ここ能登はくるくると天気が変わる。
関東育ちの私は晴れ間が出るとすぐ洗濯物を外に出し、またすぐ中に取り込んで、この繰り返し、いまだにこんなことをやっている。
昨日、雨の音に変化が、急に雹が降ってきた。しかしそれもあっと言う間に止み、また青い空が広がった。
この周りを歩くだけでも日々の発見がある。
足元には高砂百合が1輪咲いていた。
多くが咲く時期を過ぎると目はそこにだけ集中する。
凛と一輪、背筋を伸ばし咲き誇っていた。
寒さの後に暖かいと時期を勘違いすると言うが、一人静かに高砂の舞を踊りたかったのかな。

また梅の木の下には紫色のすみれが踏まれそうになりながらもそっと咲いていた。

散歩の途中で見つけたノササゲが実を付けていた。しかも紫。
その上には木通の紫色の実がたわわに蔓さっていた。
7、8個、取ろうとしたが届かない。
赤い実を付ける野薔薇、山法師などがある中、どうしてそれらの実は紫なのだろう。
鳥たちに食べてもらい蒔いて欲しいのか、それとも食べて欲しくないのか、分からない。
紫の色素にはアントシアニンが含まれ、細胞膜を強くすると言うが、紫式部も紫だ。
見上げると臭木は赤と紫でこーディネイトされている。

目を遠くに送ると、銀杏の木の枝が1本だけ黄色に色づいていた。
銀杏の黄色は1年かけて色づくと聞くが、こんな現象は初めてだ。
しばらくすると全体が黄色になってもう見分けがつかない。
何かの事情があったのだろうか。
自然は「どうして?」に満ちている。
それがおもしろい。









