毎年、冬籠の後、動けるかと心配する。
しかし春の光と温かさを感じると自ずと動き出す自分がいる。
そう、もうじっとしていられなくなる。

草木も新芽を出し、花芽を準備している。
庭に梅、立金花、椿が咲き、室内のローズマリーからアマリリスへと気持ちが移っている。
動き出したのはそればかりではない。
梅の木の下の土が掘られチューリップの球根が消えた。
夜中にアキが吠え出す、猪の気配を感じたのだろう。
この冬は猪やウサギ、狐などの雪の上の足跡が少なかった。
と思ったらやられてしまった。

急いで電気柵を畑に取り付ける。猫のユキがずーっと見守っていた。
猫もいよいよ外が気持ち良いのだろう。
強い霜が降りた寒い朝、でも日中は温かさを約束してくれるよろみの春。







