行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ウラナミシジミ、ベニシジミ

2014-10-17 20:00:01 | 昆虫
10月8日の多摩川の土手、
たくさんのコセンダングサが茎を伸ばし、
花弁のない花を咲かせています。
この花、蜜が甘いのかいろいろな蝶が集まってきます。


そのコセンダングサに、
ウラナミシジミが何頭か飛びまわっていました。
翅裏の薄い褐色と白の縞模様が特徴
そして名の由来のシジミチョウです。


南方系の蝶で、春に南西日本の温暖な地域で発生し、
夏の間、繁殖をしながら北上し、
関東地方には秋の登場となります。


雪の降る地域では
ウラナミシジミは卵でも越冬ができず、
北上してきたこれらウラナミシジミは冬に死滅してしまいます。
温暖な地域で生き残ったものが春に発生、
そして夏に北上するというサイクルを繰り返します。


ウラナミシジミのオスの翅表、
薄い青色が全面に広がります。


メスの翅表、
オスに比べ青色が少なく
中心部に集中しています。


正面からのウラナミシジミ、
横からだとわかりませんが
翅にはこんなにうぶ毛が生えているのです。


傷みのないベニシジミがコセンダングサに吸蜜していました。、
もう秋型のベニシジミです。



多摩川からの帰り道、
道端に半自生している薄紫色のアゲタラムに
ベニシジミが吸蜜していました。
翅表に黒味が薄れ、秋型の翅色です。
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