まあ、考えようによっては「たかが閣議決定」ととらえることもできる。あくまでも憲法の解釈の仕方を今の内閣が勝手に変えたということで、憲法そのものは変わってはいないわけで。
日本の戦後民主主義は、「三権分立」つまり、司法、行政、立法の3つの権限をきっちり分けていることに依って立っています。憲法解釈が正しいかそうかはもちろん「司法」が判断することになっています。今回の憲法解釈をめぐる閣議決定は、本来「行政」の役割ではないはずです。しかも、通常の法律ならまだしも、国のおおもととなる「憲法」をたかが「その時の内閣」が勝手に解釈していいわけがありませんね。本末転倒とはまさにこのことです。
もう一つ気になるのは、憲法をめぐるこういう大事なことが、時の政治家によってさくさくっと決められてしまうことを子どもたちはどう見るかということです。少なくとも、あれ?学校で習ったことと違うぞ、なんてことはあってはならないのですよ。将来「より良き有権者」にならなければならない子どもたちに、間違った認識を植え付けてしまわないよう、政治家の皆さんには、しっかり民主主義の根本を、身をもって示して欲しいと思います。
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