切り取られ、生けられるお花は喜んでくれるのだろうか。
時々バカなことを考えてしまう。
今年も朝顔が咲き出し、毎朝一番最初に「おはよう!」と声を掛ける。
紫、青紫その色に白く縁取りされたもの、青、薄青、赤紫、白と、後2種類の10種類。
朝の数時間の取って置きの時間。

私の2階の部屋から。

朝のまだひんやりした爽やかな空気をいっぱい吸って、1日が始まる。
外も中も花があると、1日が色めく。










