一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

アメリカよ、中国には手を出せないのか

2015-06-13 04:59:52 | 日記

南シナ海で中国はやりたい放題のことをやっている。いわば中国の独壇場である。周辺国はすべて中国よりも小さい国だ。中国は経済面、軍事面において周辺国よりも圧倒的に勝っている。この状態のまま中国のやりたい放題が続いたとしたら、西太平洋諸国は中国の傘下に入ってしまう。アメリカにはこの地域はそれほど必要としないのか。いや、そんなことはない。アジア戦略において、東アジアはアメリカにとっては重要な地域のはずだ。

今、東アジア、東南アジアにおいてはアメリカの力が弱まっている。そして、中国の力が極めて強くなっている。そこに南沙諸島における中国の埋め立ての問題が生じた。大体、中国がこの地域を領土だという主張に無理がある。本来ならば、国連の信託統治にして共同所有とすべきところである。国連事務総長が何もコメントしないことにも疑問がある。これだけ問題になっている所に、何も言わないのは中国に遠慮しているからだ。韓国国籍を持つ事務総長には中国に悪いことは言えないのだろう。自国の利益のことしか考えない事務総長は完全に失格だ。

アメリカは声高々に中国を非難する。それに対して中国が反論をする。アメリカは中国の不法行為を咎めるだけで、止めようと努力をしない。交通違反を巡査の前でしていても巡査が注意するだけで何もしないのと全く同じだ。注意を喚起するだけなら小学生でもできる。それをしっかりと取り締まることが出来なければ何にもならない。この南シナ海と言う地域はアメリカに何も影響を及ぼさないかと言うと、そうではないはずだ。ここは民間航路の真ん中なのである。そして、上空は民間航空機の航路の要所でもある。中国は埋め立て地を軍用だと宣言したことで、この地域を民間航空機が自由に航行できなくなる可能性が出てきた。重大な問題だ。

前にも書いたが、嘗てキューバにミサイル基地の建設が迫った時にケネディー大統領は強硬な手段を採った。ソビエトの船の海上封鎖である。ここまで行ったケネディー大統領はその後の世界を変えてしまった。キューバはソビエトの軍事基地を諦めたからだ。若しも海上封鎖をしなかったなら、キューバにはソビエトの軍事基地が出来ていたことだろう。今回は、場所が南シナ海だが、この場所に中国の巨大な軍事基地が建設されることになれば、少なくとも南沙諸島の東と西は分断され、北と南も分断されるだろう。そして、この地域を中心にして中国の軍事力が一層の巨大化を果たしていくのではないか。

アメリカの決断がなければ、中国は次に何を狙うのか。世界制覇だよ。

コメント
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