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カクレマショウ

やっぴBLOG

ゲームを楽しめない「SAW2」

2006-07-11 | ■映画

前作「SAW」があまりにも衝撃的だったので、早く見たいと思いつつ、今更ですが、ようやく見ることができました。


今回は前作の監督2人が製作総指揮にまわり、ダーレン・リン・バウズマンという人が監督・脚本を担当。なんでも、「バトルロワイヤル」に刺激を受けて書いた脚本に、前作の監督(兼アダム役)リー・ワネルが目をつけて、アレンジした上で今回の脚本にしたのだとか。心理ゲームというより、バイオレンスの味付けが濃くなっているのはそういうわけか、と合点がいきました。


ジグソウが再び残酷なゲームを始める。様々な仕掛けが施された1軒の家に閉じこめられる8人の男女。その中に、刑事マシューズの息子も含まれていた。ジグソウの巧みな罠にはまっていくマシューズと警察。一方、監禁された8人は神経ガスにむしばまれながらも必死に脱出を試みる…。


8人には、ジグゾウから「解毒剤」を手に入れるヒントが与えられているのですが、彼らはそれを潔いほどあっさりと無視して、ひたすら力づくで脱出を企てていきます。その挙げ句、ジグゾウの仕掛けに次々とはまって残酷な死に方をしていく。これじゃジグソウも「ゲーム」を仕掛けた甲斐がないよなーと思ってしまいました。それもジグソウのシナリオ通りだった…とするにはあまりにも都合良すぎる気がします。「ヒント」は最後まで生きてはいくのですが、それにしてももう少し謎解きしてくれよーと言いたくなりました。


8人の「共通点」というのもありがちな設定だし、もっと深いところで実はつながっていた…なんていう脚本の練り込みは見られません。それがあれば、90分では終わることができない映画になっていただろうし、前作には及ばないものの、印象に残る映画のひとつにはなっていたのかも。


ラストは、ま、それなりの「どんでん返し」は待っていますが、前作ほどの衝撃はもちろんありません。ラストは前作と同じ「Game over!」というセリフで終わるのですが、「そう言われてもな~」というのが正直な感想です。


現在、「SAW3」の製作が進んでいるそうです。アマンダがジグソウの後継者になるのでしょうか? とりあえず、今度こそ期待しておきましょう。


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