行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

東京駅そして皇居

2014-10-21 20:00:25 | 風景
10月17日、久しぶりに都心に出かけてみました。


東京駅、丸ビルの前、
連れが用事をたしにビルの中に、
なかなか戻ってきません。
時間つぶしに、ビルのガラス戸に映る景色を写して見ました。


ビルの中の人、外を歩く人そして外の複数の景色が
一つの平面に雑然としています。


同じ場所からまともに写した東京駅と背後の高層ビル、
10月中旬の3時過ぎ、駅
舎の一部に影が濃く落ちています。


少し歩いて皇居へ、
大都会の真ん中のとても贅沢な空間、
ここの松林が美しく、好きな場所です。
芝の中にも入れ、
ゴザを持ち込んで只の贅沢を楽しんでいる人たちもいました。


松林を出ると、遠くに馬車が、
挨拶にきた新任大使の送迎のための儀装馬車です。
ちょうど帰りのときのようです。
白い馬もいて、東京とは思えない景色です。


送った後の空馬車ですが
近くを通りました。
どこかヨーロッパの国のようですが、
背景のビルは東京です。
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ジャコウアゲハ

2014-10-20 20:00:09 | 昆虫
9月~10月、ジャコウアゲハによく出会いました。
雌雄のジャコウアゲハ、
そして偶然に幼虫まで見つけました。


ジャコウアゲハのオス、
里山のウドの花に吸蜜していました(10/3)。


同じくジャコウアゲハのオス、
山のコセンダングサに吸蜜していました。


ジャコウアゲハのメスです(9/24)。
河原の草原、草の中にもぐり、
産卵の草、ウマノスズクサを探しています。


生物にとって子孫を残すことは重要課題、
人に見られていても
なりふり構わず、いっしょうけんめいです。


ジャコウアゲハの幼虫です(9/24)。
「着物をきた女性が縛られているような姿」と聞いたことがありますが、
そう見ればそのように見えます。
実はこの場所、7月ごろにジャコウアゲハが産卵をしていました。
その後、間もなく草刈りが行われ、
産卵の草であるウマノスズクサそして卵や幼虫も
刈り取られてしまったと思っていたのですが
残っていたものがあり、そのわずかなウマノスズクサを食べて
ここまで育ったようです。


そのウマノスズクサです。
ジャコウアゲハの幼虫はこの草だけを食草としており、
この草に産卵するのです。

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草薮の蝶(テングチョウ、ウラナミヒメジャノメ、コジャノメ、ヒメジャノメ)

2014-10-19 20:00:50 | 昆虫
草薮や林縁などを緩やかに飛び、
大きく移動することなく、
地味でとりあげられることの少ない蝶たち、
テングチョウ、ウラナミヒメジャノメ、
コジャノメ、ヒメジャノメ、
9月~10月の散歩中に撮ったものを集めて見ました。


タテチョウ科テングチョウ亜科、、
日本では、テングチョウ亜科に分類されるのは
このテングチョウだけだそうです。
顔の先に長く尖がる下唇ひげ(パルピ)を天狗の鼻に見立てて、
この名がつけられています。


翅を広げたテングチョウ、
珍しい蝶ではありませんが、
そう多い蝶でもありません。
成蝶で冬眠し、春先に枯葉の中から現れ、
何回か繁殖を繰り返し、秋に発生したものが冬眠します。


ウラナミヒメジャノメ、
淡いピンク色のミゾソバに吸蜜していました。
草薮などにたくさん見られるいわゆる普通種ですが
蛇の目模様のきれいな蝶です。


翅を広げたウラナミヒメジャノメ、
翅表にも蛇の目模様がたくさん見られます。


ヒメジャノメ、
こちらもよく見る蛇の目蝶です。


ヒメジャノメの翅表、
蛇の目も少なく地味です。


カナムグラにとまるコジャノメ。
ヒメジャノメによく似ていますが
大きな蛇の目紋の間の小さな蛇の目紋が4個あります。
ヒメジャノメはこれが3個、
ここが見分け方になるようです。


大きな蛇の目紋の間の小さな蛇の目紋が2個のものもいました。
多分、ヒメジャノメの蛇の目紋が
一つが消えてしまったと思われます。
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セセリチョウと花

2014-10-18 20:00:12 | 花と虫
眼が極端に大きく、3等身で茶色の地味な体色、
蛾と間違われることも多く、
きもかわいいとも言えるチャバネ、イチモンジ、オオチャバネ、
ミヤマチャバネ、キマダラのセセリチョウ5種、
どれも多摩の野に普通にみられる蝶です。
9月下旬~10月初旬の
花にとまったそんなセセリチョウを集めて見ました。


