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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

農法

2020-08-31 20:53:03 | 畑仕事

脳法でなく、農法、つまりここでは田んぼと畑のやり方になる。
ここに来た30代、誰もが田んぼも畑も初めてだった。
どうでするなら、無農薬、有機栽培をしようと意気込んでいた。
身体を作る食べ物だからこそ疎かにできない。
美味しいものを作って食べたい。
その当時は一応それなりに勉強しどうにか自分たちのやり方を見出した。
最初の頃は見事に失敗ばかりだった。
本に書かれた農法を試すのだが、どのやり方もうまくいかない。
そんな失敗を繰り返す中で気がついた。

ここは能登、しかも降水量が平均を遥かに越え、しかも冬は2メートル近い降雪があり、土は山土の粘土質。
これに合うのは自分たちで失敗しながら見つけてゆくしかなかった。
30年ほどが経ち、ようやくここでの農法に落ち着いたのはここ10数年前でしかない。
ところがここ数年前から猪が出るようになり電気柵を設置、またこのところに異常気象で野菜の種類によっては減産どころかため息しか出ない程になった。

そんなところに親戚のものが能登に引っ越し、農業をやり始めた。
私達も当初そうだったようにとても勉強熱心なのだ。
しかも最新の情報を駆使して取り組んで、今では逆に私たちの方が教わっている。
娘たちも始めた農法は自然に近いやり方の最先端のもの。



無農薬は同じだが、無肥料、不耕起に近い自然農法なのだ。
それぞれのやり方の本を見せてもらった。
ここに来られる人の多くはやはり自然農法を目指している。
自然農法とは一体何なんだろう。
何もしなくて放って置くことではないだろうが、つまり、自分にとっての自然ということではないだろうか。
本を開くと正直参考になることが書かれている。
この異常気象も含めて自然と言わねばならいのだろうか。
だんだんと難しくなってきた。
また、初心に戻って、勉強だ。



娘のバイト先のカボチャ農家さんから頂いた訳ありかぼちゃで、かぼちゃコロッケパーテイー
カボチャは手をかけただけのことはあり、とても美味しいこコロッケでした。
枝豆は娘がトマトの間に種まきして収穫したものとか。これも濃厚ですっきりの味でした。













タイミング

2020-08-25 20:29:18 | 日記

昨日、うれしいことが重なった。
この夏に来た女性の来客二人から、一人はお手紙、一人は電話をいただいた。
このタイミング、実は私もどうしているのかなと気になっていたところだった。
心が通じたのかな。

手紙にはインドカレーのスパイスとレシピが入っていた。
その手紙に反応したのは、ユキ。顔をすりすり、体をゴロンゴロンと手紙から離れない。
猫にまたたびは聞いたことがあるが、インドの香辛料も好みとは知らなかった。
今彼女は人生の帰路に立っていて、これからの進路を思案中。
多分、普通のカレーでは物足りず、人生に香辛料を効かせた生き方を求めているのだろう。

もう一人は、9月の連休に予定している道元の勉強会に参加したいとの電話だった。
ここでの4日間が一つの生き方の契機になっているとか。

二人に何をもたらしたのだろう。
特別のことをした訳でもなく、多分、その人が求めているものに何か触れたのだろう。
タイミングも大きいのだろう。

待っていても会えないことがある。
ところが何かのタイミングでその時に合う。
毎朝朝顔と烏瓜の数を数えている。
にも関わらず、我が家の烏瓜はいつも終わって閉じられたものしか見ていない。
その夜、外の出た足元にネットを張り巡らした烏瓜を見つけた。
そして、時計草の花にも。



これはやはり単なるタイミングとして片付けたくない。
どこかで響き合い、求めていたものが出逢ったのだと思う。
自分の中の何かが呼び込んだのだろう。
このタイミング、大事にしたいきたい。

ところが、いいことばかりではない。
来客があるからとお風呂掃除をしたところ、五右衛門風呂が壊れたり、水が止まったり、水が吹き出したり、このタイミングはなんと言おうか。
五右衛門風呂を取り寄せ、ようやく修理が終わり、明日にはお風呂に入れるのだろうか。















夏の来客

2020-08-17 21:12:34 | 日記

16日で、この夏の来客は一段落した、と思われる。
このコロナの中、来る人も迎える人も差こそあれ、どこかでそれを忘れることはない。

この夏、色々な人が来る中、特に若い女性が印象的だった。
しかも3人に共通していたのは、それぞれが何かしら探していたり求めていたり、自分なりの生き方を模索し、行動をしている魅力的な人たちだった。
それなりの勤めをしていながらもそれに甘んじることなく、自分の考えを持ちしかも実行している積極的に見えた。
しかも日本ばかりでなく、外から、つまり海外に何度も出かけ日本を、自分を見直しているそういう視点がある。
人は何を大事にして生きているのか、宗教は、思考は、文化は何かと探っている、単なる観光で終わっていない。

