『中国と韓国は「運命共同体」を構築すべき!』と中国が韓国へ呼びかけている。そして、韓国はそれに答えて、中国とFTAを結んだ。この国は南も北も中国の属国になる運命だったといえる。北朝鮮は既に中国に心臓を握られている。韓国も今回のFTAで心臓の半分を握られることになった。南北ともに中国に心臓を握られることになれば、もはや逃げる道は閉ざされていることになる。
中国は、FTA締結の後、中国と運命共同体になろう、と韓国に呼びかけている。安全保障面でアメリカと繋がっていた紐を切断して中国との紐を繋ぐ、という事だ。安全保障を中国に委ねれば必然的にアメリカはそのまま引き下がることになる。東アジアの安全保障の形態は一気に変わることになる。第2次世界大戦で形作られたものがこの時期になって変わることにどのような危機が起きるのか。
中国が提唱しているアメリカと中国の2大国で太平洋を2等分に支配する、という事。これは、中国が東アジアを含め西太平洋をすべて中国の支配下にするという事だ。そこで気になるのが日本と台湾。中国にとって日本と台湾は邪魔な存在。この2つの国家は簡単に切り崩しが出来ない。特に日本はアメリカとの友好、同盟関係が益々密になってきて、中国にとっては最大の難問題である。
中国は今後あらゆる点で日本に軍事的な圧力をかけて来るに違いない。特に尖閣諸島の略奪を目指して、そのための新しい軍事基地の建設をするといっている。中国の本気度は低くはない。それは南沙諸島のケースを見れば良く解る。既成事実を少しづつつくり、段々大きくしていく。尖閣諸島に民兵を上陸させ、小さな建物を作り、小さな軍事基地にする。そして砲台を築き、中国軍が駐屯する。このような形で尖閣諸島を大きく埋め立てて、滑走路やレーダー基地を建設すれば立派な軍事基地になってしまう。
中国の次の狙いは韓国を中国の軍事基地かであろう。日本に最も近い済州島に中国海軍基地の建設に取り掛かるはずだ。そして軍艦を常時駐屯させる。その後はレーダー基地の建設に当たる。韓国が中国の属国になれば、日本が最前線になることは確かだ。アメリカに
とって、日本が西太平洋の最大の防波堤になる最重要拠点である。韓国は中国の手中に収まると、極端な民族主義は弾圧され、最後は南北統一して中国の奴隷国家に落ちるだろう。