テイカカズラの花にきたセセリチョウ、
後翅裏の小さな白斑、チャバネセセリです。


コセンダングサに吸蜜するチャバネセセリ、
後翅裏の斑がほとんど見えません。


ピンクのコスモスの花の中に、
おなじみのイチモンジセセリです。
後翅裏の白斑が一列に並びます。


河原のアレチノウリの花にとまった
イチモンジセセリです。


サルビアでしょうか、
鮮やかな紫の花に吸蜜するのはオオチャバネセセリ、
イチモンジセセリによく似ていますが
後翅裏の白斑に角がなく、大きめ、
少し凸凹しています。


白いコスモスの花に包まれた
オオチャバネセセリです。


ミヤマチャバネセセリ、
上から2番目の白斑が特別大きいのが特徴です。
7月ごろ、多摩川の河川敷で何頭も見ましたが
9月、10月はほとんど見ることがありませんでした。
それでも草にとまって一頭だけ見つけました。


上の4種とは少し趣を異にしますが
キマダラセセリが野の小さな花に、
翅を広げた得意のポーズで吸蜜しています。
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ウラナミシジミ、ベニシジミ

2014-10-17 20:00:01 | 昆虫
10月8日の多摩川の土手、
たくさんのコセンダングサが茎を伸ばし、
花弁のない花を咲かせています。
この花、蜜が甘いのかいろいろな蝶が集まってきます。


そのコセンダングサに、
ウラナミシジミが何頭か飛びまわっていました。
翅裏の薄い褐色と白の縞模様が特徴
そして名の由来のシジミチョウです。


南方系の蝶で、春に南西日本の温暖な地域で発生し、
夏の間、繁殖をしながら北上し、
関東地方には秋の登場となります。


雪の降る地域では
ウラナミシジミは卵でも越冬ができず、
北上してきたこれらウラナミシジミは冬に死滅してしまいます。
温暖な地域で生き残ったものが春に発生、
そして夏に北上するというサイクルを繰り返します。


ウラナミシジミのオスの翅表、
薄い青色が全面に広がります。


メスの翅表、
オスに比べ青色が少なく
中心部に集中しています。


正面からのウラナミシジミ、
横からだとわかりませんが
翅にはこんなにうぶ毛が生えているのです。


傷みのないベニシジミがコセンダングサに吸蜜していました。、
もう秋型のベニシジミです。



多摩川からの帰り道、
道端に半自生している薄紫色のアゲタラムに
ベニシジミが吸蜜していました。
翅表に黒味が薄れ、秋型の翅色です。
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ウラギンシジミ、ムラサキシジミ

2014-10-16 20:00:17 | 昆虫
9月下旬~10月初めに見た
ウラギンシジミとムラサキシジミです。
他のシジミチョウと比較すると
大きめ、姿形も少し違い、
翅を開いた翅表がとても美しい色をしています。
また、成蝶で冬を越し、
花にとまることがほとんどないなど共通点の多い両者です。


ウラギンシジミ、
翅を閉じた翅裏は真っ白、
名前の由来です。
とまったときの姿形も少し変わっています。


上の個体、翅を半分開いてくれました。
メスのウラギンシジミです。
翅表は濃い茶色の地に
白色の斑が見られます。


完全に翅を開いた別のメス、
翅に傷みもなくこちらもきれいな個体です。


翅を開いたオスを見つけました。
なかなか翅を開いてくれないウラギンシジミなのです。
翅が少し傷んでいますが、
褐色の地にオレンジ色の斑がきれいです。


翅表のオレンジ色の斑が覗いています。
こちらもオスの個体です。
ウラギンシジミは成蝶で冬を越す蝶、
3月~4月冬眠した個体が先ず姿を現し、
10月ごろまで姿が見られます。


ムラサキシジミ、
この蝶も成蝶で越冬します。
翅を閉じた姿は越冬用なのか
地味、枯葉に似せているように思えます。


この蝶も翅をなかなか開いてくれませんが
翅を開いた翅表はびっくりするほど美しい青色です。
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アオイトトンボ、オオアオイトトンボ

2014-10-15 20:00:36 | 昆虫
昨日に続き、名に青があり、青色の美しい昆虫、
9月下旬から10月の初旬に見つけた
アオイトトンボそしてオオアオイトトンボです。


