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華麗なる一輪車の世界

2006-09-15 | └社会教育
昨日から青森市で開催されている東北地区社会教育研究大会。その開会を盛り上げるアトラクションで弘前市豊田児童センター一輪車クラブのステージを見ることができました。初めて見る一輪車の華麗な演技にすっかり酔いしれてしまいました。中・高校生、みんな一生懸命でした。こんなふうに、きれいな衣装を身にまとい、一体となって舞台の上で舞い踊ることができるようになるまでにはものすごい努力があったんだろうなと思うと涙が出そうにさえなりました。

豊田児童センターでは、20年ほど前に遊び道具として一輪車を導入、次第に「演技」を取り入れるようになり、一輪車競技大会に出場するようになります。以来、その高い技術力と表現豊かな演技力が高い評価を受け、日本はおろか世界大会でも優秀な成績を収め続けています。今年8月にスイスで行われた世界大会でも多くの種目で優勝または2位、3位を獲得するなど、現在も小学生から高校生まで約90名のメンバーが活躍しています。

今回は、ソロやグループによる8演目を披露していただきましたが、中学生のチームはかわいらしく、高校生のチームはダイナミックで、いずれも一輪車演技の魅力を存分に伝えてくれるものでした。ソロの演技ももちろん感動的でしたが、一輪車ダンスの魅力は、何と言ってもフリーとなる上半身つまり腕や手の動きと、流れるようなスピード感だと思います。集団の演技ではその美しさと速さがとりわけ強調されるような気がしました。

豊田児童センターは社会福祉法人が運営する組織ですが、こうした活動も立派な社会教育活動と言えます。指導者の卓越した技量はもちろんのことですが、地域社会の支援がなければ継続することはできないものだと思います。

こういう大会のアトラクションといえば、青森なら津軽三味線とかねぶたとかいわゆる「郷土芸能」っぽい演目が相場なのでしょうが、あえて一輪車演技という活動を取り上げた主催者のセンスには感服します。社会教育活動による子どもたちの「成長の証」をはっきりと見ることができたからです。

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