この13日から来られた方たちは元々5月の勉強会のメンバーで初めての夏の来山になった。
14日は珠洲、木の浦に海水浴に出かけ、温泉に浸かり、夜はバーベキュウを楽しんだ。
何よりのご馳走は、ペルセウス座流星群。
南から北にに天の川が横たわり、夏の大三角形も見失うほどの星づくしにみんな首が痛いのも忘れ流れた数を数えていた。
朝は坐禅、お経、掃除からはじま掃除からはじまり、午前は道元の正法眼蔵の勉強会、午後は愛染、夜は詩の朗読会になった。
そんな4日間を過ごし、それぞれの家路に向かった。



オニヤンマ

確かにここに来られた人たちも何かしら感じることがあったのだろうが、迎い入れた私達もここでは得られないにやにやっと、今思い出してもうれしい時を共有したと思う。
私は来客にごはんを作る、畑の野菜を見ながら献立を考えるのだが、今年はいつになく野菜不足になった。
梅雨明けにも関わらず、また連日雨が降ってしまい、今までになく元気がない。
雨乞ならぬ、晴ごいをせねばならないのか。
どうか、野菜を元気にしてください。
天を仰いで、御願いする。



家の周りが水浸し

お盆を過ぎ、急に虫の声が大きくなってきた。














夏の虫たち

2020-08-11 22:04:08 | 自然の不思議

今までにない暑い夏になった。ここでも33度を記録した。

畑の虫たちだけでなく、人にとっても夏は他の季節にない過ごし辛いことがある。
その代表格は、蚊、今も居間に蚊取り線香の煙が漂っている。
畑にも蚊取り線香が必需品になっている。
畑はブヨ、ダニ、ハチ、そしてアブの住処だ。
身体中を手拭い、ネット、長袖などで皮膚が出ないように覆わないと仕事ができない。
先日、ちょっとした隙間からブヨに目を刺され、白目が赤く出血してしまった。
何か違和感があったが、何事が起こったか分からず、他人から指摘されて知った。

また数年前はダニの大発生で水膨れになり、跡が残ってしまった。
人によってはダニで亡くなった人もいる。
ほとんどの場合はお風呂に入れば痒みは薄れるが、ダニだけはいつまでも痒く、跡もなかなか消えない。

蜂も刺されるとショックを起こす場合がある。
多くの虫は羽音で分かるが油断はできない。

畑仕事に付き物の虫たちとの付き合いだが、こればかりは慣れない。
でも、外来者ほど虫刺されで腫れたりするので、やはり免疫はついているようだ。



虫たちの漢字が難しい。
蚊、蜂くらいは書けるが、虻,蚋、壁蝨に至っては知っている人の方が少ないのでは。
漢字ばかりか、その虫そのものを知らないだろう。
この虫たちがいないと何か不都合があるのだろうか。
私はお掃除の時でも蜘蛛の巣はなるべく取らないようにしている。
以前より、カマキリが少なくなったように思える。
知らないところで、見えないところで異変が来ているのか。

昨夜、久しぶりに天の川が上がった。
月と火星もくっきりと夏空を飾ってくれた。



ぽんぽりんのユキ

そうそう、8月8日、ユキに子供が5匹産まれた。
さてさて、どうなりますか、、。













私のゴールデンウィーク

2020-08-07 10:12:17 | グルメ

3ヶ月遅れのゴールデンウィークになった。
というのは、週7日のうち、夕飯を作ったのが2日と言う、今までにない週になった。

31日は長男の来客で息子が鯵の素揚げとうなぎのちらし寿司を振る舞い、1日は海水浴で夜はサザエとバーベキュウ。
2日は珠洲のコーブでのジャズライブの後打ち上げ、3、4日は私が作り、5日は友人の作ったインドカレー。
その友人、公務員を辞め、瞑想からインドに嵌り、今ではすっかりインド料理の達人になっている。
インドでカレーを食べまくり、現地の人に習い、今では車に香辛料持参で旅先で振る舞っている。
こちらの辛さに合わせた配慮をしつつインドとネパールのいいとこ取りをしたカレーを2時間ほどかけ2種類のカレーとつまみを作ってくれた。



台所には今までにない香辛料の匂いが漂い、目を瞑るとインドそのもの。
今まで作った私のカレーは何だったのか、家族の辛さ弱く、エスニックは苦手という要望に応えカレーはルーを使い、簡単に作っていた。
そのインドカレーは今まで食べた中で群を抜いた美味しさだった。
横で眺めながら技を習得しようとしたが、複雑でとても一朝一夕にできるものではなかった。
彼女の熱意と腕に感服。
家族みんなを唸らせた。

こんな素晴らしい1週間があっただろうか。
何もしなくて、しかも美味しいものをいただける主婦にとって幸せな1週間でした。



いつしか時計草が咲いていた。

その彼女、また来ると約束をして京都に帰って行った。
もしかしたら、穴水の地域おこしのお仕事でこの能登に住むかもしれない。
カレー屋さんをしても、繁盛すること間違いなし。