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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

春の勉強会

2021-04-28 22:14:51 | 日記

もう16回目になるだろうか、道元の現成公案の勉強会が毎年5月の連休に行われる。
今年はコロナの関係でいつもより人数が少ないが、それでも常連の参加で行われる。
みんな勉強熱心、と言うより、この機会に顔を合わせることが楽しみになっている。

この時期は田んぼや畑が始まり、その合間を縫って準備が行われる。
その年の気候によって野菜たちの発育具合が違うので、発芽からポット植え、そして畑に定植にぶつかると困ってしまう。
どちらも常用だが、勉強会を中止にはできないので、野菜たちに頼み込んで暫くじっとしてもらう。

私はいつもの典座、メニューを考えている。
この時期は畑にはほとんどないので山菜が頼みになる。
ところがこれもその年によって微妙に時期が異なるのでメニューがなかなか決まらない。
量的にもある程度ないと作れないのでいつも悩みの種だ。
今のところ種類は蕨、腰油、タラの芽、こごみ、それに筍が出て来た。
これでどうにか決まりそうだ。



屋根の上で、布団干し。アキも芝生の上でゴロリ。

今回は娘婿のジャズライブも用意した。
頭を使った後は、頭も心も解放されるように。
色々と細々した準備もあるが、これも楽しみながら迎えたい。
一時でも、コロナ禍から解き放たれますように。



屋根の上からのユキ、最近はネズミを取って子供らに与えている。これはトカゲを狙っていると思われる。
今も私の足で戯れている。よく食べ、よく寝て、よく遊ぶ子猫たち。
一日一日動きが活発になっている。
早送りを見ているような成長ぶりを見せてくれます。



娘の大きなお腹の上で、ごろり。





春の花

2021-04-21 21:13:51 | 自然の不思議

木の花は枝垂れ桜、桃のピンクはやはり目を引く。その点、山梨、あおだもの白は奥ゆかしく、側に行かないと見逃してしまう。
花が盛りを過ぎる頃は芽吹きが始まる。
最初枝が仄かに赤く、それを過ぎると黄緑から緑の新芽になる。
緑といってもそれぞれの緑色をしている。

山道を下った先の苗田の作業から帰って来た息子が聞いてきた。「ほら、あそこの、踊りを踊っているような花、なんだっけ?」
「えー、踊り子草?」「白くて、、、。」「こうなって、」「オダマキ?」「白い?」「もしかして、錨草?」
本で確認すると、やはり錨草だった。
踊っているように見えたのは、錨の形がそう見えたのだろう。



足元の花は特徴がないと見逃してしまう。しかも咲く時期が短い。
目に止まるとその花の名前が知りたくなる。
名前を知ると、何か特別な思いが出てくる。
でも、名前を知っただけで何かわかったような錯覚をして安心してしまう。
人の名前も他のことまで知った訳ではないのに、親しみを感じる。
春に鳴く声の鳥を調べようとしたが、分からない。
わからないと気になって仕方ない。
名前を知ることが、そのものを知る入り口になる。
でも、その入り口をうろうろするだけでほとんど終わってしまう。
中に入り込んだらきっと今までにない新たな発見になるのだろうが。



一輪草、ショウジョウバカマ、オオイヌノフグリ、垣通し、踊り子草、スミレ、まだあったかな、、そうそう、カタクリ。



もう山吹も咲いて来た。
今年の春は、早く来て、早く去ってゆくのだろう。










よろみの春−3ー

2021-04-16 20:54:20 | 日記

春は進んでいる。
ソメイヨシノからの枝垂れ桜が上から徐々に咲き出し、段々と下までピンクの雫が落ちているようだ。



春は時に振り返る。
ここから車で30分ほどの谷間の山菜採りに出かけた。
田んぼの床土の準備の都合上、山菜採りの日は冬の寒さになった。
大雪の今年、例年より遅いかと思っていたがコゴミはまだ開ききらないものもあったが葉わさびは既に花が咲いていた。
藪萱草には早く、蓬は柔らかいのを採ることができた。
どれもが良いと言うのはないだろう。山菜採りも毎年1回しか行かないので仕方ない。
でも、今回コゴミが密生している場所を新たに見つけたので十分な量を確保できた。
これは連休の勉強会に使うことになる。
山菜と勉強会のタイミングは難しい。
畑に野菜がないこの時期は山菜が頼りになる。
これから筍、蕨、独活は取れるのだろうか。

