カクレマショウ

やっぴBLOG

学校の勉強って社会に出てから役立つの? ─役立つんです!

2014-05-22 | └キャリア教育
リクルート「Career Guidance」2014年5月号掲載の“働いてわかった 社会人に聞いた「この教科が仕事に生きている!」”

これは面白い!

当時は何のためにこんなことを学ぶのか疑問だったかもしれない学校の勉強。好きで得意だった教科。逆に、どうしても苦手意識から抜け出せなかった教科もあるでしょう。いずれにしても、社会人になって仕事をしてみたら、実はいろいろな面であの勉強が役に立っている…という、大人のふりかえりと気づきですね。

例えば、広告会社の営業の仕事をしている男性は、「数学」を挙げています。「営業の仕事は、思っていた以上に数学を扱うことが多く、売り上げや効果など細かい仕事をしっかり把握し、数字を使って語れるのは自分の強み」と語っています。同じく数学を挙げている企業の研究員の方は、数学は苦手だったとしながら、「その数字の間にどういう関係があるか、その意味を考えていくのはむしろ文系的な側面で、日本史や世界史で「つながり」や「因果関係」をいろいろ想像して楽しんだ経験が活きていると思います」となかなか奥深いことを語ってくれています。

グローバル社会と言われる中で、「英語」を挙げている人が多いのは当然の流れか。まさに外資系のIT企業でSEをされている方は、「会話の中でも、何と表現したらいいのか迷っていると、20年くらい前に覚えた単語がふっと出てくるときがあって驚きます。」私にも、同じような経験があります。別に英語は好きだったわけではないのですが、一生懸命「受験」のためだけに頭に叩き込んだことって、けっこう頭の片隅に残っているものですね。当時はまだ「ヤワラカ頭」だったからなのかもしれませんが。いずれにしても、この方も言っていますが、英語は「単語や文法の基礎」が大事だということは言うまでもありません。

「体育」を挙げたIT企業の経営企画の担当者は、「自分はスポーツが苦手だったのですが、不得意なことにも挑戦することや、チームプレーの重要性を学びました」と、これも面白い視点ですね。学校で学んだことって、どこでどんなふうに役立つのかわからない。

インタビューに答えた14人のうち、半数の7人が「世界史」もしくは「日本史」を挙げてくれているのは、私にとってはうれしいですね! 「世界史」を掲げた人のほとんどは、外国がらみの仕事をしている方です。「相手の国の歴史的背景を理解していることは大切」。ウンウン、そうなんだよね! でも、たいていの高校生はそういうことに気づかずに、人名や地名や年号を覚えることに苦労している。歴史を学ぶって、固有名詞を暗記することじゃないんだけどなあ…。

だからこそ、こんなふうに「学ぶモチベーション」を高めてくれるような話を直接高校生たちに聞かせてあげたいと思うのです。子どもたちって、「何のために学ぶのか?」が、自分なりにクリアになって、納得さえすれば、なんぼでもやってくれますから。 それにしても面白いインタビューです。こういうのをもっとたくさん集めて、「青森県バージョン」って作れないかな。

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