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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

夏の虫たち

2020-07-30 21:01:50 | 自然の不思議

ひらひら、ひらひら、パタパタパタパタ。
今年は蛾が舞っているのがよく見られる。家の中でも障子やガラス戸にその姿を見る。
そう言えば花海堂もバラもほとんどの葉を食べられてしまった。

畑では黄金虫が今までになく茄子の葉にもモロヘイヤにも集団でやって来て、既にレース状になってしまった。
そればかりか茄子本体にも取り憑きあの紫の皮がそげ落ちて来ている。
黄金虫ばかりでなく、二重や星てんとう虫、カメムシが汁を吸っている。



小さな苗の時は夜盗虫がチョキンと茎を倒し、大きくなったらこの様だ。
虫だけではない、少し色着き始めたトマトを食い散らかす夜の侵入者がいる。
今年は虫ばかりか天候不順で野菜が大きくならない上に虫たちの襲撃、農薬を使わない私たちにしてみると、お手上げだ。

コロナではないが、人にとってみると悪さばかりする悪者になるが、そのウイルスでさえ人の遺伝子に関わっていると言う。
今までも虫たちの被害がなかった訳でないが今年ほどの被害は受けなかった。

そう言えば、近年髪切虫の姿をあまり見なくなった。
また日本ミツバチの数も減っている。
虫退治に農薬を使う、その虫退治にまた農薬、殺虫剤を使う。
この悪循環が繰り返される。
人も他の生物も、ほどほどということはありえないのか。
それでもほぼ自給出来ている暮らしはありがたい。
この機会に、少しでも日本の自給率が上がることを願って。
いいこともあります。夏の夜の蛍狩、そして今日はモンキアゲハを見ることができた。
でも、その蝶はかろうじて息をしているようだった。
自然は、思うようにならない。














朝の散歩は3鳥と1花の徳

2020-07-26 11:11:20 | 自然の不思議

朝、早い時間に散歩に出ると思い掛けない出会いが待っている。
先日、山道を降りて蓮田に向かったところでカワセミに出逢った。
最近お目にかかってなかったのでもう生息していないと思っていた。
それが1羽どころか2羽、私の気配にすぐ飛び立ってしまったがその翡翠色が梅雨空にハタハタと舞った。
次の日は池の柵に止まっていたが、生憎カメラを持っていなかった。
次の日、カメラを持参したが、その時はもう姿はなかった。
特に翡翠に関しては、その姿は捉えにくい。
自分に合わせるのでなく、相手に合わせなければ私の手中には収まってくれない。



その日、2羽の鴨と2羽の青鷺にも出逢えたが、人の気配ですぐ飛び立ってしまった。
鴨も青鷺も水辺の生き物を狙ってやってくる。
特に私たちの田んぼは無農薬なので多くの鳥たちがやって来る。
その田んぼは剥げてしまう。つまり、稲の苗がなくなることになる。
人にとっては、悪鳥?になるのか。



今朝、散歩から帰って来て宿坊の廊下から車庫を見て、発見!
こんなところに、烏瓜の花が咲いていたのだ。
数年前、友人からタネを貰いたと蒔いころ、忘れた頃に花をつけた。
でも、そこにタネを蒔いたことはない。これは鳥の仕業、鳥の心遣いだろう。
我が家の朝顔のプランターに烏瓜が載してきて、朝顔を越す勢いになっている。
朝顔も朝だけの開花、烏瓜も1夜の命、履かない故に愛おしいのか、まだ眠っている頭が一瞬で目覚める。



いいことばかりではない。
散歩の帰りにトマト畑を覗くと、息も絶え絶えのトマトたち。
梅雨明け限界の24日を過ぎ、ここ数日の命かもしれない。
「もっと、光を!」














古い漁師の館

2020-07-21 20:56:47 | 日記

ここから車で1時間の能登半島の先、高屋の友人の家を娘と行ってきた。
その友人は木ノ浦にあるコーブというカフェのオーナーの家で、パートナーのおじいちゃんが住んでいたという築100年の漁師の館だった。
家に入ると仏間があり、そこには代々の当主の写真が飾られていた。
そうだ、私のおじいちゃんたちの家もそうだった。
私がそこで育った訳でもないののに、何か懐かしい親しみを覚えた。
太い梁、年季の入った柱、そこにはまだおくどさんがあり、タイルの流しまであった。

