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5月も下旬,ミズキの白い花がいつの間にか散り,
変わって,同じミズキ科のヤマボウシの花が同じような場所に咲いていました。
山法師,山帽子とも書かれるヤマボウシ,
本州から九州の山野に自生する落葉中高木ですが,
庭,庭園などにもよく植栽されています。
新緑の葉に白い笠をかぶせたような花が梅雨の季節を思わせます。
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このヤマボウシ白い花だけと思っていましたが,
薄紅色の花もけっこう見られます。
園芸用に開発されたものでしょうか。
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いまではとても馴染み深い樹の花となったハナミズキ,
ヤマボウシより一月ほど早い4月下旬ごろが花の盛りです。
1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が
アメリカのワシントン市に贈った桜の返礼として,
1915年に日本に渡ってきたのが,ハナミズキの日本での始まりのようです。
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近年, とても人気があり庭木,街路樹として,
多く使用され,愛され, 同名の詩や映画も作られているハナミズキです。
ヤマボウシに花がよく似ているので昔はアメリカヤマボウシとよばれていたようです。
花は,まだ葉が出る前に咲き,ヤマボウシより一樹の花数が多いのが特徴,
こちらも,花色はハナミズキの詩にあるように薄紅色と白色です。
やまぼうし雨の舗道に花散らす