行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

芍薬と牡丹

2011-06-10 20:22:36 | 花,植物
むし暑くそしてどんよりした梅雨空が続きます。
5月の明るい,さわやかな空がなつかしく思えます。
ちょっと気分を変えるつもりで,
5月の明るい空の下に庭に咲いていた芍薬と牡丹を載せます。




我が家の庭のハマナスによく似た花の芍薬です。
20数年,我が家の歴史とほぼ同じ期間,
毎年5月の中旬になると花開きます。
芍薬はボタン科の多年生草本,
毎年冬になると地上部は枯れてなくなります。


庭には植える場所もない中,
5年ほど前,なにげなく買ってしまった濃紅の牡丹です。
鉢植えで育てるつもりでしたが,
成長すると鉢では難しく,2年目に狭い場所に地植えしました。
今年は連休前に直径20cmほどの大輪花が7,8輪咲きましたが,
狭い場所に濃い花が押し合うようにあり,
また派手な原色花であることもあり,
優雅さ,気品に欠けているように感じます。
長い間かけて蕾を膨らませていましたが,
花が一週間持たないで散ってしまったのも少し残念です。


我が家ではありませんが,やはり近所に見つけた白い牡丹,こちらは花数も適当で
「座れば牡丹」といわれるあでやかさ,気品を感じました。
やはり,牡丹のように大きな花は広々とした場所にゆったりと,
そしてあまり強い色でないほうがよいようです。
芍薬は草本ですが牡丹は同じボタン科で木本,
したがって,冬も地上部が残ります。
花はよく似ていますがここが違い,見分け方になります。

「寒晴れやあはれ舞妓の背の高き」飯島晴子
季節は違いますが,なぜかこんな俳句が思い出されました。
コメント
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