一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

市場カードを突きつける中国

2010-10-09 18:22:38 | 日記
中国は人権など問題ではない。市場カードを目の前に突きつけるだけでその効果は莫大なものになる。近代になってからこのような方法と取ったのはナチスドイツだけだった様な気がする。第二次世界大戦後では初めてではないだろうか。自国の考え方を強引に押し付ける、と云うやり方には、現代国家では初めてのことである。
この横暴さが罷り通ってしまうほど外の国の経済は疲弊しているということである。政治を経済が包み込んでしまうのである。人口で云えば、確かに世界で最大の国である。しかし、経済力は今までそれほど重要視してこなかった。侮っていたのかもしれない。
民主主義と云う言葉を中国は嫌っている。この言葉を出すたびに中国の民主化が問われる。強大な国になった中国が、これから世界をどのように牽引しようとしているのか。まさか、ナチスドイツを模倣しようとしているわけではないだろう。第四帝国を創造しようとしているわけではないと思うのだが。
貿易を主体とした中国が、政治において先進国としてどのように進んでいこうとしているのか。人権問題を無視してこのまま進むことは出来ない。国連の常任理事国として、発展途上国を指導していくという立場を忘れているわけではあるまい。世界の進む方向を誤った道に導いては困る。
市場カードを突きつけるのはいいが、民主主義と云うカードを忘れてしまっては困る。常任理事国が泣いてしまう。
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一党独裁に綻びが出た中国

2010-10-09 06:07:08 | 日記
中国がノーベル平和賞に異議を唱えた。自国の政治形態にけちをつけた人間にノーベル平和賞の受賞が決まったからだ。政治形態が、一党独裁が良いか悪いか、それは色々な意見があってもおかしくはない。意見に対して論説を加えることは自由であるし、そのような自由を制限することは民主主義に反することである。

戦前の中国は帝国主義国といわれる国によってバラバラになって国の体を為していなかった。それを第二次世界大戦後に、今の一党独裁によって立ち上がることができたのである。従って、一党独裁が総て間違っているというわけではないと思う。要は、どのような政治形態でも、永く続いた場合には、どこかに綻びが出てくるのは当然のことである。それを修正しながら運営をしていくのが最も好ましいことなのである。

中国は、近代国家として立派に成長してきた。今、この国の姿が世界から注目を浴びている。その国が、民主主義に外れたことをやっては恥ずかしいことである。世界第二、第一の国に成長するには未だ関門が幾つかある。それを乗り越えられるかどうかに掛っている。アメリカ合衆国、ロシア、中国の三大国が地球上に平和をもたらすことが出来るかどうかである。期待は大きいがまだまだ不十分なところが多く残っている。

民主化運動については、国の根幹を揺るがすほど大きい波を受けたのが天安門事件である。この事件、詳細は未だに解っていないことが多くある。このような事件に発展した背景には、二重構造、三重構造になった社会があるからである。どこの国にもこの問題は存在するが、中国の場合、その規模が余りにも多く過ぎる。未だに中国国内は、貧富の差が大きく広がっているのが現状である。これを幾らかでも解消しない限り、いつかは第二の、あるいは第三の天安門事件が起きないとも限らない。中国にとっては痛いところではあるが、この問題を解決すれば世界第一にのし上がることが出来るかもしれない。
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