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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

夏を生きる

2022-08-27 11:40:12 | 自然の不思議

先日、電線に止まったツバメたちを見送った。
夏も終わりに近づき、南に飛び立ったのだろう。
ここではもう巣作りはしてくれない。
猫がいるからだろう。生き延びるのにはそれなりの知恵が働くのだろう。



その猫たち、畑に出てはバッタを追いかけている。
ちょっと歩いただけでバッタたちは四方八方へ飛び跳ねる。
今年のバッタの数は今までになく多い。
パプリカには茎にびっしりカメムシが付いている。
先日、モンキアゲハを見た。写真には収められなかった。
写真は蛾、調べたが名前がわからない。螢蛾とも違う。



明日、28日 珠洲の海が見えるカフェのコーブでジャズライブがある。
ドラマーの息子、楽、1歳二ヶ月の子が太鼓を叩く、なかなかのリズムにびっくり。
毎日見て聞いていると、身につくのかな。
流石にライブは父親です。









今年の夏

2022-08-22 09:59:54 | 日記

今年の夏は異常気象だった。
ここ数年その兆候はあったが、もう予測不可能なくらいの気象の変化だ。
今までにない暑さ、真夏の梅雨、どうにか人は対応できたが、野菜がダメージを受けた。
大きくなる時期に大きくならず、トマトなど実る時季に雨に降られ、早々に枯れ出した。





この夏に出てきた日本ひきがえる

私にも今までにないことが起こった。
20数年していた藍が建たず藍染ができなかった。
原因が定かでない。あれこれ考えてみたがよく分からない。
今年は休もうかなと思っていた矢先に藍染の風呂敷三十枚を頼まれ、急遽準備をしたが染められず、墨染めになってしまった。

子育てが1段落して、藍を育て藍染と柿渋染めと墨染めの展覧会を開き、家計の足しにしていた。
それ以来夏はむしろ忙しい季節になった。
初めての夏休み?何ができただろう。
ではゆっくり休めたのかというとあまりその感覚はない。
約二ヶ月間の連日の来客、あまりの暑さに時間があっても何もできない。
でも、今までになく夏の読書ができた。短時間の読書なので軽い旅のエッセイ。
そう、久しぶりに高村薫の本、「4人組がいた。」これは今までの本と違い痛快だった。
やはり社会派の姿勢が感じられた1冊だった。



藍は少し休みなないという愛のメッセージとも受け取れた。
草むらから虫たちの鳴き声が日増しに大きくなっている。
蝉もミンミンゼミ、ツクツク法師になり、いよいよ今年の夏も終わりに近づいた。
今年のお米は大丈夫だろうか、いよいよ冬野菜の種まきだ。







青い花火

2022-08-14 07:47:09 | 日記

夏が雨に濡れて、少しおとなしくなった。
八月十三日、お盆の夜、ここから車で40分ほどの海岸沿いまで花火を見に行った。



藍染の青い花火

賑わいはあったが、人盛りはなく花火を間近で見られる。
シュルシュルと煙が立ち上り、それが頭上で爆音と共に炸裂する。
大きな花は夜空を埋め尽くし、小さな花はお花畑となってパチパチと火花を散らす。
その花粉のような火花は思わず身をかわしてしまうほどの迫力で迫ってくる。
中には身を焼け焦がす勢いだ。怖い、でもきれい、音が凄まじい、光が危うい。
これが花火だと知っているから座って見ていられるが、これが爆弾だったらきっと焼け死ぬに違いない。
ふと戦火の恐怖を感じた夜だった。

連日の来客、カレンダーを見ると七月から5日ほどしか来客のいない日がない。
連日のご馳走、でも、何よりのご馳走はここの野菜だ。
家族は元より、遠くから来た人が口々に笑みを零していく。





お盆を過ぎると、一気に暑さと賑わいが去る。
白菜の芽が揃い、いよいよ冬野菜に向けての準備になる。








ズッキーニの夏

2022-08-09 21:08:58 | グルメ

夏になって、毎日、毎食かな、ズッキーニが食卓に出る。
緑、黄色、そしてゼブラ、その3種類13本になってしまった。
流石に食べきれず、来客や友人に送っている。
その荷物にフライと冷製スープ、ポタージュかな、を薦めている。



今まで作ってきたメニューはカレー、ラタツゥーユ、肉詰め、味噌汁、その上糠漬けもしている。
まだ作っていないが、考え出したらいろいろメニューは浮かんできている。
いつかズッキーニのフルコースを作ってみたくなった。



私のズッキーニは大きい、でも皮が少し硬くても中は柔らかいので料理の幅が広がる。
ズッキーニは少々の気候変動にも強く、追肥と土寄せで長く栽培ができる。
ところが、町中だと途中でダメになると聞く。
考えるに受粉はできないのかと、蜂がいないのだろうか。



これはある日の手巻き寿司

毎年玉ねぎが小さく、夏の間はこのズッキーニで賄っている。
特に特徴だった味がない分、以下様にも料理出来るのが強みなのだろう。
来客にも好評なので作り甲斐がある。
ズッキーニの夏、当分続きそうだ。
ズッキーニが取れなくなる頃は秋になるのかな。










白い花

2022-08-03 20:11:56 | 自然の不思議

夏の白い花、私が待っていた夏の白い花。
その一つが蓮の花。
それは参道を下った先の左手に蓮田がある。
それが数年前に猪に荒らされ、今年ようやく蓮田の半分まで復活したが花はまだあまりついていなかった。
以前なら、山道を下る途中から蓮のあのふくよかな香りが漂っていたのにまだ花の数が追いつかない。
蓮の花は三日目には散り始める。その崩れ方も幽雅さが感じられる。



もう一つの夏の花、それが烏瓜の花。
この花の特異なのは、それが咲くのは夜だけ、しかも1夜だけなのだ。
夜咲くのは蛾を呼び込み受粉のためだと言う。でも、一晩だけと言うのは何か理由があるのだろうか。
この植物に烏瓜という名前をつけたのも定かでないと言う。



たった一晩のために、身に着ける装いは花嫁衣装のように白いレースを纏っている。
繊細かつ優雅な花を見るために夜を待った。
烏瓜の花は闇の中で白いレースを広げ、5弁の花びらは凛として静かに開いていた。