青緑色の小さなトンボが
草にその体を隠しながら、
ゆっくりと飛び、草茎にとまりました。
アオイトトンボです。


背中、腹部が光沢のある緑色、
眼は透き通るような水色がきれいです。


小さな池にもアオイトトンボを見つけました。


このトンボ、5~6月頃羽化した後、
池の周辺の林内の草地で暮らし、
9月~10月頃になると池に戻り生殖活動に入ります。


林間の草原のほぼ花の終わったヒメジソにとまったイトトンボ、
アオイトトンボより少し大きく、
体色も少し異なります。
オオアオイトトンボと思われます。
アオイトトンボとオオアオイトトンボ、
大きさが少し違いますがとてもよく似ていて区別が難しいのです。


マクロレンズで複眼を写して見ました。
大きな2つの眼、肩より外につき、
正面より両サイドがよく見える構造に思えます。
眼の色もアオイトトンボとは違うように見えます。
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秋の花にアオスジアゲハ

2014-10-14 20:00:47 | 花と虫
青色発光ダイオードの開発で
3人の日本人科学者が今年のノーベル物理学賞受賞しました。
今年は、科学分野ではあまり好いことがなかったのでうれしいニュースです。
その青色にちなんで、
青色のラインがとても美しいアオスジアゲハの
秋の花との共演です。


びっしりと花をつけた薄紫色の紫苑の花に
アオスジアゲハが夢中で吸蜜していました。


普段は素早く飛びまわる蝶なのですが
秋のせいか、紫苑の魅力に離れられないのか
ゆっくりと紫苑の花の上を飛びまわっていました。


南方系の蝶、秋田県が北限とされています。
昔は関東地方でも少なかったようですが
今は、都会の公園などでもよく見られる蝶になっています。


花も終わりに近づいた百日草にやってきたアオスジアゲハ、
秋も中盤のこの時期、長く生きてきた証、
翅が傷んでいます。


秋の野にたくさん見られるコセンダングサ、
蝶がよく集まる花でもあります。


クスノキの葉にとまったアオスジアゲハ、
この葉はアオスジアゲハ幼虫の重要な食草です。
産卵にきた雌と思われます。
アオスジアゲハは雌雄で外見は同じ、
生殖器を調べないと判断がつきません。
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アサギマダラin東京

2014-10-13 20:00:53 | 花と虫
10月10日、
東京稲城の自宅付近を散歩中、
フジバカマに翅を休めるアサギマダラを見つけました。
東京の市街地にこの蝶がいるのは珍しいことです。
多摩動物園の昆虫館は別として、
東京では初めて見るアサギマダラです。


タテハチョウ科に属する
翅の淡い水色の斑模様の美しい大型の蝶です。
この淡い水色からアサギ(浅葱)の名があります。


このアサギマダラ、
長距離を移動する蝶としてよく知られています。
夏、長野や東北の涼しい高原や山で生活し、
気温が低下してくると南へ、
九州や沖縄諸島、中には台湾まで、
2000km以上も移動するものがいることが明らかになっています。


この蝶もそんな移動中に
東京稲城の地にフジバカマを見つけて
立ち寄ったものと思われます。


フジバカマや同属のヒヨドリバナの花は
アサギマダラの大好物なのです。
しかし、フジバカマやヒヨドリバナはこの地には少ない植物、
家が立ち並ぶ中、庭のフジバカマをどうやって見つけたのか不思議です。


アサギマダラを後に
フジバカマの写真です。
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ナツアカネ、アキアカネ

2014-10-12 20:00:19 | 昆虫
秋のアカトンボ4日目、
最後はアカトンボの中のアカトンボ、
アキアカネとナツアカネです。


成熟したアキアカネのオス、やっと見つけました。
翅に斑紋がなく、
顔まで真っ赤になるのはこのナツアカネのオスだけです。


アキアカネと異なり、
羽化の7月ごろから平地にいるそうですが
夏は紅くなく、目立たないところにいることもあり、
見る機会はあまりありません。


ナツアカネはアキアカネに比べ個体数が少なく、
成熟してもメスは
アキアカネのメスと極めてよく似ていています。
捕まえて胸斑をしっかりと確認しないと区別がつきません。
写真上、一応ナツアカネのメスと判断しましたが
胸斑がはっきりと見えず自信がありません。


アキアカネのオス、
9月下旬になり、集団で山から下りてきたようで、
里山の田園にはたくさんのアキアカネが見られます。


2匹並んだ成熟したアキアカネのオス、
腹部は真っ赤になりますが
胸や顔は紅くなりません。


アキアカネのメスです。
胸の3本の黒斑の真ん中の斑が
途中で尖がっているのがアキアカネ、
ナツアカネはここが尖がりません。


木の枝の先端にとまる、これもアキアカネのメス、
木には、早くも来春の新芽が形成されています。
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