冬に戻り、木蓮が咲き始めて霜にやられ茶色になってしまった。
自然界も見極めが難しいのかも知れない。



そんな中、ユキの子供らは順調に育っている。
1日1日その動きは目を見張るほどの成長を見せてくれる。
6匹もそれぞれの個性も出てきて、見飽きることはない。
生まれて1ヶ月、もう走り出している。



薪ストーブの下の子猫

夏野菜の種蒔きが始まっている。
できるだけ自家採取の種を蒔いているが、まだまだ足りない。
買った種の出所を見ると、夏大根などもイタリアとある。
ここはどこなのか、これからこの国は大丈夫なのかと不安になる。













よろみの春−2ー

2021-04-11 07:22:15 | 日記

今朝、強い霜が降りていた。
ここ数日は、またストーブを焚いている。
近年は寒暖差の振れ幅が大きい。これも温暖化と言えるのか。

畑には人参やえんどうののたねが撒かれ、キャベツの苗が植えられ、そこに寒さと虫除けにネットが張られている。
土色からもう既に草たちが畑を覆い始め、ネットの白と草の緑の畑になっている。
わずかに耕運された畑だけが土色をしている。

畑と田んぼの準備が始まっている。
畑の脇にはビニールハウスが建てられ、肥料用にモミから燻炭作りが始まり、その匂いが家の中まで臭っていた。
与呂見の春の匂いだ。
化学的な匂いは体が受け付けないが、籾が燻される匂いは好きとまでいかないが、けして嫌でないのが不思議だ。



大雪の後の春は、やはり厳しい。
台所の前の桃の木が半分枯れてしまった。
2メートルほどの雪の中に埋もれ、救出した時は既に遅かったようだ。
細い枝の方はもう桃色の花芽が出ているのに、太い方は未だその気配はない。
この木は、父が甲府から持ってきて植えた思いが入っているだけに寂しい。

他にも大事にしていた薔薇の枝もいっぱい折れてしまった。
自然の剪定だといいのだが、多くは根本からを折れている。



それでも春は訪れ、今、桜が参道を飾っている。
畑の脇の木蓮の花が綻び始めたところに強い霜で茶色になってしまった。
これから咲くのだろうか。
先日、カラスが侘助の蜜を吸っているヒヨドリを捕らえて電柱に止まった。
最初、何かわからなかったが、羽根をむしり出して何事が起こったかを知った。
そこに他のカラスもやってきた。番いなのか、それ以上見ることはできなかった。
自然て、厳しいんだな。







冬仕舞い

2021-04-08 21:23:12 | 日記

毎年のことだが、暖かい日が続くと早々に冬の衣類を仕舞い、その後に寒さが戻ってまた冬物を取り出すことになる。
先日の暖かさでストーブを焚かない日があった。
そして昨日からまた朝晩はストーブを焚き、夜は湯たんぽの寝床になった。

晴れると日差しが強くなり畑仕事にサングラスが欠かせなくなった。
冬の毛糸の帽子を仕舞うと麦わら帽子の登場となる。
そればかりかもうブヨも出てきて帽子につけるネットを被って仕事をしている。
一つを仕舞うと、一つが出てくる。そんな繰り返しをしながら季節が回っている。



でも、一つ何かを仕舞わないと次の展開には至らないのかもしれない。
一つの頭にフエルトの帽子だけでも7個もあった。
一つの首にウールのマフラーと絹のスカーフが、一体何枚あるのだろう。



母から譲り受けたものもあるのできちんと数えてもいない。
その中から同じトーンのものは思い切って誰かにあげようと思っている。



冬のセーター類も仕舞うのでなく、着てくれる人に譲ろうと思っている。
だんだんと、身軽になれば、その隙間に新しい春の風が吹いてくるだろうか。

また大都市でコロナが猛威を奮ってきた。
今まで外に出れなかったその反動によることが要因らしいが、こんな山暮らしをしていると、日常の暮らしの多くは何も変わっていない。
季節によって動かされている暮らし、しかしその季節も細かく観察すると気候変動を感じる。
種を蒔こうとした土の中にまだ紫色のは虫が生き残っている。
発芽してもまた葉っぱを食べられるかも知れない。
少しでも温暖化に歯止めを、と強く感じている。
それぞれが出来ることをする。