そこから石の階段を下ると、その当時はそこから船が海に出たという船小屋が残っていた。
その階段は時間を戻す装置のような、過去への入り口のような不思議な空間だった。

私は若い頃から古いものがなぜか好きだった。
特に道具類は人の手に馴染んだ温かみがあり、何かほっとさせてくれた。
その館も何代もの人を育み、共に生きて来た気持ちの通い合う空間だ。
そこは海からの風が吹き抜けこの蒸し暑さを忘れさせてくれた。
ところが、いいことばかりではない。
冬の風は家を揺さぶるほどの強さだという。
その風は雪をも吹き飛ばし、そこの木は風で一方方向に靡いていた。



私たちは彼女の手作りケーキ、レモンのタルトとチーズケーキをご馳走になった。
前にもケーキをいただいたことがあるが、こくといい、甘さといいデザインも、私のオーダーメイドケーキと言える。



今回は藍染の展示の打ち合わせで、いろいろなアイデアをいただいた。
さあ、忙しくなるぞ!
残念なことに、カメラを忘れてしまった。私はスマホなるものを持ち合わせていない、昔人間です。










梅雨明け予報

2020-07-18 21:35:02 | 自然の不思議

山梨から石川に来て驚いたことがある。
夕方7時前のローカルの番組に毎日気象予報士が出て気象予報と気象の詳しい説明をしてくれる。
その予報士の梅雨明け予報によると、今年の梅雨明けは8月1日だと言う。
例年だと24日ごろなのだが、今年は太平洋高気圧の張り出しが弱く梅雨が長引くと言う。

この冬から気候に異変が出ていた。暖冬、いつもなら1メートル前後積もる雪がほとんど積もらなかった。
田んぼと畑をしている者にとっては心配なことがあった。
害虫、虫たちの異常発生だ。
その心配は的中した。庭の花海堂、薔薇などが毛虫の発生でほとんど葉っぱを食べられてしまった。
畑ではモロヘイヤ、アスパラ、大豆など今までになく虫たちに喰われてしまった。



そして、いつ明けるともわからないこの梅雨、とうとう心配していたトマトがダメージを受けてきた。
種類によっては下枝から枯れ出し、実となったトマトが落ちたり腐り始めた。
やはりビニールのテントを貼らないとここではうまく育たないのか。
ここ数年以前はなくても9月ごろまで食べられていたのに、いよいよテントトマトに移行しなければならないのか。
長梅雨の原因は東シナ海の海水温の上昇によるものだと言う。
つまり、地球温暖化と言う事になる。
これも自然なのだろうが、それには人間の営みも大きく影響しているのだろう。



「暖冬の冬の後は、夏は長雨だよ。」と地元の人から聞いた。
確かにその通りだ。
どうか、予測が外れ、早めに梅雨が明けますように、と祈るしかない。














寝不足。

2020-07-15 20:51:50 | 日記

1日目、カフェインのせいか、夜中の2時に目が覚め、それ以降眠れなくなってしまった。
また、お風呂が熱すぎて湯船につかれず、結局湯冷めをしたのか、朝起きると頭痛になってしまった。

2日目、この日は一日布団の中、頭痛で眠ることはできない。夜中の2時、今度はアキが吠え出した。
一旦吠えだすと止まらない。まるで泣いているかのようにしゃくり上げ、長く尾を引いて泣く。
泣き止んだと思ったらまたその繰り返し、階下の30分おきの時計が鳴るのを4時まで聞いてしまった。
雄鶏が朝を知らせ、季節のひぐらしの声が聞こえてきた。



3日目、子猫がいなくなったユキが夜中に探すように鳴く。そこで私の部屋に呼び込んだところ、それから毎晩私の寝床で寝るようになった。
この日は、夜中に何度も出入りをして、その度に起こされた。

とうとう、寝不足になった。
頭がボーッとして、体は重い。
何かをしようにも心も体も動かない。一応日常のことはできても少し込み入ったことはできない。
そして今日は4日目、今晩こそはぐっすり、たっぷり眠りたい。

でも、まだ布団がある、家がある、被災者のこと思うとため息が出る。
ここも連日の雨でトマトやナスが立ち枯れてきている畑が出てきた。
一体どうなっているんだろう。何か手立てはあるのか。
私にできることはあるのか。
この状態になってできるかでなく、これからの日常の中でできることはあるのか。
忘れている、慎みのある暮らし、かな。
7時前、ひぐらしが聞こえてきた。もう夏はそこまできている。
一日一日その数が増えている。