カクレマショウ

やっぴBLOG

塩で体を癒やす部屋

2013-10-30 | ■青森県
三沢市にある鈴木建設工業株式会社が数年前から手がけている「塩の部屋 いやしんす」。以前、建設業の異業種への進出という何かの記事で目にして以来、ずっと気になっていたのですが、今日初めて訪れることができました。

  

「塩の部屋」はまさに塩の部屋。天井や四方の壁には、淡いピンク色の食紅で染められた塩が米糊とともに吹き付けられ、床には少し大きめの塩の結晶が敷き詰められています。さらにナノサイズの塩の成分を含んだ空気が部屋中に満たされているという。壁の一面にはオレンジ色の岩塩の塊がインテリアのように配置されていました。とにかく塩だらけの部屋なんです。

突然の訪問にもかかわらず、担当者の方が丁寧に説明してくださいました。塩の部屋のルーツはヨーロッパらしく、天然の鍾乳洞の塩気が体にいいということで、ポーランドあたりでは、塩の部屋があちこちにあるのだそうです。確かに、据え付けられていた長椅子に寝そべってぼんやりしていると、ほんわかとした間接照明とごく静かな音楽も相まって、気持ちがしっとり落ち着き、気のせいか、体中の毒気が抜けていくような感覚。体への効果が本当に現れるまでにはしばらく時間がかかるということでしたが、頻繁に通ってくる方もいるそうです。

温度や湿度の管理装置など、コスト面でまだたくさん課題を抱えているとのことでしたが、県内では大鰐温泉の鰐comeにも塩の部屋があるそうです。温泉の後に塩の部屋でいやしんす。これまたいいなあ。こんな部屋でマッサージでもされたらますます効果抜群かも。

そうこうしているうちに、社長さんまでいらしてくれて、こういう取り組みを地元の子どもたちにも知ってもらいたいですね…と水を向けると、社長さんは近くの小学校の学校評議員もされているそうで、ぜひ!というお話になりました。まだまだ日本では知られていない塩の部屋、いつか大きな塩の花が開花するかもしれません。

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