カクレマショウ

やっぴBLOG

エベレスト・富士山・野口健氏

2007-02-11 | ■環境/科学
登山家の野口健氏。25歳にして7大陸最高峰を制した一流のアルピニスト。すごいなと思うのは、彼がエベレストの清掃活動をはじめとし、自ら実践しながら環境問題に一石を投じ続けているという点です。 世界最高峰「エベレスト」は、この山の測量に携わった当時のインド測量局長官のイギリス人ジョージ・エベレストの名前に因んでいます。地元のネパールではサガルマーター(サンスクリット語で「世界の頂上」)、チベットでは . . . 本文を読む

リベラル・アーツとエリート教育

2007-02-10 | ■教育
いわゆる「エリート教育」をもっと進めるべきだ、という声はあちこちで聞かれます。「エリート」という人材を体系的に創出する教育の仕組みこそが日本を再生させるのだ、と。だから学校にも「格差」があって当然だし、優秀な教員とそうでない教員もきちんと区別するべきだ…。 それはそれで一つの方策かもしれません。いつの時代でも、「エリート」が国や社会を引っ張ってきたのは確かですから。しかし、これまでと同じような考 . . . 本文を読む

「自殺は深刻な、しかし防ぐことのできる公衆衛生上の問題である」

2007-02-09 | ■青森県
イラク・バグダードで、またもやイスラム教多数派のスンニー派による自爆テロがあり、多数のシーア派の死傷者が出た模様です。イスラム教では自殺は禁止されているはずなのに、なぜ自爆テロが多いんだろうと不思議に思っていましたが、調べてみると、スンニー派の教義によれば、「敵」つまり非スンニー派に対する自爆はジハード(聖戦)としてアッラーによって天国に召される。ただし、民間人に対する自爆テロは単なる「自殺」であ . . . 本文を読む

パワフルな団塊世代

2007-02-08 | └社会教育
「農産漁村女性の日」青森県大会というイベントに参加してみたら、そのからみで3人のパワフルな団塊世代の方々と知り合うことができました。 お一人は、そもそもこのイベントへの参加を呼びかけてくださった元・高校の校長先生。退職後、本を執筆されたり、起業支援に携わっておられる方です。今回のイベントの講師をぜひ紹介したいということでお声をかけてくださったのです。その講師の方は女性起業家です。青森と東京、足場 . . . 本文を読む

どんな「バス」を走らせるか?

2007-02-07 | └社会教育
地域の住みやすさの一つの条件として、「生活交通の便利さ」があります。特に、自家用車を持たない高齢者や子どもたちの移動手段をどう確保するかということが注目されています。 青森県の場合、生活交通の核となるのは、なんといっても「バス」です。私は小さい頃、山間地に住んでおり、また家にクルマがなかったため、バスはなくてはならない交通機関でした。親と買い物に出かける時、友だちと町に遊びに出かける時、いつも「 . . . 本文を読む

「悪いニュース」と「いいニュース」

2007-02-06 | ■テレビ/メディア
マスコミが報道する「情報」を、仮に「いいニュース」と「悪いニュース」に分けてみたとしましょう。どちらが多いでしょうか? 調べてみたわけじゃありませんが、たぶん後者です。「悪いニュース」とは、視聴者が思わず顔をしかめたくなるようなニュース。いじめとかリストラとか事故とか殺人事件とか。できるだけたくさんの人に見たり読んだりしてもらうのがマスコミ最大の願いですから、そういうニュースの方が世間の耳目を集め . . . 本文を読む

「心でっかち」の危険

2007-02-05 | ■教育
しばらく前の朝日新聞に「心でっかち」という言葉がありました(2006年10月3日付け)。 北海道大学の山岸俊男教授(社会心理学)がつくった言葉だそうです。教育再生のキャッチフレーズのように使われる「子どものモラルの低下」とか「規範意識の向上」。これらは、「心がすべて」という考え方に基づいているのだという。いじめをなくすためには、いじめる子どもたちの「心を入れ替えさえすればいい」という考え方こそ、 . . . 本文を読む

『レ・ミゼラブル』覚え書き(その28)

2007-02-04 | └『レ・ミゼラブル』
第三部 マリユス 第三編 祖父と孫(岩波文庫第2巻p.418~p.481) タイトルの「祖父と孫」というのは、もちろんジンノルマン氏とマリユスを指します。老いてなおさかんな好色漢、ジンノルマン氏。鹿島茂氏の『「レ・ミゼラブル」百六景』によれば、それは「最晩年にいたるまで女狂いの止まらなかった」ユゴー自身を連想させるのだとか。ふうん、そうだったのか! そのジンノルマン氏は、幼い孫のマリユスを連れ . . . 本文を読む

「ディパーテッド」─「本家」との違い

2007-02-03 | ■映画
予告編を見たときから気になっていた映画です。よく知られているように、香港映画の「インファナル・アフェア」をマーティン・スコセッシ監督がリメイクした作品。本家の方は完結編の「III」まで公開されている人気シリーズ。そちらの方がずっといいという噂を聞いたこともあって、私は本家の方を1本も見てなかったので、「ディパーテッド」を見たあとで、とりあえず1作目だけは見てみました。 たしかに、警察とマフィアの . . . 本文を読む

「公的」には取り消したとしても…

2007-02-02 | ■社会/政治
昔からとても違和感を感じていたのが、「今言ったこと取り消してー」という言葉。 一度言ってしまったことを「取り消す」とはどういうことなのか。子どもの頃、大人たちが使うこの言い方が不思議でたまりませんでした。言ってしまったことは言ってしまったこと、聞いてしまったことは聞いてしまったことなんだから、いくら取り消しても言った方も聞いた方も心には残っているわけですよね。それは絶対に消すことができない。 . . . 本文を読む

青森の食材・料理は青森でこそ。

2007-02-01 | ■青森県
今日の日経新聞に、「首都圏1000人調査」として、「東北の食材・名物料理で思いつくもの」を23項目の中から選択してもらった結果が載っていました。 1位から3位までは、7割以上の人が選んでいます。1位は秋田のきりたんぽ鍋。ふぅ~ん。2位は仙台の牛タン。なるほど。3位は福島の喜多方ラーメンか。今や全国区ラーメンだもんね。 以下、4位が山形の米沢牛、5位は岩手のわんこそば。ここまでは6割以上をキープ。 . . . 本文を読む