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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

ルリタテハとオオヤマトンボ

2023-07-31 10:08:44 | 自然の不思議

暑い!ここは能登でも一番寒いところで、夏も食事時に扇風機が必要なくらいだった。ところが夜も寝苦しい暑さのなっている。畑も必要最低限の仕事しかできない。

夏休みに入り来客が来ている。日中は海、夜はバーベキュウが定番になっている。28日の夜8時45分頃、北の空に飛行物体を発見。それは今までに見たことのない長さと大きさで宮沢賢治の銀河鉄道そのものに見えた。8人で確認したので見えたのは確か、一人は宇宙人の飛行だと興奮していた。後にそれはアメリカの宇宙船だと知ってがっかりしていた。バーベキューの夜に宇宙の彼方まで想いを馳せた記念日になった。

飛ぶのは宇宙だけではない。この地球の空にも不思議な飛行生物がいる。今朝、網戸にルリタテハを発見。表はその名の通り瑠璃色の模様、ところがその裏を見てびっくり。木の肌のような、幹のような模様が施されていた。その理由は何なのか。表は仲間を呼ぶためで、裏は襲われないためのものなのか、勝手に想像している。

また発見、今度はトンボ、天井に逆さになったまま動かない。生きている?ヤマヤンマかと思ったが疑問が残り、調べるとオオヤマトンボらしい。羽の編み目といい目の色といいうつくしい。どうしてなの、どうしてできるの、と大自然の営みに溜息。

様々な夏を見せてくれる。でも、この暑さ、尋常でない。大丈夫かな、畑も生き物たちも、、。


夏の花と夏の声

2023-07-22 10:51:54 | 自然の不思議

朝4時過ぎと夕方、蜩が夏の空気を揺する。日増しにその声は広がり大きくなる。ひぐらしが夏の到来を告げる。昨日のことだった。「アレ、この声は鶯じゃない?」谷渡りも聞かせてくれた。どこかでひぐらしは夏、鶯は春と決めつけている自分がいた。

蜩は節度を持って朝と夕方に鳴いてくれるが、日中鳴き続ける蝉がいる。その声は声というより音に近い金属音なので、正直ちょっと迷惑。それはエゾゼミらしい。蝉だけでなくそれぞれの生態があって鳴いている。それは分かるが、この居間にいても耳障りなほどの音量で鳴く。

今、まだここは紫陽花寺、参道の下の蓮田のハスの花が咲き始めた。盛りには参道からもその香りが漂ってくる。しかし、今年の蓮の蕾が少ない。葉っぱ1まいに1個の花が咲く筈だがそれが確認できない。

境内にはネジ花、もじずりがそろそろ終わりになる。私はどれも北半球だから左巻きかと思っていたが本によると右巻きも巻かないものもあるとあった。確かによく観察するといろいろある。それにしてもなぜ巻くのだろう。植物を見ると色々な疑問が湧いてくる。

他にもオカトラノオ、沼虎の尾、藪萱草が夏空の下に咲いている。まだまだ名も知らぬ植物が夏を彩る。


小玉ねぎの効用

2023-07-12 10:54:28 | 畑仕事

今までもそうだったが、大きな玉ねぎが出来たことがない。ここ5世帯で最も小さいのが我が家だ。住職が代わっても相変わらず小玉ねぎになってしまった。

我が家は玉ねぎ、白菜、大根、じゃがいもを住職が担当している。大きさの差はどれだけその作り方に精通っしているか、または熱が入っているかによって決まる。こちらとしては玉ねぎは料理においては重要な役目があるので大きくて美味しいものが欲しい。玉ねぎは一粒の種から1個しか出来ない、だから大きさがものを言う。

ところが今年、今までにないことが起こった。小さくて私がガッカリしている噂が広まりあちこちから救援物資、大きな玉ねぎが届いた。その量たるやここの誰よりも多い量の玉ねぎが今、藍小屋の軒下に吊るさっている。これで今までにない玉ねぎ料理がふんだんに作れる。これまで夏はズッキーニで代用していた料理も本来の玉ねぎが使える。ほくそ笑んでいる私だ。

小さい玉ねぎが人様の好意を呼んでくれた。本当にありがたい。でもこれに甘んじてはいけない。ぜひ来年はおいしくて、まあまあの大きさでいいから、自給できるほどの量を作ってほしい。

ところが、人ごとではない。私の担当のトマトが今までにない壊滅状態になっている。お裾分けやトマトピューレが出来ていたのに、初めての最悪の事態になっている。


紫陽花寺

2023-07-07 21:06:54 | 自然の不思議

今、この龍昌寺は紫陽花寺になっている。

参道を紫陽花が導き、境内を紫陽花が紫、青、ピンクと彩る。ふと見上げると泰山木の大きな白い蕾が拳大になっていた。

庭には丘虎の尾の白い花房に裏銀豹紋の蝶が止まっている。虎と豹、敵対している同士かと思うと、庭では平和条約が交わされているようだ。名付けたのは誰か知らないが、確かに表でなく裏が豹模様の銀色に光っている。開いた時でなく閉じた時に見える工夫はそれなりの意味があるのだろう。薊にも止まるのだが、その蝶自体の数が減っている。

この紫陽花寺からの定点観測から見ると、ここ数年数が減り、今年はスズメも燕もほとんど見なかった。普通は、いつもは、今までは、そんな言葉が通用しなくなっている。

そんな中、夕方にひぐらしが鳴いた。今年もひぐらしの大合唱を聞かせてほしい。


青い爪と青い蛍

2023-07-02 07:42:09 | 自然の不思議

この秋に向けて展覧会の準備をしている。

畑仕事の合間に染め、染めの間に畑なのか、急に忙しくなっている。ようやく藍染ができるようになった。私の夏の装い、爪が青く青まった。でもその爪には畑の土が詰まっていたり、芽かきなどで指は草色に染まっている。それらは洗えば落ちるが、青い爪はそのまま、夏のおしゃれなマニュキアになっている。今まで1年に何回か展覧会をして来たが、近年は年に1、2かいになった。

おかしなもので、やりだすと大変さが楽しさになってくる。でも正直、畑と家事、そして来客がいると1日中動きぱなしになるのでやはりたいへん。気を取り戻して、私に声を掛けてくださる方がいる限り続けようと思っている。でも、畑の野菜の種類は減らそうかな、と。

先日、夜、台所の窓に光るものが見えた。「そうか、蛍だ!」もうそんな季節になったのだ。闇に動く青い光、その光を辿っていくと、ここではない、どこかに迷いそう。梅雨の合間に参道を下って蛍狩りに行こう。