行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

川を覗くけば,鯉の産卵?

2011-06-25 15:55:50 | 風景
稲城市の中心を流れる三沢川を覗くと,多摩川から上ってきたのか,
緋鯉も見られますので,放流もされたのでしょう,
たくさんの鯉が川を泳いでいます。


写真,浅瀬にゆっくりと泳いでいた中型の真鯉たちですが,
よく見ると,体色が3種類あることに気がつきました(6/4)。
①黒に近い色のもの,②黄褐色のもの,③その中間,濃灰色のものです。
大きさはほぼ同じですので,同じ年代のものと思われます。
放流されたものと,野生種の違いなのか,
それとも人間と同じように,真鯉でも体色がいくつか存在するのか,
興味があるところです。


たくさんの大型の鯉が10匹以上一箇所に集まり,
争っているように水際でばたばたと尾びれを打ち,水しぶきをあげていました(5/14)。
これ鯉の産卵のように思えます。
そうだとしたら,雌はどれでしょうか,残りは全部雄なのでしょうか,
疑問そして興味があるところです。
いずれにしても,大きな鯉がこれだけ集まり,
一斉に暴れると水しぶきもすごく,インパクトがあります。
よくみるとこの鯉たちも,体色が黄褐色ものと濃灰色もの2種類あります。


この川にいるのは鯉だけと思っていましたが,
鯉に比べるとほっそりとスマートな魚がいました(5/14)。
いつもは三沢川では見ない魚です。
ウグイのようです。
これはたぶん多摩川から上ってきたものでしょう。
よく見るとうっすらと赤く婚姻色が確認できます。
産卵場所を求めて上ってきたのかも知れません。


最後にこんな生物も泳いでいました。
シマヘビでしょうか。
ちょうどカルガモの雛が孵化するころです(6/4)。
餌を探しているのでしょう,草に隠れ隠れ泳いでいます。

競い合う鯉の産卵すさまじき
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6月,山野の白い花

2011-06-25 00:06:58 | Weblog

稲城中央公園の林間の斜面に白い小さな穂状花を見つけました。
よく似たものにトリアシショウマといわれるものがありますので,
少し不安はありますが, たぶん赤升麻(アカショウマ)と思われます。


山地や丘陵の林縁,半日陰の場所によく見られるユキノシタ科の多年草です。
花は白色ですが,根茎が赤みを帯びているのでアカショウマの名があります。
この赤みの成分に脂肪吸収抑制効果があり,
最近,健康食品素材として注目されている植物だそうです。


やはり白い小さな花がたくさん咲くノコギリソウです。
葉が鋸歯のようにぎざぎざ状であり,この名があるようです。
葉を見れば一目でわかる花です。
キク科ノコギリソウ属の多年草です。
元来は高原などに自生する野草,
しかし園芸用に持ち込まれたセイヨウノコギリソウが
かなり野生化をしているようであり,
写真は撮影場所から考えるとそのセイヨウノコギリソウの野生種でしょうか。



上は昨年9月霧が峰で撮影のノコギリソウ,
こちらは場所から,たぶん日本の自生種と思われます。

さみしきや花は白きに赤升麻
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