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カクレマショウ

やっぴBLOG

当たり前のようにゴミを拾う

2006-04-01 | └社会教育
パリーグに続いて、セリーグも開幕。甲子園ではセンバツ。WBCで盛り上がった野球熱も一段とヒートアップといったところでしょうか。

しかし、今更ですが、「近鉄バッファローズ」がいないパリーグはいまだに淋しい。慣れろ、という方が無理です。図らずも「バファローズ」の名称を継承することになったオリックスには、中村ノリも北川も水口もいるのだけれど、彼らが近鉄のユニフォームを着ていないことに、まだまだ違和感を拭い去れない。新規参入でいろんな意味で話題を振りまいた楽天イーグルスには、礒部や吉岡が確かにいるけれど、あの頃と同じようには熱くなれない。

ところで、先日、とある食堂で昼飯中、たまたまテレビでPL学園の試合をやっていました。ピッチャーが投球しようとしたら、球審が両手を挙げてタイムの合図。マウンド付近に何やら白い袋のようなものが舞い込んできたのです。ピッチャーがそれを拾いました。私は、なんとなく、彼が近づいてきた球審に手渡すものと思って見ていました。ところが彼は、球審を手で制して、そのゴミをユニフォームの後ろポケットにさりげなく収めたのです。

それだけのシーンでしたが、何だかズキンとしてしまいました。ピッチャーとしてはそれは当然の行為なのかもしれません。しかし、高校生がゴミを拾って自分のポケットに入れる、そんな場面をあまり見たことがないので、「ほぉ~っ」と思ってしまったのです。

以前同僚だったある先生は、「廊下にゴミが落ちていたら拾う、そんな当然のことができなくてどうする」と口癖のように生徒に言っていました。もちろん、その先生自らが率先してそのことを実行していたのは言うまでもありません。

そんなことは、学校の先生じゃなくて、本来親がしつけるもので…。そりゃそうです。もちろんそのとおりです。しかし、現実、親がそんな当然のしつけができなくなっている、さらにそんな親を容認する社会になりつつある以上、「おとなの誰か」がしつこく言っていかなくてはならないのだと思います。それがたまたま「学校の先生」であってもいい。

PLのあのピッチャーのあの行動は、たぶん「親」のおかげだと私は思っていますが。

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