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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

畑仕事−時間ー

2018-07-26 21:02:28 | 畑仕事

夏の畑仕事の時間は早朝か夕方と決まっている。
と言うのは,一般的な畑時間で、ここよろみ時間は特別だと思われる。

ある人は早朝はいいとして,炎天下の昼下がりも早々に畑に出る。
しかしいつの間にかその姿は見えなくなる。
それでいいのだ。彼女は心臓の持病がある。
そして4時前にはお風呂、それが彼女の畑時間。

ある人は,5時頃、ようやく暑さが納まると腰には蚊取り線香、顔はネットを被り,まだサングラスも付けてやってくる。
彼女の畑はアート、草はきれいに刈られ,整然と野菜たちは行儀良く並んでいる。
息子さんの勤めの関係か、仕事は7時まで続く。

と言う私はその間くらいかな。
朝はお弁当作りとお経とアキの散歩があるので早朝は無理。
家事と染めがあるので,畑に出るのは早くて3時半、そして5時頃には夕飯の支度で家の中に。
だから,畑には草も生えているし,美しいとは言い難い。
でも、野菜の種類は一番多いかな。

夏は夕方はまだまだ明るいので6時頃までしたいが,大食らいの男たちが待っているので7時には夕飯にしている。
だから汗だくの仕事着を着替え、夕餉の支度を終えて,先に食べてもらってそれから私のお風呂タイムになる。

お風呂から出ると空がいやに明るい。
外に出てみると薄青色の空にバラ色の雲が羽根のように広がっていた。
しばらくすると、満月に近い月が雲のベール越しに光って来た。
この夏の暑さもこんな一時の粋な計らいを用意していてくれた。





これらは先日、長男が海から採ってきた貝類。



夕焼け色の紫蘇とブルーベリーの寒天流し。












夏野菜−ズッキーニー

2018-07-23 20:51:36 | グルメ

ズッキーニが毎日数本採れ,あちこちにお裾分けしている。
先日もズッキーニだけができないというので娘のところに送ったところだ。
「ところで何本あるの?」と聞かれ,数えると11本になっていた。「だよね。」と半分呆れたような反応だった。
一旦穫れ出すとその勢いは止まらない。自分でもちょっと反省している。



確かにズッキーニがあると夏のメニューは飛躍的に広がる。
しかし,この炎天下、水不足でオクラも茄子もピーマン類も実が小さいかまだ育っていない。
その上トマトに異変が来ている。

ズッキーニは糠漬け、味噌汁にも何にでも入れている。
色も緑に黄色、そしてゼブラと言う品種も今年作ってみた。
ズッキーニが登場して華やかな夏の食卓になった。
味付けも醤油、味噌、何にでも入れてしまう。

これからピーマン等が出回るまで持たせるのが一つの難題になっている。
毎年毎年、気候変動や種まきのタイミングなどいろいろと課題が出ている。
だから毎年また新たな気持ちでやれるのかもしれない。
でも、その蓄積と言うか経験と言うものが活かされていないと言うことになるのかな?



ズッキーニと茄子と豚肉の味噌炒め
イタリアンでなく,和風も合います。













夏の声

2018-07-17 21:12:12 | 自然の不思議

もう帰ってしまったかな?
と、思っていたら朝の5時頃鳴き声が聞こえた。
あのアカショウビンがまだこの近くにいたのだ。
今回も一度も姿を見ることなく行ってしまうのだろう。

やはり,朝と夕方、蜩が鳴いている。
でも、いつもだったら山を揺るがすほどの鳴き声が聞けない。
これも今までにない暑さのせいだろうか。

その暑さからか昼間は蝦夷蝉が元気に鳴いている。
そして夜は,虫たちが鳴き始めている。

でも、それに負けないくらい鳴くのが,ちょうど今日で1歳になる秋田犬のアキだ。
夜,外に何かの気配を察すると、鳴き出す。
その声の大きさと吠えるような,泣くような,二階に寝ている私は起こされる。
先日はお隣さんがトウモロコシ畑に狸がいたと言うことで夜中にネットを張っていたためそれの反応してずーっと哭いていた。
そんなんで,このところ何度も夜中に起こされて寝不足気味。

でも、まだ平和な日常なのだろう。
被災地のことを思う。



猪に食べられた蓮田も今年植え付けをして、ようやく繁殖してきた。
猪対策の青いテープの柵。













植物観察

2018-07-10 20:39:03 | 自然の不思議

今まで山歩きをしていても,植物観察を中心に歩いた事はなかった。
8日の日曜日、能登の散策の人たちの会に参加した。
場所は白峰、ここからだと3時間かかる白山の山麓を歩いた。
能登と金沢から23人が参加した。平均年齢は70くらいだと言う。

私はしっかり山歩きの準備をして参加したが,それは私の勘違い、歩くのは植物観察のため目は道の両側にある木や草に向けられ何か珍しいものがあるとそこで足は止まる。
参加者でも詳しい人の回りに人は集まる。
中には分厚い本を持参したり,ルーペをかざして確かな名前を調べる。



カキラン

その名前を知るとはどういうことなのか。
そればかりか色や葉の形で細かく分類されている。
同種でも目を凝らせるとその違いが私にも分る。
それだけ多種多様な植物が棲息しているこの地球はゆたかと言うことなのか。

つい見過ごしてしまう道端の小さな草たち、それをよくよく見ると見事な形状や微妙な色合いをしている。
そんな発見をしながら歩くのもなかなかなのだが,それに夢中になっている人たちを見て,何か新人類を見た気分にもなってしまった。



タマガワホトトギス

そんな平和な歩き方ができるのはある意味恵まれていることだろう。
災害の絶えない日本、オウムの事件もあった日本、平和の隣には逃れようもない現実がある。

1日で60種の名前を書き留めたが,覚えているのは幾つだろう。















夏色

2018-07-05 21:26:21 | 展覧会

私の爪が夏色に染まった。
6月の中旬から藍染めが始まった。
最初、瓶の温度が低く冷たく感じていたが,今は気持ちよいほどになった。



これらは縁あって谷中のお店に並びます。

畑仕事をすると汗だくになり、1日2,3回は着替えをする。
長袖だと藍染めをするのに邪魔になるので半袖、しかも下はもんぺ、上もほとんど藍色、そう、染液が飛んでも気にならない。
でも、炎天下では濃い色だと暑さに対してはちょっときびしいが仕方ない。
近年はサングラスをして外仕事をしている。
それでも,真夏のような最近の日差しは私の目を射抜く強さだ。

2日前、庫裡からツバメのさえずりが聞こえなくなった。
毎朝、そしてお風呂上がり、ツバメの子供らを確認するのが日課になっていたが、それもなくなった。
ここ数年は1組の番しか来なくなった。去年はカラスの仕業か卵を落とされ,無事巣立つことができなかった。
いなくなったのは寂しいが,元気に巣立ったので安心している。
鳥の渡りは人間の能力を遥かに超えている。
遺伝子、天体、地理、すべてを駆使して元のところに戻ってくる。
また来年、帰って来てね。
あのタキシード姿のツバメの白と黒が夏色の空に羽ばたいた。



羽ばたき、とでも命名しようかな。