カクレマショウ

やっぴBLOG

岩隈選手、楽天入り決定。

2004-12-23 | ■野球/バファローズ/スポーツ
よかったと思います。岩隈選手は、自身のサイトでも書いているように、両親との関係がしっくりいっていないこともあって、奥さんの両親を実の親のように慕っているようです。その義父が元西武のコーチで、来シーズンから楽天のコーチを務めることになっていることも、彼が楽天入りにこだわった理由の一つだと思います。

この問題を、「江川問題」と同列にとらえ、「ゴネてるだけ」と言う人もいるようですが、今回の騒動は「江川問題」とは質が違います。いきなり自分のチームが消滅してしまったのですから。岩隈投手は、近鉄のエースですから。江川がいかにすごいピッチャーであっても、プロとしては未知数だったわけで、そんな新人の「ワガママ」を認めてしまった(「空白の一日」だかなんだかを利用して巨人入り成功)のとはワケが違います。

この問題は、そもそもオリックスというチームでプレーすることがどうしても納得できなかったということからスタートしています。オリックス球団社長の選手の気持ちを逆なでするような言動には、岩隈選手ならずとも納得いきません。それでも、プロテクトをかけられてしぶしぶオリックスに残った選手だっているのに…と言われるかもしれませんが、「実績」を持ち出されたらきっと何も言えなくなってしまうのでは? プロ野球は最後は実力の世界ですから、「残りたくない」と胸を張って言えるだけの成績を残さないことには。実績のある岩隈選手だからこそ許されたのです。

今回の騒動を見てつくづく思ったのは、実績のある選手がもっと自由にチームを選ぶことができるようになってほしいということ。FAの資格取得年数を5年にするとか、とにかく、ドラフトは本来の姿に戻して(逆指名などやめて)、最初の何年かは受け入れてくれたチームでがんばって実績を残してもらい、あとは好きな球団に移籍できる、とか。プロ野球全体の活性化にもつながると思うのです。

それにしても、楽天の投手陣、岩隈選手加入でようやく「1本柱」が立ったという感じです。なにしろ岩隈投手以外の投手の今年の実績は、最高で「4勝」ですから(川尻投手他)。2シーズン連続で15勝を挙げている岩隈投手といえども、一人で連投するわけにはいきませんから、「普通に」ペナントレースを戦うにはまだちと苦しいかも。

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